絶望は希望を感じる
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微クロスオーバー作品です。
駄文です。それでも良いと言う方のみどうぞ。
絶望の成り変わりは希望を欲すIFストーリー:音駒編
私黒澤美月は転生した。これが3回目の生である。
2回目の生は世界が絶望に包まれた時記憶を取り戻し、絶望した世界に発狂した。
自身が破壊しておいて自身で発狂した。
なんて面白みない展開だ。故に私は望んでしまった希望を。この世界ではもう味逢えない希望を。
そして私は江ノ島盾子の記憶と才能を引き継ぎもう一度、黒澤美月として生をえた。
現在中学3の最終進路を決める時期。学力的にはどこにでも入学できるけどどこに入学しようか?
原作を追うなら烏野、全国への熱望打倒牛若を望むなら青城、幼馴染との高校生活を望むなら白鳥沢。東京でもいいかな?音駒、梟谷、井闥山。関西でも良いかな稲荷崎。有名どころはこの辺だよね。そうそうここはハイキュウ!!という漫画の世界。
ダンガンロンパという殺伐としたゲームの世界ではない。首謀者である絶望私がいるけれど。希望を…私は絶望で発狂はもうしたくない…私は黒澤美月だから。あの絶望に耐えられなかった。なのに私は江ノ島盾子の記憶と才能は受け継いでいる。彼女の意識が私の中にないことが救いなのか。だからこの世界が絶望に包まれることはないはずだ。
江ノ島盾子の才能を纏めて絶望と呼ぶことにする。戒めのために。さぁ、どうしようか。私の高校生活。
私の中の絶望才能が弾き出した答えは音駒。彼らの希望 を感じたい。
全てを絶望のために断ち切ってきた私が希望を感じるために音駒に入学しよう。
と、思っていたのだけれど1年間白鳥沢にいた。いざ、東京に行くと言ったら色々と問題があった。
落ち着くの に1年かかった。両親は放任主義だから問題はなかった。
問題は幼馴染と信者たちがだ。幼馴染はまぁ、実家はこっちだし時間がある時帰ってくるからで納得してもらったし。春高で会えるよ。と声をかければ渋々納得してくれた。信者が大変だった。月様がいるところに我らは向かいます。月様が東京に行かれるのなら東京に支部を建てます。お待ちください。
そう言われまた、マンションが建った。東京に。そりゃ、建設するなら時間かかるよね。うん、納得。うん。うん・・・もう知らない。私知らない。どれだけの建設費がかかったとか私知らない。信者(金持ち)、月様に貢げるなら本望です。東京だろうとどこにでも月様に相応しいお住まいを建てます。お任せください。との事。すごいな絶望。怖いな絶望。
そういう訳で2年から音駒高校に転入いたしました。学校を掌握しないといけないよね。
ならやることは一つだよね。都立高校。だけどまぁ、なんとかなるか。
特に何事もなく数ヶ月たちバレー部と同じクラスにはならなかったので静かに過ごしていた。
しかし男子バレー部に問題があった。それが、なんとかなるのは分かっている。
それでも早くバレーをしてもらいたい。音駒の繋ぐバレーを。
インターハイ後、6月中旬。男子バレー部は女子マネージャーが欲しいのか部活に入ってない女子に声をかけているようだ。
黒「バレーボールに興味ないかな?マネージャー募集していて」
ちょっと困ったように言う彼ら「見学だけでもいいから。お願いしまーす」
黒「あ、おじょーさん。バレー部どうかな?」
「・・・見学だけなら」
黒「え!ほんと、ありがとう。見学今日で大丈夫ですかね?」
「え、うん大丈夫」
黒「なら、放課後迎えにくるから。あ、俺黒尾ね。よろしく」
「黒澤です」
約束を取り付けバレー部員は教室に戻って行った。なんか大変そうだな。先輩命令で探してこいとのことだそうだ。申し訳ないけどお願いしますとお願いされた。やっぱり早めに対処しないとダメだね。まずは、見学行きますか。
放課後黒尾君と話しながら体育館に向かい、入り口で大声で挨拶をし私を紹介する黒尾君
黒「お疲れ様でーす。マネージャー候補の黒澤さん連れてきました。今日見学して行ってくれるそうです」
「よろしくお願いします」
A「おお、よくやった黒尾!えっと黒澤さん可愛いね」
「はぁ、ありがとうございます」
B「彼氏いるの?俺彼女募集中」
「いえ、いないです」
黒「先輩の勢いがすごくて黒澤さんが困ってますよ」
C「ああ、ごめんね黒澤ちゃん」
「いえ」
A「黒尾着替えてこい」
黒「はい、俺着替えてくるから適当に見学しててね」
「うん」
黒尾は急いで着替えに向かったようだ。そして私は見学ではなく先輩たちに囲まれ話しかけられる。
練習はしないんですか?と聞くと渋々と言った感じで練習をし始めた。
ベンチ座って見ていいよと言われたがベンチに座ることなく見学をした。
「おい一年、勝手に休むな!」「一年!」「一年!」「一年!」
これではだめだ。一年生をいびり練習ができないし。まだ体験入部中の一年を酷使しすぎだ。
一年に色々仕事、サポートを任せ自分たちは何もしない。これでは一年が辞めていくだろうな。
威張り散らす先輩に皆嫌悪の感情。このままではいずれ爆発する。まだ、この威張り散らす先輩の言うことが正しければ許せるだろうが彼らはコートにいやユニフォームすらもらっていない。最終学年のインターハイで活躍がなければ腐るのは分かる気もするけれど。後輩の邪魔をする輩はバレー部に必要ない。
春高予選まで後数ヶ月、邪魔された方はたまったもんじゃない。皆早く引退してほしいと思っている状態だ。目の上のたんこぶ状態だ。
A「黒澤ちゃん見てる?どう?」
聞かれても困る。あなたのプレーに何も感じないのでさっさと辞めればいいんじゃないかな。
「えっと、バレーボールは詳しくないのでなんとも言えないんですが。素晴らしい才能をお持ちなんですね。練習をしたらもっと上手になるんじゃないですか」
A「えっそう。なら頑張っちゃおうかな」
「ええ頑張ってください」
手を振って練習に戻る先輩たちに気づかれないようにため息をつく。嫌味にも気づかないのか。嬉しそうに私をチラチラ見ながら練習をしている。それじゃ練習にならないでしょうが。
それにこの練習じゃダメだ。早く監督に復帰して頂かないと思い上がった練習に意味はない。それを律するものが必要だ。指導者がいないとこうなるのか。と実感する。未熟な生徒だけでは楽な方に流れていく。
「未熟故に指導者が早急に必要だね」
部活が終わり先輩たちが集まってきて勝手に話して去っていく。
B「黒澤ちゃん、遅くなっちゃたから送ってくよ。着替えてくるから待ってて」
先輩A、B、Cは着替えに部室に向かった。了承してないんだけどな。
黒「ごめん。黒澤さん」
「大丈夫だよ」
夜「迷惑かけてるよな。ほんとごめん」
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとうね。えっと」
夜「俺、夜久衛輔。よろしくな」
「よろしく。夜久君」
海「俺は海信行。入部は決めた?決めたならよろしくな」
黒「いや、こんな感じだし、入部は難しいかもだけど・・・」
「ふふ、黒尾君達は上手いね」
夜「さっき先輩達にも言ってたよな」
海「素晴らしい才能をお持ちなんですね。練習をしたらもっと上手になるんじゃないですか。だったかな」
「ああ、言いましたね。褒めてないですよ。遠回しの嫌味ですから。」
黒「えっ、うそあれ嫌味だったの?」
「才能ないんだから練習しないと上達しませんよ。ですね。上手い人は見れば分かりますし」
夜「あれ、そういう意味なのか。なんか意外だな」
「そうですか?努力もなく才能は開花しないし練習しなければセンスは磨かれない。要するに、私にかまけて練習する気がないならさっさと帰れば。と言ったんですが伝わらなかったみたいです」
黒「黒澤さん、いい性格してるのね」
少し話をしてやっぱり先輩達に困っているのがよく分かった。今日は黒澤さんがいたから助かった。先輩達が一年に絡まなかったからいつもより練習ができたし、本当にありがとうと言われてしまった。そしてどれだけバレーに力を入れているのかを聞いた。目標は全国制覇。そのためにここで燻っているわけには行かないと。
孤「クロ、そろそろ先輩達戻ってくるよ」
黒「黒澤さんがいいなら。明日マネージャー体験してくれませんか?よろしくお願いします!」
夜、海「「オネシャス」」
黒「研磨、お前も」
孤「決めるのは俺じゃないから。先輩が決めること」
「ふふ、えっと研磨君でいいのかな。ありがとうね。」
孤「孤爪研磨」
「黒澤美月だよ。好きに呼んでくれていいからね」
孤「今は、黒澤先輩って呼ぶ。めんどくさそうだから」
「確かにめんどくさいね今は。そうね、なら私は孤爪君って呼ぶね」
孤「うん、そうして」
黒「研磨くん、春ですかー」
孤「クロやめて、笑えない」
A「何が笑えないんだ孤爪」
孤「タイミング最悪」
「漫画のネタバレを黒尾君にされて」
B「黒尾それはダメだろ」
C「俺もネタバレはダメだわ」
A「確かにそれは笑えないわ」
「ですよね」
A「じゃ、黒澤ちゃん行こっか」
先輩3人と私は帰宅した。駅に向かい電車に乗って途中でカラオケ行かないとお誘いいただいたが丁重にお断りさせていただいた。
先輩達と行ったら何があるか分かったもんじゃない。逆に行って退部理由を作るのもありか。今日はもう遅いから帰らないといけないので、もう少し早い時間なら行きましょうと付け加え駅まで送ってもらった。
駅から出たらお金掛かるので駅構内でいいですよと行ったら納得してくれた。先輩達に家を知られたくないからね。と言ってもここ最寄駅じゃないしね。
次の日私は体育がないのに体操服を持って登校した。
登校時刻ギリギリに登校した私を黒尾君、夜久君、海君が教室で待っていてくれたようだ。
後ろから声をかけると驚いた声を上げながら朝の挨拶をしてくれた。
「おはよう黒尾君達何してるの?」
黒「ッぇ!あ、おはよう」
夜「よかった。無事学校きてくれた」
「来るよそりゃ。でどうしたの朝から」
海「昨日先輩達に連れて行かれて心配してたんだ。連絡先聞いてなかったし」
夜「心配だったんだ。先輩達に何か・・・」
黒「その、されたんじゃないかって。だから確認のため」
海「それなのに全然登校してこないから。」
夜「心配した」
「ありがとう。朝ちょっとバタバタてたから遅くなっちゃって」
黒「良かったらでいいんですけど。連絡先聞いても」
「いいよケー番、メアドでいい?」
3人と連絡先を交換し解散した。
ーメールー
黒[昼、迎えに行くからなー]
[了解です。お待ちしてます]
夜[本当に昨日大丈夫だったか?詳しく聞かせてくれな]
[大丈夫でしたよ。心配してくれてありがとう]
海[それで、入部する?]
[前向きに検討させていただきます]
海[それ断る時の常套句だよね。ということは断るんだね。残念だな]
[あ、今の所断らないよ。一応運動着持ってきたけど]
海[そうなんだね。良かった。楽しみにしてるね]
こういう時メールだと不便だね。今まではメールでやり取りしていて特に苦じゃなかったけど。メッセージアプリに慣れるとグループで連絡取れるから楽だよね。
放課後、3人が迎えに来て部室に案内され、着替えと荷物を置き体育館に向かった。
向かった先でまた一年を酷使する先輩達に挨拶をする
「マネージャー体験入部するなりましたの黒澤です。昨日に引き続きよろしくお願いします」
先輩達は一年生に絡むのを止め私のところにくる。そして進んで仕事を優しく教えてくれる。
一年に押し付けていた仕事を先輩達が私に。そして部活終わりに私を送っていく。今日も遊ぼと言われたが遅いので、明るい時間なら喜んでと伝え帰宅した。
さて、そろそろかな。情報も証拠も集まった。さて粛清しようか。
まぁ、こういう暗い部分は気づかれないように消しちゃおうね。
猫又監督が来月から戻ってくる情報があるし。その前に終わらせようね。
まぁ、ことが終わるまではこのまま体験入部で先輩達の目を引こう。
その後、必要ないかもしれないけどね。私は・・・さてそれまでやりますか。
ところ変わって帰宅中の黒尾と孤爪。電車に揺られながら話をしていた。
孤爪は携帯ゲーム機でゲームをしながら。
孤「ねぇクロ。黒澤先輩のこと気にかけてあげなよ。アイツらを引き受けてくれてるし」
黒「だよなー。いい子だよな黒澤さん。俺らの問題を引き受けてくれてさ。この間聞いたらバレーやってくれればいいっていうんだよ。いい子すぎるよな、ほんと」
孤「それだけじゃないと思うんだけど。でも助かってるのは確かだし。でも」
黒「どうした研磨」
孤「黒澤先輩は掴めない。何考えているか分からない」
黒「なるほど、今までにいなかったタイプでどう接していいか分からないと」
孤「・・・違う。そういうんじゃなくて・・・得体が知れない」
黒「でも、本心だと思う。バレーやってくれればいいってやつは。だから心配いらないと思う俺は」
孤「そう、ならそれでいいんじゃない。クロがそう思うならそれでいいと思うし。助かってるのも本当だしね」
この話は終わり各々最寄駅までゲームをしたり、携帯を見たりして過ごした。
そして7月になり猫又監督が復帰した。7月から梟谷グループの合宿も始まる。やる気のない先輩には退場願おう。部員達は先輩達に色々あったことなど知らなくていい。絶望の信者により色々されていたなんて事は知る必要はないことだ。
7月からあの先輩達はいなかった。少し前から学校にも来なくなったようだ。今は家から出ず引きこもりをしているという噂があるが本当かどうかは分からない。でもまぁ居なくなってくれてせいせいしているのも事実だ。
そして彼らが居なくなった代わりに7月から正式に黒澤さんが男子バレーボール部のマネージャーになった。黒澤さん何かしたとそれとなく聞いてみたけど躱されるだけだった。
黒澤さんは本当に音駒の繋ぐバレーが好きなようだ。俺たちのプレーを楽しそうに見ている姿を見るとあの時、勧誘して良かったと思う。
マネージャーの能力も申し分なく。どちらかというと有能だ。いや超有能だ。こんな人材、帰宅部に埋まっていたのかと思ったほどだ。俺たちはたった半月で黒澤さんをマネージャーとして受け入れていた。
バレーに集中できるように環境を整えてくれた。飲み物の用意、洗濯は勿論のこと。部に必要な備品の管理も完璧。俺たちのことをすごく気にかけてくれて何かあれば直ぐに対応してくれた。突き指だったり、捻挫だったり、体調不良だったり。当人が自覚がないものも、直ぐに気づいて対応してくれた。テーピングもできるとか有能すぎるでしょ。
それだけでもありがたいのに俺たちのサポートも忘れない。スコアの管理も、練習やとトレーニングの補助、指導も的確。相手高の情報収集、データ分析もお手のものだった。
そして、知らないうちに猫又監督と相談して広報活動をして資金調達もしてくれていた。
何よりバレーが好きだし念願の女子マネージャーだ。黒澤さんが俺たちのマネージャーになってくれて部員全員嬉しくてしょうがなかった。
黒「黒澤さんの歓迎会しよう」
夜「いいな。いつやる」
海「合宿の前日なら部も休みだしいいんじゃない」
黒「歓迎会で黒澤さんに男子バレボール部のジャージ渡そうと思っているんだけど」
海「いいと思うよ。合宿で一人音駒のジャージ持ってないのは可哀想だし。黒澤さん喜んでくれるよ」
数日後、新しいジャージが届いた。部活前にコーチから受け取ったのは黒澤。
これ、誰のだろう?大きさ的に夜久君?それとも孤爪君?まぁ、部室に置いておけばいいか。
ーメールー
[新しいジャージが届いていたので部室に置いてあります。誰のか分からなかったのでよろしくお願いします]
【添付写真:部室の机の上に置いてある新品の赤いジャージ】
黒[わかったありがとう。そのまま部室に置いておいてくれればいいよ。こっちで渡しておくから]
[よろしくお願いします]
よし、これでいいね。さてと準備しないと。
HRが少し長引いた教室。今から部活へ行こうとした時に来たメールを確認したところ
黒「やっちまったー!!」
夜「どうしたー?」
携帯のメールを見せながら
黒「黒澤ちゃんがジャージ受けとちまった。誰のですかって?」
夜「あ〜」
黒「やっくんのってことにしておくから。やっくん受け取りお願い」
夜「おーわかった。預かっておく」
海「部活行くよ。黒尾、夜久」
そして合宿前日。男子バレー部一同部室に集まり歓迎会。
明日合宿があるので簡単になってしまうがそれでも彼女に感謝を伝えたかった。
この半月で彼女はバレー部にいなくてはならない存在。仲間の証であるバレー部のジャージを合宿までに渡したかった。
黒「では、黒澤ちゃんの歓迎会を始めまーす」
「え?私の?黒尾君の主将就任挨拶じゃなくて?」
黒「そーでーす。黒澤ちゃんには迷惑かけちゃったしね。お礼と今後ともよろしくという気持ちを込めてね」
夜「ありがとな。美月」
黒「おま、名前!」
海「これからもよろしく!」
「「「「「オネシャス!!/お願いね」」」」」
「ありがとう。迷惑も色々かけると思うけどこちらこそよろしくね。呼び方はお好きにどうぞ」
黒「わかった。美月ちゃんって呼ぶな。で、これ受け取ってほしい。音駒のジャージ」
「あ、ありがとう。マネージャーのジャージはないのかと思ってた」
黒「いやいや、何言ってるのこの子は」
夜「そうだぜ。美月は音駒の俺たちのマネージャーだ。仲間の証がないわけないじゃん」
「仲間の証」
海「明日はそれ着てきてね」
「わかった」
孤「今、羽織ってみたら」
「え、あ、うん」
孤「うん、似合う。ね、トラ」
虎「え、あ、う、はっぃ」
「ありがとう」
黒「はいはーい。じゃ、美月ちゃん明日それ着てきてね。では各々楽しんでくださーい。ただ合宿もあるから羽目を外しすぎないようにお願いしまーす」
そして始まる夏の合宿。みんなどれだけ強くなるのか楽しみだ。
私は私にできることをしよう。私が希望を感じるために皆の希望をサポートを
《続けるなら合宿からかな。飛ばして3年のGWからでもいいかもね》
美月ちゃんってベンチに座らないのよ。なんでかなって思って聞いてみたら苦笑が帰ってきた。
より分からなくなった。
猫又監督にベンチに呼ばれてもベンチ後ろに立って話を聞いているんだよね。
何かあるのかな?美月ちゃんの中で線引きが・・・
その理由がわかるのは合宿中。ぼっくんが美月ちゃんに聞いた時だ。
ぼっくんの圧に負けた美月ちゃんが話してくれた。
「私2年生から音駒に編入してきたんですけど。以前の学校の癖が抜けないんですよ」
木「なんでそれがベンチに座らないことになるの?」
「裏切りのような。」
木「裏切ってるの?」
「いえ、それはないです。ただ、私の心の問題です」
木「それ黒尾達に話した?」
「いえ、話してないですね」
木「以前の学校ってどこ?俺知ってる?」
「多分知っているかと、全国常連ですし。去年、今年とインターハイに出場してますし。春高にも出てますから」
木「え!じゃ知ってるかも。どこ?」
「白鳥沢です」
駄文です。それでも良いと言う方のみどうぞ。
絶望の成り変わりは希望を欲すIFストーリー:音駒編
私黒澤美月は転生した。これが3回目の生である。
2回目の生は世界が絶望に包まれた時記憶を取り戻し、絶望した世界に発狂した。
自身が破壊しておいて自身で発狂した。
なんて面白みない展開だ。故に私は望んでしまった希望を。この世界ではもう味逢えない希望を。
そして私は江ノ島盾子の記憶と才能を引き継ぎもう一度、黒澤美月として生をえた。
現在中学3の最終進路を決める時期。学力的にはどこにでも入学できるけどどこに入学しようか?
原作を追うなら烏野、全国への熱望打倒牛若を望むなら青城、幼馴染との高校生活を望むなら白鳥沢。東京でもいいかな?音駒、梟谷、井闥山。関西でも良いかな稲荷崎。有名どころはこの辺だよね。そうそうここはハイキュウ!!という漫画の世界。
ダンガンロンパという殺伐としたゲームの世界ではない。首謀者である絶望私がいるけれど。希望を…私は絶望で発狂はもうしたくない…私は黒澤美月だから。あの絶望に耐えられなかった。なのに私は江ノ島盾子の記憶と才能は受け継いでいる。彼女の意識が私の中にないことが救いなのか。だからこの世界が絶望に包まれることはないはずだ。
江ノ島盾子の才能を纏めて絶望と呼ぶことにする。戒めのために。さぁ、どうしようか。私の高校生活。
私の中の絶望才能が弾き出した答えは音駒。彼らの
全てを絶望のために断ち切ってきた私が希望を感じるために音駒に入学しよう。
と、思っていたのだけれど1年間白鳥沢にいた。いざ、東京に行くと言ったら色々と問題があった。
問題は幼馴染と信者たちがだ。幼馴染はまぁ、実家はこっちだし時間がある時帰ってくるからで納得してもらったし。春高で会えるよ。と声をかければ渋々納得してくれた。信者が大変だった。月様がいるところに我らは向かいます。月様が東京に行かれるのなら東京に支部を建てます。お待ちください。
そう言われまた、マンションが建った。東京に。そりゃ、建設するなら時間かかるよね。うん、納得。うん。うん・・・もう知らない。私知らない。どれだけの建設費がかかったとか私知らない。信者(金持ち)、月様に貢げるなら本望です。東京だろうとどこにでも月様に相応しいお住まいを建てます。お任せください。との事。すごいな絶望。怖いな絶望。
そういう訳で2年から音駒高校に転入いたしました。学校を掌握しないといけないよね。
ならやることは一つだよね。都立高校。だけどまぁ、なんとかなるか。
特に何事もなく数ヶ月たちバレー部と同じクラスにはならなかったので静かに過ごしていた。
しかし男子バレー部に問題があった。それが、なんとかなるのは分かっている。
それでも早くバレーをしてもらいたい。音駒の繋ぐバレーを。
インターハイ後、6月中旬。男子バレー部は女子マネージャーが欲しいのか部活に入ってない女子に声をかけているようだ。
黒「バレーボールに興味ないかな?マネージャー募集していて」
ちょっと困ったように言う彼ら「見学だけでもいいから。お願いしまーす」
黒「あ、おじょーさん。バレー部どうかな?」
「・・・見学だけなら」
黒「え!ほんと、ありがとう。見学今日で大丈夫ですかね?」
「え、うん大丈夫」
黒「なら、放課後迎えにくるから。あ、俺黒尾ね。よろしく」
「黒澤です」
約束を取り付けバレー部員は教室に戻って行った。なんか大変そうだな。先輩命令で探してこいとのことだそうだ。申し訳ないけどお願いしますとお願いされた。やっぱり早めに対処しないとダメだね。まずは、見学行きますか。
放課後黒尾君と話しながら体育館に向かい、入り口で大声で挨拶をし私を紹介する黒尾君
黒「お疲れ様でーす。マネージャー候補の黒澤さん連れてきました。今日見学して行ってくれるそうです」
「よろしくお願いします」
A「おお、よくやった黒尾!えっと黒澤さん可愛いね」
「はぁ、ありがとうございます」
B「彼氏いるの?俺彼女募集中」
「いえ、いないです」
黒「先輩の勢いがすごくて黒澤さんが困ってますよ」
C「ああ、ごめんね黒澤ちゃん」
「いえ」
A「黒尾着替えてこい」
黒「はい、俺着替えてくるから適当に見学しててね」
「うん」
黒尾は急いで着替えに向かったようだ。そして私は見学ではなく先輩たちに囲まれ話しかけられる。
練習はしないんですか?と聞くと渋々と言った感じで練習をし始めた。
ベンチ座って見ていいよと言われたがベンチに座ることなく見学をした。
「おい一年、勝手に休むな!」「一年!」「一年!」「一年!」
これではだめだ。一年生をいびり練習ができないし。まだ体験入部中の一年を酷使しすぎだ。
一年に色々仕事、サポートを任せ自分たちは何もしない。これでは一年が辞めていくだろうな。
威張り散らす先輩に皆嫌悪の感情。このままではいずれ爆発する。まだ、この威張り散らす先輩の言うことが正しければ許せるだろうが彼らはコートにいやユニフォームすらもらっていない。最終学年のインターハイで活躍がなければ腐るのは分かる気もするけれど。後輩の邪魔をする輩はバレー部に必要ない。
春高予選まで後数ヶ月、邪魔された方はたまったもんじゃない。皆早く引退してほしいと思っている状態だ。目の上のたんこぶ状態だ。
A「黒澤ちゃん見てる?どう?」
聞かれても困る。あなたのプレーに何も感じないのでさっさと辞めればいいんじゃないかな。
「えっと、バレーボールは詳しくないのでなんとも言えないんですが。素晴らしい才能をお持ちなんですね。練習をしたらもっと上手になるんじゃないですか」
A「えっそう。なら頑張っちゃおうかな」
「ええ頑張ってください」
手を振って練習に戻る先輩たちに気づかれないようにため息をつく。嫌味にも気づかないのか。嬉しそうに私をチラチラ見ながら練習をしている。それじゃ練習にならないでしょうが。
それにこの練習じゃダメだ。早く監督に復帰して頂かないと思い上がった練習に意味はない。それを律するものが必要だ。指導者がいないとこうなるのか。と実感する。未熟な生徒だけでは楽な方に流れていく。
「未熟故に指導者が早急に必要だね」
部活が終わり先輩たちが集まってきて勝手に話して去っていく。
B「黒澤ちゃん、遅くなっちゃたから送ってくよ。着替えてくるから待ってて」
先輩A、B、Cは着替えに部室に向かった。了承してないんだけどな。
黒「ごめん。黒澤さん」
「大丈夫だよ」
夜「迷惑かけてるよな。ほんとごめん」
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとうね。えっと」
夜「俺、夜久衛輔。よろしくな」
「よろしく。夜久君」
海「俺は海信行。入部は決めた?決めたならよろしくな」
黒「いや、こんな感じだし、入部は難しいかもだけど・・・」
「ふふ、黒尾君達は上手いね」
夜「さっき先輩達にも言ってたよな」
海「素晴らしい才能をお持ちなんですね。練習をしたらもっと上手になるんじゃないですか。だったかな」
「ああ、言いましたね。褒めてないですよ。遠回しの嫌味ですから。」
黒「えっ、うそあれ嫌味だったの?」
「才能ないんだから練習しないと上達しませんよ。ですね。上手い人は見れば分かりますし」
夜「あれ、そういう意味なのか。なんか意外だな」
「そうですか?努力もなく才能は開花しないし練習しなければセンスは磨かれない。要するに、私にかまけて練習する気がないならさっさと帰れば。と言ったんですが伝わらなかったみたいです」
黒「黒澤さん、いい性格してるのね」
少し話をしてやっぱり先輩達に困っているのがよく分かった。今日は黒澤さんがいたから助かった。先輩達が一年に絡まなかったからいつもより練習ができたし、本当にありがとうと言われてしまった。そしてどれだけバレーに力を入れているのかを聞いた。目標は全国制覇。そのためにここで燻っているわけには行かないと。
孤「クロ、そろそろ先輩達戻ってくるよ」
黒「黒澤さんがいいなら。明日マネージャー体験してくれませんか?よろしくお願いします!」
夜、海「「オネシャス」」
黒「研磨、お前も」
孤「決めるのは俺じゃないから。先輩が決めること」
「ふふ、えっと研磨君でいいのかな。ありがとうね。」
孤「孤爪研磨」
「黒澤美月だよ。好きに呼んでくれていいからね」
孤「今は、黒澤先輩って呼ぶ。めんどくさそうだから」
「確かにめんどくさいね今は。そうね、なら私は孤爪君って呼ぶね」
孤「うん、そうして」
黒「研磨くん、春ですかー」
孤「クロやめて、笑えない」
A「何が笑えないんだ孤爪」
孤「タイミング最悪」
「漫画のネタバレを黒尾君にされて」
B「黒尾それはダメだろ」
C「俺もネタバレはダメだわ」
A「確かにそれは笑えないわ」
「ですよね」
A「じゃ、黒澤ちゃん行こっか」
先輩3人と私は帰宅した。駅に向かい電車に乗って途中でカラオケ行かないとお誘いいただいたが丁重にお断りさせていただいた。
先輩達と行ったら何があるか分かったもんじゃない。逆に行って退部理由を作るのもありか。今日はもう遅いから帰らないといけないので、もう少し早い時間なら行きましょうと付け加え駅まで送ってもらった。
駅から出たらお金掛かるので駅構内でいいですよと行ったら納得してくれた。先輩達に家を知られたくないからね。と言ってもここ最寄駅じゃないしね。
次の日私は体育がないのに体操服を持って登校した。
登校時刻ギリギリに登校した私を黒尾君、夜久君、海君が教室で待っていてくれたようだ。
後ろから声をかけると驚いた声を上げながら朝の挨拶をしてくれた。
「おはよう黒尾君達何してるの?」
黒「ッぇ!あ、おはよう」
夜「よかった。無事学校きてくれた」
「来るよそりゃ。でどうしたの朝から」
海「昨日先輩達に連れて行かれて心配してたんだ。連絡先聞いてなかったし」
夜「心配だったんだ。先輩達に何か・・・」
黒「その、されたんじゃないかって。だから確認のため」
海「それなのに全然登校してこないから。」
夜「心配した」
「ありがとう。朝ちょっとバタバタてたから遅くなっちゃって」
黒「良かったらでいいんですけど。連絡先聞いても」
「いいよケー番、メアドでいい?」
3人と連絡先を交換し解散した。
ーメールー
黒[昼、迎えに行くからなー]
[了解です。お待ちしてます]
夜[本当に昨日大丈夫だったか?詳しく聞かせてくれな]
[大丈夫でしたよ。心配してくれてありがとう]
海[それで、入部する?]
[前向きに検討させていただきます]
海[それ断る時の常套句だよね。ということは断るんだね。残念だな]
[あ、今の所断らないよ。一応運動着持ってきたけど]
海[そうなんだね。良かった。楽しみにしてるね]
こういう時メールだと不便だね。今まではメールでやり取りしていて特に苦じゃなかったけど。メッセージアプリに慣れるとグループで連絡取れるから楽だよね。
放課後、3人が迎えに来て部室に案内され、着替えと荷物を置き体育館に向かった。
向かった先でまた一年を酷使する先輩達に挨拶をする
「マネージャー体験入部するなりましたの黒澤です。昨日に引き続きよろしくお願いします」
先輩達は一年生に絡むのを止め私のところにくる。そして進んで仕事を優しく教えてくれる。
一年に押し付けていた仕事を先輩達が私に。そして部活終わりに私を送っていく。今日も遊ぼと言われたが遅いので、明るい時間なら喜んでと伝え帰宅した。
さて、そろそろかな。情報も証拠も集まった。さて粛清しようか。
まぁ、こういう暗い部分は気づかれないように消しちゃおうね。
猫又監督が来月から戻ってくる情報があるし。その前に終わらせようね。
まぁ、ことが終わるまではこのまま体験入部で先輩達の目を引こう。
その後、必要ないかもしれないけどね。私は・・・さてそれまでやりますか。
ところ変わって帰宅中の黒尾と孤爪。電車に揺られながら話をしていた。
孤爪は携帯ゲーム機でゲームをしながら。
孤「ねぇクロ。黒澤先輩のこと気にかけてあげなよ。アイツらを引き受けてくれてるし」
黒「だよなー。いい子だよな黒澤さん。俺らの問題を引き受けてくれてさ。この間聞いたらバレーやってくれればいいっていうんだよ。いい子すぎるよな、ほんと」
孤「それだけじゃないと思うんだけど。でも助かってるのは確かだし。でも」
黒「どうした研磨」
孤「黒澤先輩は掴めない。何考えているか分からない」
黒「なるほど、今までにいなかったタイプでどう接していいか分からないと」
孤「・・・違う。そういうんじゃなくて・・・得体が知れない」
黒「でも、本心だと思う。バレーやってくれればいいってやつは。だから心配いらないと思う俺は」
孤「そう、ならそれでいいんじゃない。クロがそう思うならそれでいいと思うし。助かってるのも本当だしね」
この話は終わり各々最寄駅までゲームをしたり、携帯を見たりして過ごした。
そして7月になり猫又監督が復帰した。7月から梟谷グループの合宿も始まる。やる気のない先輩には退場願おう。部員達は先輩達に色々あったことなど知らなくていい。絶望の信者により色々されていたなんて事は知る必要はないことだ。
7月からあの先輩達はいなかった。少し前から学校にも来なくなったようだ。今は家から出ず引きこもりをしているという噂があるが本当かどうかは分からない。でもまぁ居なくなってくれてせいせいしているのも事実だ。
そして彼らが居なくなった代わりに7月から正式に黒澤さんが男子バレーボール部のマネージャーになった。黒澤さん何かしたとそれとなく聞いてみたけど躱されるだけだった。
黒澤さんは本当に音駒の繋ぐバレーが好きなようだ。俺たちのプレーを楽しそうに見ている姿を見るとあの時、勧誘して良かったと思う。
マネージャーの能力も申し分なく。どちらかというと有能だ。いや超有能だ。こんな人材、帰宅部に埋まっていたのかと思ったほどだ。俺たちはたった半月で黒澤さんをマネージャーとして受け入れていた。
バレーに集中できるように環境を整えてくれた。飲み物の用意、洗濯は勿論のこと。部に必要な備品の管理も完璧。俺たちのことをすごく気にかけてくれて何かあれば直ぐに対応してくれた。突き指だったり、捻挫だったり、体調不良だったり。当人が自覚がないものも、直ぐに気づいて対応してくれた。テーピングもできるとか有能すぎるでしょ。
それだけでもありがたいのに俺たちのサポートも忘れない。スコアの管理も、練習やとトレーニングの補助、指導も的確。相手高の情報収集、データ分析もお手のものだった。
そして、知らないうちに猫又監督と相談して広報活動をして資金調達もしてくれていた。
何よりバレーが好きだし念願の女子マネージャーだ。黒澤さんが俺たちのマネージャーになってくれて部員全員嬉しくてしょうがなかった。
黒「黒澤さんの歓迎会しよう」
夜「いいな。いつやる」
海「合宿の前日なら部も休みだしいいんじゃない」
黒「歓迎会で黒澤さんに男子バレボール部のジャージ渡そうと思っているんだけど」
海「いいと思うよ。合宿で一人音駒のジャージ持ってないのは可哀想だし。黒澤さん喜んでくれるよ」
数日後、新しいジャージが届いた。部活前にコーチから受け取ったのは黒澤。
これ、誰のだろう?大きさ的に夜久君?それとも孤爪君?まぁ、部室に置いておけばいいか。
ーメールー
[新しいジャージが届いていたので部室に置いてあります。誰のか分からなかったのでよろしくお願いします]
【添付写真:部室の机の上に置いてある新品の赤いジャージ】
黒[わかったありがとう。そのまま部室に置いておいてくれればいいよ。こっちで渡しておくから]
[よろしくお願いします]
よし、これでいいね。さてと準備しないと。
HRが少し長引いた教室。今から部活へ行こうとした時に来たメールを確認したところ
黒「やっちまったー!!」
夜「どうしたー?」
携帯のメールを見せながら
黒「黒澤ちゃんがジャージ受けとちまった。誰のですかって?」
夜「あ〜」
黒「やっくんのってことにしておくから。やっくん受け取りお願い」
夜「おーわかった。預かっておく」
海「部活行くよ。黒尾、夜久」
そして合宿前日。男子バレー部一同部室に集まり歓迎会。
明日合宿があるので簡単になってしまうがそれでも彼女に感謝を伝えたかった。
この半月で彼女はバレー部にいなくてはならない存在。仲間の証であるバレー部のジャージを合宿までに渡したかった。
黒「では、黒澤ちゃんの歓迎会を始めまーす」
「え?私の?黒尾君の主将就任挨拶じゃなくて?」
黒「そーでーす。黒澤ちゃんには迷惑かけちゃったしね。お礼と今後ともよろしくという気持ちを込めてね」
夜「ありがとな。美月」
黒「おま、名前!」
海「これからもよろしく!」
「「「「「オネシャス!!/お願いね」」」」」
「ありがとう。迷惑も色々かけると思うけどこちらこそよろしくね。呼び方はお好きにどうぞ」
黒「わかった。美月ちゃんって呼ぶな。で、これ受け取ってほしい。音駒のジャージ」
「あ、ありがとう。マネージャーのジャージはないのかと思ってた」
黒「いやいや、何言ってるのこの子は」
夜「そうだぜ。美月は音駒の俺たちのマネージャーだ。仲間の証がないわけないじゃん」
「仲間の証」
海「明日はそれ着てきてね」
「わかった」
孤「今、羽織ってみたら」
「え、あ、うん」
孤「うん、似合う。ね、トラ」
虎「え、あ、う、はっぃ」
「ありがとう」
黒「はいはーい。じゃ、美月ちゃん明日それ着てきてね。では各々楽しんでくださーい。ただ合宿もあるから羽目を外しすぎないようにお願いしまーす」
そして始まる夏の合宿。みんなどれだけ強くなるのか楽しみだ。
私は私にできることをしよう。私が希望を感じるために皆の希望をサポートを
《続けるなら合宿からかな。飛ばして3年のGWからでもいいかもね》
美月ちゃんってベンチに座らないのよ。なんでかなって思って聞いてみたら苦笑が帰ってきた。
より分からなくなった。
猫又監督にベンチに呼ばれてもベンチ後ろに立って話を聞いているんだよね。
何かあるのかな?美月ちゃんの中で線引きが・・・
その理由がわかるのは合宿中。ぼっくんが美月ちゃんに聞いた時だ。
ぼっくんの圧に負けた美月ちゃんが話してくれた。
「私2年生から音駒に編入してきたんですけど。以前の学校の癖が抜けないんですよ」
木「なんでそれがベンチに座らないことになるの?」
「裏切りのような。」
木「裏切ってるの?」
「いえ、それはないです。ただ、私の心の問題です」
木「それ黒尾達に話した?」
「いえ、話してないですね」
木「以前の学校ってどこ?俺知ってる?」
「多分知っているかと、全国常連ですし。去年、今年とインターハイに出場してますし。春高にも出てますから」
木「え!じゃ知ってるかも。どこ?」
「白鳥沢です」
