婆娑羅海賊団 トリップ編
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『婆娑羅海賊団結成』
ここでに来てから数日が経ち、皆もここでも生活に慣れてきたようだ。今日は前から決めていた話し合いの日だ。どんな内容が話題に上がるか楽しみだ。私は部屋から出て話し合いをする場所に向かった。私の定位置は三成と小太郎の間と決まっている。並び方は私→小太郎→左近→元親→鶴姫→元就→慶次→政宗→小十郎→佐助→幸村→孫市→家康→かすが→吉継→半兵衛→秀吉→三成→私で円を描くように並んでいる
皆が席に着き話し合いが始まった
「・・・」私は皆が話しているのをただ聞いていた。皆が皆自分の意見を言うのだが私が聞きたいものではなかった
皆の話の内容は簡単なものだった。自分たちが戦国時代より弱いということ。何当たり前なことを言っているのかと言いたくなるが私は黙って聞いていた
「はぁ」とため息が出てしまった。こんな話をするためにこの場を作ったわけではない。
「姉上」
「うん?」
「どうかしたのですか?」
「いや、なんでもないよ・・・」と三成と少し話したがなんだか今日はやる気になれない私がいた
「くだらない」と言ったのが皆に聞こえてしまったようだ
「なんつったメイ」
「メイちゃん、今の言葉何?」とさまざまな批判の声があがる
「私、言ったはずだよ。皆は今までのように強くないってだからこれからのこと話して欲しいのに弱いだの強いだの私的にどうでもいい。これから今以上に強くなっていけばいいだけのことだしね。私が聞きたいのはここに来て君たちが何をしたか、これから海賊として何をしたいかというところであって、君たちの強さなんて二の次三の次だよ」と言うと反論する声が上がる
「メイ様、でもさ」
「左近、君たちが戦国時代で鍛錬しない日あった?」
「え?・・・ないっす!」
「じゃ、今は?」
「あ!」と気付いたらしい左近は口をつぐんだ
「そういうことね。鍛錬していたとしても前のように鍛錬できなかったしね。現世ではね」
「でも、どうやって鍛錬するんだい?」
「私が一週間何もしていなかったとでも竹ちゃん?・・・後で場所は教えるけど鍛錬場作ったから」
「メイちゃんは自分が弱いと感じないのかい?」
「え?私が?慶次。私貴方と、いえここにいる皆と一度も戦ったことがないのに私の強さが分かるなんてすごいね」
「え?だってメイちゃん」
「・・・ちょっと待っててくれる慶次。レーガ呼ぶから」と言って私は電電虫でレーガを呼んだ。それから少ししてレーガがやってきたので私はレーガの前まで行き話し始めた
「レーガ、彼らの話し相手をしてあげて」
「私がですが!」
「レーガお願いね」
「まぁ、分かりました・・・」
「何?」
「いえ、どうなされるのですか?」
「さぁ?それを話し合いたいのに、自分たちが弱いだの言ってるからね」と言って私は部屋から出て行った
「姉上!」と慌てて三成はメイの後を付いていった。。それを心配して吉継、左近も共に付いて行き。半兵衛と秀吉は何も言わずに後に付いていった。それを見送ったレーガは残った者たちに目をやった
「は?なんで出て行ったのメイちゃん」と言うのは佐助だった。それほどまで彼らにとって自分たちが弱くなっていることは重大なことだった
「呆れたからですよ貴方がたに・・・切り離して考えて欲しかったんですよ。メイ様は。今の貴方がたと昔の貴方がたを・・・貴方たちが弱いことはメイ様は分かっています。私ですら片手で貴方たち全員を瞬殺できます。それくらい貴方がたは弱い。メイ様ならなおのこと。」
「え?メイちゃんってそんなに強いの?」と驚いた口調で言う慶次に分かりやすく説明をした
「強いですよ。簡単に言うと皆さんはRPGでいうlv1の勇者で、メイ様はラスボスです。本気になったメイ様をこの世界の住人は止める術を持ちませんし、メイ様の技の一つで世界ごと消滅します」
「・・・今なんと!」と驚く幸村に驚きますよねと言って話し続けた
「メイ様は様々な世界を渡っていました。その世界の技、術全てメイ様は今現在使うことができますし。体術だけでもメイ様は強いですよ。一度手合わせをしてみたらわかりますよ」
「でも、私たちはメイに呆れられたのだろう」と心配した様子のかすがにレーガは優しい声で言う
「ふふ、メイ様は鍛練場で皆様をお待ちですよ。」
「Ah、鍛練場で?」
「皆様を鍛え上げるんでしょうね」
「メイが我らをか」と言う元就にレーガは昔のことを思い出しながら言った
「私もかつてはメイ様に鍛え上げられた一人です。メイ様がいらっしゃらなかったら。私はとうの昔に死んでおります。付いて来てくださいご案内いたします」とレーガは言う歩き出した
その時のメイたちは
「姉上?」と心配そうに私に話しかけてくるのは三成だ。こんな私を三成は見たことがないから心配してくれているのだろう
「うん何三成」と言うとほっとした顔になった
「メイ君。鍛練場に連れて行ってくれるんだろう?」というのは私のことを理解している半兵衛だ
「うん」
「君のためにも強くならなくてはね。秀吉」
「うむ、ここで生きていけるだけの強さを」
「そうだね。最低でも自分の身は守れるぐらいにならないとね」
「そうよな。姉姫の言うてることが正い、正い」
「すいませんでしたメイ様」
「何が?」
「え?だってその」
「気にしてない。私だって分かってるからね」
「姉上。本当はどのような話をしたかったのですか」と聞いてくる三成に私は答えた。後ろで聞いている豊臣以外のものにも聞こえるように
「そうだね。まず前提に君たちがあと三週間のうちにこの世界で生きれるだけの力を手に入れたとしての話だけどね」
「はい」
「それだけを手に入れたところでこの先に進むことは困難だということを踏まえて話し合いたかったんだ」
「それはここから先進めないということですか?」
「そうだね。今の皆じゃ死にに行くようなもの。だからどうするか?という事を聞きたかったんだ」
「メイならばどうする?」
「秀、そうだね私なら自分たちのレベルにあった場所に行く。つまりはグランドラインの逆走だね。ただ逆走しても意味がない。このシャボンディ諸島はグランドラインの中盤の島だからね。ここにいる雑魚ですら皆にはきついのが現状」
「なら、どう逆走する姉姫」
「カームベルトを通ってEast BlueかSouth Blueに向かい。グランドラインの玄関から始める」
「ちょっと待ってくださいメイ様!確かカームベルトって無風地帯で大型海王類が沢山いる場所じゃなかったすっか?博打っすか?」
「そこら辺は気にしないでなんとかなるから。まぁ行くとしたらEast Blueかな。みたいな事を皆と話し合いたかったわけ。後は海賊団の名前とか、船に欲しい最低限の設備とかね。」
「それは重要だね」
「設備は特にね。船はそこまで大きくないからね。自分たちの成長に合わせて船も拡張していけばいいと思うし、だから最低限の設備を決めて欲しかったんだ」
「ふむ、だそうだが皆の意見はないか?」と鍛練場の外から様子を伺っていた皆に対し秀吉は質問した
「「「メイ(殿)」」」と信号機、政宗、幸村、慶次が勢いよく鍛練場に入ってきた
「船に鍛練場が欲しいでござる!!」
「そうだな」
「そりゃ~いいね」
「却下!甲板で鍛錬して、次の人」と言うと落ち込んだ後何ででござるか?と幸村が詰め寄ってきた
「姉上は最低限のものだと言っているだろうが真田。鍛錬などどこでもできるであろうが」と私の代わりに三成が答えてくれる
「工房とかは造れねぇかメイ」
「私も欲しいけど・・・最低限ではないかな」
「そうだな。それよりよ。船の大きさはどれくらいなんだ?」
「あまり大きくないよ。全長30m、生活スペースは5LDKだね」
「そうか」
「始めだしこんなものでいいと思うし。さっきも聞いていたと思うけど船も拡張なり乗り換えるなり私たちの成長に合わせて変えていけばいいと思うしね」
「確かにな」と納得してくれる元親
「えっと、はじめから付いているのキッチンだけなのメイちゃん」と基礎的なことを聞いてくれた佐助に感謝しながら答える
「キッチン、お風呂、トイレはついているよ」
「そうなんだ」と納得してくれたようだ
「メイ殿、鍛冶場を作るべきだと儂は思う」と自分の意見を言うのは家康だ
「うん、なんでかな?」
「儂らの武器はメイ殿によって作られた特殊な武器だ。メイ殿にしか扱うことができない」と、なければ困るものだときちんと理解している。家康に周りはそうだ、確かにと頷く
「うん。それで」と私は相槌を打ちながら話を聞く
「この世界では戦いは避けられないなら尚の事
万全の体制で戦うためには武器のメンテナンスは欠かせない。ならば鍛冶場が欲しいと思う」
「・・・だって皆はどう?」
「賛成だ」と皆を代表していうのは小十郎だ
「じゃ、後1部屋か」
「0部屋よ。我は大勢で就寝したくないわ」
「それも、含め多数決だね元就」と言うと嫌そうな顔をしたが渋々納得して男子に話し始めた
「あの、メイさん。なんで1部屋か0部屋何ですか?」と聞いてくる鶴姫に私は優しく答える
「鶴ちゃんはどこで寝るのかな?」
「あ、そうでした。私たちが寝る場所も考えなくてはいけないんですね」
「そ、まずは私たち女子4人の部屋、男子が14人いるから7、7人で2部屋使うか、5、5、4人で3部屋使うかで残りの部屋数が決まるんだよ」
「分かりました」と鶴姫と話しているうちに男子の方が決まったようだ
「で、君たちはこの二つの内どちらがいい?」と男の方を向いて言うと皆後者の3部屋でお願いしますと言う
「部屋は決まったね。どうかした?」
「生活スペースが5LDKだったな」
「うん、そうだけど片倉」
「機材類などは考えなくていいのか、確か海水を真水に変えるものとかあった気がしたが・・・」
「器材類は大丈夫船の空きスペースに入れてあるから」
「船の甲板に小さい畑とかできねぇか。食料とか困るかもしれねぇしよ」
「畑か、潮風にやられそうだけど・・小さいものでいいんだよね、それかプランターになってしまうけど」
「ああ、頼む。プランターでも構わねぇ。無理を言ってるのは承知の上だからな」と言う小十郎
「ま、頑張ってみるよ」と言うと言いづらそうに小十郎が話しだした
「何だ、メイ。今更だが名前で呼んでくれて構わい」
「小十郎?」
「ああ」と少し顔を赤くした小十郎がいた
「決めたぜメイ」と政宗が私の方に向って言う
「うん?何を・・・」と私が言うと
「某たちの」
「海賊団の」
「名前をよ」と上から幸村、慶次、元親が続けていう
「そうなんだ。でどういう名前?」
「「「「「「「「「「「「「婆娑羅海賊団」」」」」」」」」」」」」と今度は一斉に13人全員で言う
「婆娑羅海賊団か・・・私たちだけを意味する婆娑羅者だけの海賊団か。いいんじゃないかな」
婆娑羅海賊団あと三週間で始動します