IFストーリー:龍が如く7(メインストーリー)
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トイレ行って戻ってきたらもう何でこんな雰囲気になっているんだろう?
どうしょうもないな本当に
扉を開け中に入ると一斉に私にくる視線
「ミッちゃん!無事だったのね」とサッちゃんが私に近づき体を触りながら無事を確認した
「私は無事だよ。と言うより何故にこうも険悪な雰囲気になるのか私に説明してもらいたいんだけど。皆んな不器用通り越して器用だね」
「ミッちゃん?」
「イチさん達も異人三トップ3人も落ち着いて欲しいね本当に。私がここにいる意味がないじゃない。いらないなら私帰るよ?」
「「「美月、美月ちゃん!!」」」と異人三トップである3人が驚いた声を上げる
「そうは言ってもな美月」
「そうだよ美月ちゃん」
「くだらない見栄とメンツは横に置いておいてくれる?本当にしょうがないな。今の現状ちゃんと分かってる?私ちゃんと説明したよね」
「だが、美月。メンツは大切だ」
「今はメンツなんて物はそこら辺に捨ててきなさい。なりふり構っていられない状況なんだから」
「「「・・・」」」
「天佑、刺客はいつ放ったの?」
「う、うーん春日くん達がくる数分前だよ」
「なら大丈夫ね。後10分時間をもらえますかイチさん」と言って私は仲間の3人に頭を下げた
「でもよ、ミッちゃんナンバが」
「大丈夫よ。ナンバさんの刺客なら馬淵が止めてくれるから」
「はあ!どう言うことだよミッちゃん!?」
「サクッと話終わらせたいので簡潔にお話しします。話が終わってから質問お願いします」
「おう」
「まず私の立ち位置はイチさん達の仲間だと思っています。異人三よりイチさん達の味方です」
「ちょっと待ちなさい美月」
「ソンヒは置いといて話しますね。
私がコミジュルに行かなかったのはナンバさんの事があったからです。今考えると行けばよかったと後悔してます。ナンバさんに弟さんのことを以前に聞いていたので私がコミジュルの2人と仲が良いと分かるとナンバさんが疑心暗鬼になると考えていきませんでした。コミジュルの2人特にソンヒは不器用でナンバさん、イチさん達に対し言葉選びが悪かったと思ってください。プラス悪ノリの賜物です。本当はナンバさんを保護したかっただけなんですよ」
「保護って。ええ?!そんな感じしなかったけど」とサッちゃんが言うとイチさんと足立さんがうんうんと頷くのが見えた。どれだけ悪ノリのしたのか気になる
「次に偽札の件ですが、先程会長が話した通りなので省かせてもらいます。異人町の肉の壁の大元で一番守らなければならない物だと思ってください」
「それはよく分かったよ美月ちゃん」と足立さんが言うのに対しイチさんもサッちゃんも同意した
「現状ナンバさんは今馬淵によって横浜流氓から守られています。それは何故か馬淵はある人から与えられた餌に食いついただけです。そのせいで横浜流氓を裏切りました。馬淵への餌は異人三の謎を調べるための餌を撒き真実にたどり着けばあるポジションにでもつけてやる的な物です。なのでその情報を持っているナンバさんは死んでも守るのでナンバさんの命は安心ですよ」
「異人三の謎が公になれば肉の壁の効力は無くなります。となると何が起こるか。外からの勢力が入ってきます。近江連合のことです。で馬淵のことに戻りますが先ほど言ったポジションですが近江でのポジションということになります」
「マジかよ」
「近江といえば今半分は神室町にいますね。神室町を見れば分かると思いますが近江を私兵の如く使える人がいます。それは誰か、現東京都知事の青木です。青木はBJの創設者の1人です。青木は今以上の権力を欲している。そのため幹事長の権力の源である異人町の謎を追っていました。馬淵を使い野々宮さんを殺したのは青木ということになります」
「・・・」
「で、ナンバさんが今いる場所ですがコミジュルも異人三も迂闊に手が出せない場所にいます。もう何処だかわかりますよね」
「BJか」
「そうです。きっとナンバさんと一緒に馬淵もいますよ。でこれから青木がするであろう事が問題なのですがまずはナンバさんを迎えにいきましょう。質問ありますか?」
「ミッちゃんはいつから調べていたの?」
「この件は野々宮さんが亡くなったと知った時からです。だって野々宮さんが自殺するなんてあり得なかったから。イチさん達に葬式で会う前に野々宮さんは自殺でないことは分かっていたのですぐコミジュルに情報を求めました」
「ああ、直ぐに美月に乙姫ランドの情報を渡したな」
「本当に近江が来るのか?」
「そうですね。これは可能性の話です。ただ近江が来るのは次の段階に入るので今話しても仕方ありません」
「仕方がないって言われると聞きたくなるんだが」
「近江が来る可能性が大いに有り。異人町が混乱する未来があるとだけ知っておいてください」
「ミッちゃんこの人達と仲がいいみたいだけどどういった関係なの?」
「関係ですか?前にもいったと思いますが私は異人三のシノギの税理士ですよ」
「何いってるの税理士だけじゃないでしょ。美月ちゃんは異人三の相談役だよ」
「私らは美月を「「異人三の軍師」」と呼んでいる」
「困った事があれば美月に相談すると。直ぐに最善の方法で解決してくれるのでな。いつも助けられている」
「ミッちゃんって凄い奴なんだな!軍師ってカッコいいなミッちゃん!」
「え?イチさん?」
「どうしたんだミッちゃん」
「どうしたもこうしたも」
「ミッちゃんは仲間だぞ」
「・・・えっと」
「どうせ隠し事していた私は仲間じゃないと言われるとか思ってたんだろうが、そうはいかないからなミッちゃん!」
「え?だってイチさん」
「俺にとってミッちゃんは気の利く可愛い仲間だ。俺らみたいなオッサンの世話を甲斐甲斐しくしてくる優しい子だ。それに情報だって喋らないのは当たり前だ。流石ミッちゃんだ」
「?」
「だってよミッちゃん。個人情報を勝手に話す奴信用できないだろ。それにミッちゃんのは仕事だろ。情報漏洩なんていたらダメだろうよ。俺も一応会社経営してるから情報の大切さは分かる。それを仲間だろうと軽々しく話す奴なんて信用も信頼も出来るわけもねえ。俺の中でミッちゃんの株上がりっぱなしだぜ。それに俺らにはいない頭脳派だしな」
「そう言うことよミッちゃん」
「ふふ。よかった」と嬉しそうにふんわりと笑う私に仲間は笑顔だった
「だから最初に仲間だと思ってますなんていったんだろ。美月ちゃんは可愛いねえ」と言う足立さんい私は恥ずかしくて照れた顔をした
「「・・・う!」」と変な声が聞こえ声がした2人を見ると胸を押さえていた
「おい、どうした!」とイチさんの心配した声が聞こえたがソンヒと会長は呆れた顔をしていた
「気にする必要はない春日。この2人は美月にやられてるだけだ」と本当に呆れた声で言う会長になんとも言えない気持ちになる。それを聞いた仲間達は驚きの声を上げる
「はぁ!」
「こいつらは美月に惚れていてな。美月の行動一つ一つにこんな感じだ。だから気にするな」と言うソンヒに誰も何もいえなくなった
「それって、さっき大丈夫だったのかミッちゃん?趙の所に置いて行ったの」
「大丈夫ですよ。天佑は私の嫌がることはしませんから」
「なら、いいけどよお」
「私が困ります。今度からは美月さんをしっかり連れて行ってください。趙さんのところにいると知ってどれだけ心配したか!」とハン・ジュンギがイチさんに抗議を入れる。ソンヒは恥ずかしいって顔をしておでこに手を置いてため息をついている
「お、おぅ」と困惑しながら返事をするイチさんに私はそろそろナンバさんのところに行きましょうと言い会合をしている部屋から出て行った
「ミッちゃん待って私もいくわ」
私に続いてサッちゃんが廊下に出てきたその後に足立さん、イチさんが出てきたので外に向けて足を進めようとしたところで後ろからハン・ジュンギが話しかけてきた
「皆さん少々お待ちください」
「なんだ?」
「いえ、ナンバさんの情報をと思いまして。美月さんが言ったようにBJにいると思いますので施設の監視をしておきます。何か有れば美月さんにご連絡します」
「おう、ありがとうな」
「ジュンギありがとう。後、頼んだこと迅速にお願いね」
「ええ、分かっております。コミジュル全員で事に及んでおりますのでご安心ください」
「じゃ行ってくるね。またねジュンギ」