銀河防衛軍 GDF
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
到着し車を降り元帥府前の階段を上り始めた瞬間。地面が揺れアスファルトが盛り上がる。出てきたのは円柱の様な形の土で出来上がったそれは、私には馴染みのあるもので次にそこから溢れ出す巨大な何かを思い浮かべる。さて、どうしたものか?私は休暇中だし、ここで私に付いてくる物はいない。私が言っても誰も、、、
土の盛り上がりを見た見た周囲の
初めてみる奴らを前に、人は戸惑い何もできない。帝国軍人ですらあり得ない物を前にしてなす術はない。ブラスターを乱射する人、逃げ惑う人、食われる人、動けない人。もちろん横にいる彼も動けないでいる。
奴らは建物の中まで“まず”侵入してこない。大切な人を守るために手をしっかり握り元帥府に駆け込んだ。
彼女に引っ張られ元帥府に入り我に帰ったミュラーは急いで彼女を連れ閣下の元へ走る。元帥府内で走る。それだけ緊急事態なのだ。見たこともない大きさのアリの様な奴は人を簡単に、赤子の手を捻るかのように命を刈り取った。あれは何なんだ。落ち着け。慌てたところで何も変わらない今は落ち着かなければ。握った手をしっかり握り直し閣下の元へフィーを届けることを優先しなければ。外よりは安全なはずだ。
閣下の元に着き、報告をする。彼女の無事を喜んでいたが今はそうもいかない他の提督達も今起きている事が理解できないと言う顔をしている。
「奴らは何だ!分かるものは?スクリーンに映像を出せ」と命令している閣下を横目に、彼女が今生きている事を喜ぼう今は。
さて、ラインハルトに会ったが話せる状況じゃない。これからどうするべき?どう奴らに対処する?武器はあるが人手が足りない。GDF本部へつながる通信システムを使えれば援軍も来るが、その通信システムがある場所が新無優宮と、ある屋敷にある。どちらに行くべきか、どうやってそこまで行くかも問題だ。問題が山積みで涙が出そうとか考えていたら、まず入ってこないと思っていたアリが建物内に入って来たみたいだ。無駄に廊下が広いから入ってこれたんだなと思いつつ部屋の外の叫びが聞こえる
「っひ!助けてくれ!!!!」
「おい!大丈夫か!」
「ブラスターが効かない!」
「装甲服がぁぁぁぁあああ!」
「装甲服が溶け!!!」
「敵の攻撃に当たるな!」
叫びを聞いていたら兵が飛んで入ってきた。例えではなく扉が吹っ飛び本当に飛んで部屋に入ってきた。上級士官達は兵の元に駆け寄り安否確認をしようとしたが奴が彼らの目の前にいた。彼らに、ラインハルトにミュラーに危機が迫っていた。彼を守るため。奴の攻撃を左腕を犠牲に防ぎながら右腕て彼を抱き込んだ。私の左腕は宙を描きながら飛んでいく。私の腕だった所から血が滝のように流れている。痛みはあるが酸で爛れるよりマシかと思いながら周りを見る。私がラインハルトを守ったことで隙が生まれ装甲擲弾兵が奴との間に入り奴と対峙している
「フィル姉上!腕が、止血を!」悲痛な悲鳴を上げ私を呼ぶラインハルトにドジったなと思いながら、どうして、また失うのかって色々な感情が入り混じった悲痛なラインハルトに私は大丈夫だよと言う顔で笑いながら右手で彼の頭を撫で落ち着くように宥める。その間も私の目は奴を捕らえている。奴に向かう装甲擲弾兵は酸でやられ持ってあと数分だ。「軍医を!」と叫ぶ者もいるがこの状況で軍医がここまで来れるわけがない。奴を始末しなければならない。ここで奴を始末できるのは2人、私ともう一人。私が動いたほうが早いと判断し私は神経を一時的に遮断し痛みを止め、無理やり止血し、ラインハルトにもう一度笑いかけ落ちていた装甲擲弾兵が持っていたであろうトマホークを右手で持ち目の前にいる奴をぶった斬る。「ちっ、反応が遅れた。久々に腕が逝った」と悪態をつきトマホークを肩に担ぎながらラインハルトに向き直る。
お、おお!すごい!なんて聞こえてくるけどそれより大切な人が私を呼ぶ
「「フィル姉上/フィー」」二人が駆け寄って来たがその顔には困惑と悲痛の表情がそれを無視して彼にお願いをする。
「腕持ってきて」
「はぁ、お前はもう少し」
「腕つけ頼んでいい?」
「はぁ」
「ため息ついたら幸せ逃げるよ」
「お前は本当に」
彼は私の腕を切断面まで持ってきて付け始めた
「オーベルシュタインそれで治るはずがないだろう」
「閣下大丈夫です彼女ならこれで付きます」
「そんなわけないだろう!」
「もう大丈夫」
私は切断された手を動かし始めた。それを見たラインハルトらは化け物を見た時と同じ畏怖の感情を顔に出していた。それを横目で見ながらこれからのことを模索していく今は悲しんでいる時ではない
「ちょっと突っ張るな。まぁ大丈夫か。オーベルシュタイン、分かると思うがこれはお前の責任だ。ここまでの事態になったのは」とスクリーンを見ながら私は続けて言う
「お前ならここまでの事態を予測できたはずだ。ブランシュヴァイクの重要性を忘れたか?あれはこの帝国で唯一の対フォーリナー専用部隊だ。この帝国でブランジュヴァイクの名を持つ者は男女関係なく強制的にGDFに入隊する決まりがあることを忘れた訳ではないな?」
「それは」
「オットー・フォン・ブランシュヴァイクもその娘も例外ではない。老いたとはいえ奴らに遅れをとる事がないことはお前なら分かっっているはずだ。そして彼の屋敷にはGDF本部直通回線が通っていることも」
「、、、」
「だが起こったことは仕方がない新無優宮か屋敷か?どちらが迅速に事が進む。流石に屋敷を破壊はしてないだろ」
「屋敷かと、近さでいえば新無優宮ですが楽なのは屋敷だと」
「なら屋敷に向かう。その前にまずは元帥府周辺に防衛戦をを引く。アレらに対抗できるのは私とお前だけだ死ぬ気で走れよオーベルシュタイン大佐」
「イエスマム」
「まぁ、上官モードはこれでおしまい。戦友サポートを頼むよ。ナビゲートを、私はここら辺のことを知らないからな」
「今持っている武器、アイテムは?」
「武器はブラットサージ、ルナエクリプス。銃身はマンジャベーネ、メイフライズウィル、天将霊銃骸狐。バレット各種、オリジナルバレットの詳細はこれ。盾はヴェンチュラー。アイテムは回復各種、トラップ各種、増強アイテム各種刻印に入る最大数所持 」
「お前はどこに戦争に行く気だ」
「今ここが戦場。1600年続く人類とフォーリナーの戦争。私1人のアイテムじゃどうしょうもないさ」
「はぁ、お前1人で済むだろ」
「うわ、ひどいな。過労死するよ。それに私今休暇中だからあまり戦闘したくないんだが」
「と言いつつ刻印からブラッドサージ出してるあたりやる気しかないな。ルナエクリプスにはしないのか?」
「様子見だね。まぁブラッドサージでことが済めばそれでいい」
「近接戦で各個撃破か」
「何も考えなくていいからね。虫以外が出てきた時に考える。それまではサーチアンドデストロイで行くよ」
「脳筋が」
「ひどいな。司令官がいない虫に対してはこれが一番手っ取り早いし私1人しかいないならこれが楽でいい。他にいるなら策考えるけどオーベルシュタインだって前線には出ないでしょ」
「ああ、俺は出ん。俺が出てもお前の邪魔になるだろ」
「否定できないのが悲しいね」
「悲しむ必要性を感じないな。事実だからな。ブランシュヴァイク邸までしっかりナビゲートするから目を同期するぞ」
「はいはい」
「はいは一回」
「同期したらすぐ出るから説明お願いね」
「丸投げだな。ただ1人誰でもいいから連れて行け」
「ならそのままオーベルシュタイン連れてくよ。足手まといはいらない。あのアリに傷をつけれない奴を連れて行ってなんになる。邪魔以外の何者でもない。ああ、頭イカれてて市民や市民がいるであろう住居にロケラン問答無用で打ち込める奴ならいいよ。」
「お前は」
「非常にならなきゃ星を守れない。人類が住む星を守るために犠牲はつきものだよ。と、言ってもロケランをバカスカ撃たれても邪魔だから冗談だよ」
「お前の冗談は冗談に聞こえない」
「ははは」
6/6ページ