一章 運命を変える出会い
「「いらっしゃいませっ♡」」
不意に響いた声に顔を上げる
いつの間にそこにいたのか
水色の髪と桃色の髪をした二人の少女が笑顔でこちらを見ていた
「・・・っ」
思わず息を呑む
入るつもりなんてなかった
関わるつもりもなかった
「それでも、ここへ来た」
奥から静かな声が響く
黒く長い髪を揺らし、一人の女がゆっくりと姿を現した
その姿を見た瞬間
世界から音が消えた気がした
「ここは願いを叶える店」
女は妖しく微笑む
「店へ辿り着いたということは、アナタには願いがあるということ」
「・・・願い?」
「ええ、アナタの願いかなえましょう」
女は艶やかに微笑む
「――それに見合う対価さえ支払えば、ね」
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