一章 運命を変える出会い
気持ち悪い
気持ち悪い。
何もかもが気持ち悪い
全て、全てが煩わしい
久しぶりに学校に通った帰り道
送迎の車が故障してしまった
「も、申し訳ございません。慊人様
すぐに代わりの車を用意して」
「・・・もういい」
「え?」
「歩いて帰る」
別の迎えを待つのも面倒だ
今日は体調も良いので歩いたほうがいい
引き止めようとする運転手を無視して
外にでた・・・・・・それが間違いだった
「・・・・・・」
見覚えのない道
同じような曲がり角
来た道すら分からない
「・・・・・・迷った」
認めるのも腹立たしいが事実だった
「(今からでも迎えを呼ぶか?嗚呼でも
それすらも煩わしい・・・)」
イライラしながらもう一度周りを見渡すと
「ん?」
そこにはヘンな家があった
周りがビルなのにこの家だけ何かがおかしかった
こんな家さっきまであったか?
普段なら絶対に関わろうとしない
それなのに僕はまるで引き寄せられるかのようにその家に入っていってしまった
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