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第1章 人虎捕獲編

証拠を掴む為の準備をするからと、1人ソファに座っていた私は残りのお茶を啜りながら次の段階について考える

『(次は確か人虎くんを動けなくして捕獲だっけ?あんまり手荒なことはしたくないからあっちから自主的にきてくれないかなぁ)』

かといって、はいそうです。ときてくれないのは分かりきってるから

「おまたせしました、行きましょう」

ちょうどいい、彼女を使おう

スタスタ

「アハハ、それは脅されましたねぇ」

探偵社から少し離れたところ、目的地までの場所まで彼らの先陣切って歩いていく

どうやら彼らは私たちの職場と隊長の話をしているみたいだ
のどかだなぁ・・・
いつもならここでは話に混ざるが、今は任務中。余計なことを喋って不信感をもたせたらいけない

ちょうど目的地の路地裏に着いたので、おしゃべりはやめてもらうとしよう

『着きました』

彼らを入れて、私は彼女の近くに立つ

「なんか・・・・・・気味の悪い所ですね」
「・・・・・・おかしい。本当に此処なんですか?ええと_____」
『樋口です』
「樋口さん、無法者と云うのは臆病な連中で______大抵、取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。でも此処はホラ
捕り方があっちから来たら逃げ場がない」

向こう側を指差して疑問を口にする青年
さすが武装探偵社、このくらいの推理は朝飯前か

『その通り』
「きゃっっ!?」

バチッ

「ナオミ!?」

すぐさま彼女、ナオミさんの腕を掴み首元にスタンガンを押し付けた
軽く気絶させただけだから大丈夫かと思うけど、跡が残ったらごめん
彼らと距離を取り、連絡をいれる

『芥川隊長、予定通り捕らえました』
〈重畳、五分で向かう〉

「ナオミを離せ!!」
『ご安心を、こちらの言うことを聞いていただけたら何もしません』

そう言って彼女をよりいっそう強く腕に閉じ込め
マシンガンを取り出す
髪とサングラス?面倒だからいいや

「チンピラ如きが、ならば・・・・・・〝細雪〟」

!?
殺意のこもった目で青年がこちらを睨んだ途端、季節外れの雪が周りに降ってきた

「敦くん、奥に避難するンだ。こいつは_____ボクが殺す」





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