純愛
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がやがや…
昼休み、いつものように友達グループと教室で昼食をとっていた。
あれから一ヶ月。
体育祭も終わり、今は5月の半ば…急に暑くなり、教室にいても少し体が汗ばむ。
「ねぇ、見て~永井さん、また一人でいるよ」
すると、友達の一人が教室の隅にいる女子生徒を見て、ヒソヒソと話し始めた。
「いつも一人でいるよね~暗ーい…」
「しかもスマホばっか見てるし、スマホが友達?」
「アハハ♪あんなやつ眼中にないし~」
私以外の友達は、ゲラゲラと笑った。
最近、人の悪口多いなぁ…
眼中にないなら、放っておけばいいのに。
永井さんは大人しそうだけど、可愛いし癒し系っぽくってモテそうだから、ひがんでるのかな…?
『……あ』
その日の放課後。
ホームルームが終わり裏庭に行くと、クラピカが花壇に座って本を読んでいるのが見えた。
『…お待たせ』
「あぁ…」
私に気づくと、クラピカは本をしまい、ランチパックを私に差し出した。
「今日もご馳走様」
『うん…』
クラピカから、空になったお弁当箱を受け取る。
初めてクラピカにお弁当を渡したあの日から、毎日クラピカにお弁当を作っていた。
正確に言えば、初めて渡した次の日は照れくさくて渡せなかった。
しかしクラピカは、てっきり次の日も作ってくれると思ったらしく…
その日のお昼を用意してこなかったのだ。
そんなことがあったため、私は毎日クラピカの分もお弁当を作って渡していた。
それに、たまにクラピカとクラウスくんがうちに来て、夕飯を食べて帰ることもある。
これって友達…?
男友達って、こんな感じなのかな。
でも…
私は…クラピカの事、ちゃんと男として見てるけどなぁ。
ただの友達では…ない。
ホースで花壇に水をやるクラピカの横顔を、ちらちらと眺める。
額から頬に汗が流れている。
それを手で拭うクラピカが、なんだかとても色っぽかった。
「飲み物買ってくるから、これ閉まっておいてくれ」
『分かった』
クラピカからホースを受け取り、物置にしまう私。
暑い…
5月って、こんなに暑かったっけ?
そうだ!
私は鞄をあさり、最近買って忘れていたものを出した。
ブォォオオオオーン。
涼しい~
「良い物持っているな。貸してくれ」
『あっ…』
戻って来たクラピカが、私の手に持っていたものを奪う。
『それ私のっ』
「代わりに、これをあげよう」
『…………』
クラピカは買ってきたばかりの冷えた缶ジュースを、私に持たせる。
クラピカが私から奪ったものは、小型の手持ちの扇風機。
100均で買ったものだが、結構使える♪
『返してよ!それ100均に売ってるんだから、自分で買えばいいでしょ!』
「これ、100均で売っているのか?」
扇風機で涼みながら、クラピカは目を丸くする。
『売ってるよ。私、駅前の100均で買ったんだもん』
「そうか、なら買いに行こう。私も買いたい」
行こうって…
私も一緒に?
『…これ、いつまで持たせておく気!?』
私は預かっていた缶ジュースを、クラピカに差し出した。
「それはお前のだ。私のはここにある」
『えっ…』
クラピカはそう言って、ズボンのポケットから缶コーヒーを出した。
私にも買ってきてくれたんだ…
『ありがと。お金払うよ…』
「結構だ。それより、早く行こう」
鞄を肩にかけ、クラピカは私よりも先に裏庭から出て行った。
『あ、待ってよっ』
私は缶ジュースを握り締めて、クラピカを追いかけた。
がやがや。
そして、学校の最寄り駅の駅チカにある、100均にやって来た私とクラピカ。
『わぁ、これ便利~♪』
お店に入るなり、私はキッチン用品のコーナーで便利そうなグッズを手に取った。
「主婦だな」
『う…』
キッチングッズに食いつく私を見て、クラピカがそう言った。
どうせ私は、庶民的ですよ…。
高校生らしくないですよ…。
「…で、扇風機は何処にあるんだ?」
クラピカは店内を見渡した。
『ああ、確かあっちだよ』
私とクラピカは、扇風機売り場を探した。
『あったあった!』
扇風機売り場を見つけ、クラピカと並んで見る私。
『色の種類多いね。どれにする?買ってあげるよ!』
「え?」
私がそう言うと、クラピカは驚いていた。
『…さっきのジュースのお礼。100円だし、良かったら買うよ』
うう。
クラピカの顔、まともに見れない…
「そう言われると、どれにするか迷うな」
クラピカは、真剣に扇風機を選び始めた。
こういうクラピカは可愛いな。
母性をくすぐられるというか…
だから私、クラピカにお弁当とか作ったりしてるのかな。
男友達に、母性って芽生えるのかな?
「水上…」
『ん?』
「本体の色が青で、羽がピンクの扇風機を私が持っていたら可笑しいか?」
『はい?』
人が考え事してる時、拍子抜けするような質問されたんだけど…
私は青い扇風機を、手に取った。
この扇風機、全部本体の色と羽の色が違うんだ。
私のも、本体はピンクで羽は青だし。
『別に可笑しくないけど』
「では青にする。ありがとう」
『…はいはい』
私は青い扇風機を持ち、クラピカとレジに向かった。
『家に電池ある?これ、単4の電池が必要だよ?』
「…分からないな」
『じゃあ、ついでに買おっか………、っ!?』
クラピカと話してる途中…
突然誰かに見られてる気がして、後ろを振り返る。
だけど、後ろには誰もいなかった。
気のせい…か。
「…どうした?」
私の顔を覗きこむクラピカ。
『な、なんでもない…』
私は笑顔を向け、クラピカとレジに向かった。
翌朝。
いつも通りの時間に、家を出た私。
『あ…』
「…おはよう」
すると、家の門の前にクラピカがいた。
『…どうしたの?』
「いや、早く家を出たからな…」
『そう…』
私は玄関の鍵を閉めて、クラピカに近寄った。
『じゃあ、今日は早めに渡しとくね。はい』
私は、クラピカの分のお弁当を渡した。
「いつもすまない…」
『いえいえ』
「これ…」
『!?』
クラピカは、私に何かを差し出した。
『ヅラにゃんこだぁ!!♡』
「くだらないやつのイヤホンジャックだ」
『くだらなくない!!』
クラピカが私にくれたのは、ヅラにゃんこのスマホにつけるイヤホンジャックだった。
『ありがとう!どうしたの?これ』
「昨日お前を送った後、本屋に行ったら雑貨の所に売っていた。扇風機買って貰ったから、そのお礼だ」
『そんな…あれは100均のでしょ?』
「毎日弁当も作って貰っているからな」
クラピカは、私に背を向けてゆっくり歩き始めた。
私はそんなクラピカの背中を見つめる。
「まずい、急がなければ電車混むぞ」
『あ、うん!』
私は走ってクラピカに追いつき、二人で駅に向かって歩き出した。
ガタンゴトン
ガタンガタン…
学校へ向かう電車の中で、私は早速クラピカから貰ったイヤホンジャックを自分のスマホにつけた。
可愛い♡
また、ヅラにゃんこグッズ増えたよ~
莉子にもらった定期入れと、あと鍵につけてるマスコットもヅラにゃんこだしっ♡
それに…
私は、スマホのあるアプリを起動させた。
「…なんだそれは?」
隣にいるクラピカが、私のスマホを覗き込む。
『あぁ、これ?ゲームだよ!ヅラにゃんこ戦争』
「え?」
『ヅラにゃんこ戦争!自分の国を作って、他の国と戦争していくやつ!今すっごいハマってるんだぁ~』
「そう、なのか…」
手すりに捕まり、呆れた顔をするクラピカ。
『クラピカもやらない?友達招待すると、マタタビがもらえるの!』
「いや、私は遠慮しておく…マタタビ?」
『体力だよー!それがないと戦争できなくて………ん?』
クラピカと話してると、また誰かの視線を感じた。
昨日と同じ感じ…
なんだろう。
「次、降りるぞ」
『あ、うん…』
私は、辺りをキョロキョロと見渡した。
やっぱり気のせいだよね。
電車が学校の最寄り駅に着き、私はクラピカと学校へ向かった。
そして裏庭へ行き、委員会の仕事をやった。
『あつ…』
委員会が終わり、クラピカと教室に向かって歩いていると、クラピカは鞄から昨日私があげた扇風機を出した。
ブォオオオオオオーン。
「これ、使えるな」
クラピカは、扇風機の風を頬に当てる。
よく見たら…
クラピカの扇風機と私の持ってる扇風機って、色が反対なだけで似てない…?
なんか、おそろいみたい…
いやいや!
考えすぎっ!
がやがや。
教室が近づいて来ると、私は自然にクラピカから離れて、やや遅れをとって教室に入った。
クラピカと一緒にいるところを、誰かに見られたりしたら、騒がれるに決まってる。
教室に入ると…
仲のいい友達グループが教卓の前に固まっていた。
『おはよー』
友達に近づき、いつものように挨拶をする私。
しかし…
「…………」
友達は、誰一人挨拶を返してくれなかった。
おまけに、みんなでヒソヒソと話をして私を無視して離れて行った。
なんで…
どうして…
理由の分からないまま、私はその場に立ち尽くすしかなかった。
キーンコーン
カーンコーン
「おはよう!出席をとるよー」
チャイムが鳴り、担任が教室に入って来る。
なんとか席についた私の考えることは友達のグループの事。
よみがえる過去…
張り裂けそうな胸…
がやがやとうるさい教室の中、私の耳には何も入ってこなかった。
そして、午前中の各休み時間…
友達に話しかけようとしたが、やっぱり無視されてしまった。
『…あ、あのっ』
昼休み。
私はお弁当箱の入った鞄を持って、思い切ってみんなに話しかけてみた。
「…なに?弁当食べたいんだけど…」
冷たい言い方…
でも、引き下がれない。
『あ、私みんなに何かしちゃったかな…』
「…………」
『もししたなら、謝るからっ…』
「人のこと裏切ったくせに、よくそんなこと言えるよね」
…っ!!
裏切った…って…?
『なんのこと…?』
「とぼけんなし。私がクラピカくんのこと好きだって知ってて、裏でクラピカくんと付き合ってたくせに…」
!?
『私そんなこと聞いてないっ…』
「は?言わなくてもわかるでしょ?あれだけクラピカくんのことが会話に出てたじゃん!!なのに、校舎裏で会ったり…一緒に帰ったり、買い物したり…今日は一緒に登校してたでしょ?」
っ!!
もしかして…
昨日と今朝感じた視線って、皆なの…?
私とクラピカの事、つけてたってこと…?
「凛ちゃん信じてた、あたしらがバカだったよ」
『ち、違うよ!クラピカとは同じ委員会で…』
「もういいから!あたしらの前から消えてよっ!!」
…!!
”消えて”という言葉が、胸に刺さる。
「それに、前から凛ちゃんのこと嫌いだったんだよね~話とか全然合わないし」
!!!!
前にも…同じこと言われた…
そのとどめの一言を言われ、私のなんとか保っていた心は、バランスを崩した。
やばい…泣きそう…
「みんなー特に女子〜!!凛ちゃんに好きな人の相談とかしない方がいいよー!!平気で横取りするから~!!」
「クスクス…」
クラス全体に聞こえるように、大声で言うその友達。
いや、もう友達なんかじゃない…
初めから…
友達なんかじゃなかったんだ…
バンッッッッ!!!!
ビクッ
すると、後ろの席の方から、物凄い音がした。
とっさに振り返ると…
…ぁ。
教室は静まり返り、窓際の一番後ろの席を全員が見ていた。
クラ…ピカ…?
クラピカが自分の机に拳をついて立っており、物凄く恐い顔をしていた。
クラピカ…
机を叩いたの…?
クラス全員が、クラピカにビビっていると…
クラピカは私に近づき、私に罵声を吐いた子を思いっきり睨んだ。
そして私の手を引き、教室から出て行くクラピカ。
『ちょ、ちょっと…』
「…………」
呼び止めても、クラピカはこっちを向いてくれない。
そして私とクラピカは、いつもの花壇のある裏庭にやって来た。
花壇の前まで来ると、クラピカは掴んでいた私の手をそっと離した。
『…お昼まだでしょ?ついでだから食べよ』
「…………」
さっきの事はなかったように、いつも通りクラピカに話しかける。
『今日のおかずはね、唐揚げ入ってるよ。昨日味付けしたやつだから、味がよくしみて…』
「何故そんな顔をする?」
『…………』
クラピカのその言葉で、私の動きがピタリと止まった。
「…私の前まで笑顔を作るのは止めろ。無理して…笑うな」
『…………』
私の唇と、肩が震えた。
ーーー「あんたとは、前から合わないと思ってたんだよね」ーーー
『……う……』
ーーー「消えてよ」ーーー
『…うぅ……』
ーーー「凛ちゃんの事、前から嫌いだったんだよね」ーーー
『…ふ…うぅ…』
ずっと我慢してたものが、一気に溢れ出した。
喉の奥が焼けるように痛くて、胸がズキズキと痛む…
ぎゅ…
流れ出る涙を、手でぬぐっていると…
クラピカが私をそっと優しく抱き締めた。
恥ずかしいとか、照れくさいとか…この時は思わなかった。
私は、クラピカの胸を借りて泣いた。
傷ついた分の、涙を流し続けた。
「…水上?」
少し涙が落ち着くと、クラピカは私を抱き締めながら、私の顔を覗きこむ。
「大丈夫か?」
『…う、ん…ひっく…』
「座れるか?」
『……ん』
私はクラピカからそっと離れ、花壇のレンガに腰を下ろした。
「喉乾いただろう?待っててくれ」
『うん…』
一人になり、少しずつ落ち着いてきた私は、指でまぶたを触る。
まぶたは腫れていて、きっと赤くなってると思う…
『…はぁ』
大きなため息をつく。
クラピカがいなかったら、私どうなってたのかな…
考えるだけでツライ。
「…水上」
『…!』
目の前には、炭酸のペットボトルが。
顔を上げると、クラピカが私にジュースを差し出していた。
『ありがとう』
私はクラピカから、ジュースを受け取る。
さっきの事を思い出して、また泣きそうになる。
中学最後のあの時のこと、最近は思い出さなかったのにな…
さっきみたいなこと言われると、普段閉じ込めていることがよみがえってくる…
心に鍵をしてても、ふとしたことでその鍵は開いてしまうんだ。
「お前が泣いたのは…さっきのあの女のせいだけか?」
…!
クラピカは私の隣に座り、ボソッとそう言った。
私は、直ぐに言葉を返せないでいる。
「私には、もっと他にある様に思えるが」
『…………』
どうしよう…
クラピカってば、勘付いてる…。
あれだけの事で、こんなに泣いたからかな。
クラピカに…私のトラウマを話す?
でも…引かれたら嫌だな…
「それを聞いたら、私が引くとでも思っているのか?」
『え…』
なんで、考えてることが分かるの!?
クラピカって、結構スルドイ…
「そうだとしたら、ガッカリだな…」
…。
クラピカの顔からして、本気で言ってると思う。
でも…
ぎゅっ。
突然、私の手を握ってくるクラピカ。
今は落ち着いているので、めちゃくちゃ恥ずかしい…!////
『大丈夫だから…』
「………」
私は少しだけ考えた後、静かにこくりと頷いた。
そして、中学の時のあのトラウマを、クラピカに全て話した…
…………
『ーーーその日からね、友達に自分をさらけ出すのが怖いんだ。自分の意見とか、正直に言えなくて…全部相手に合わせちゃうの…』
クラピカに全てを話した私は、どこかスッキリした気持ちになっていた。
『全部相手に合わしとけば、嫌われることはないって思ってた…でも、今回は迂闊だったかな…相手がクラピカのこと好きだったんだもん。私全然気づかなかったし…』
「…そんな事はどうでもいい」
『………』
本当に、どうでもよさそうに言うクラピカ。
『…でも友達が、私の事気に入らなくて当然だよね。私…クラピカと同じ委員会だってことも、家が近いことも、みんなに言えなかった…』
人気者のクラピカと交流があると知れたら、どこかこうなることを予測してたからだと思う…
「…そんな事、いちいち言う必要があるのか?」
『女子はあるんだよ。それにあんただから、余計に』
「理解不能だな…」
困ったような表情で地面を見つめるクラピカ。
この人…自分がモテてること、ちゃんと自覚してんのかな。
「とにかく…元々お前達はタイプが違い過ぎる。こうなったからといって仲を修復する必要はないと、私は思う。逆に良かったと前向きに捉えればいい、もう気を遣う必要もないからな」
『うん…まあね』
でも、明日から一人だ。
それは寂しいなぁ。
「…過去と向き合う為に、しばらくの間だけでも自分に正直になってみたらどうだ?」
クラピカは自分のジュースの蓋を開けると、そう言って私を見つめた。
「自分を偽ったり、嘘をついたりせず…そのままのお前で過ごしてみればどうだ?」
『…………』
正直に…私のまま…か。
「そしたら何か変わるかもしれない…」
『…!』
クラピカは、ジュースを一口飲んだ。
『…変わるかな』
「…私は、素のお前の方が好きだ」
『…………』
胸がキューっと締め付けられる。
こんなに嬉しいこと言われたの…
生まれて初めてかも。
「だから…その…」
ぐー…
お腹の鳴る音がする。
クラピカのお腹が鳴ったみたい。
「…すまない、腹が空いたな」
『そうだね、お弁当食べよ!』
昼休みは過ぎてるし、お腹空いたよね…
ガサガサ…
鞄から今朝私が渡したお弁当を出すクラピカ。
ぎゅるるる~
すると今度は、私のお腹が鳴った。
めっちゃ、大きな音…
恥ずかしいっ////
「『いただきます』」
私とクラピカは、同時に手を合わせてお弁当を食べ始めた。
正直言って…
こんなにお弁当が美味しく感じたのは、初めてだった。
たくさん泣いたし
お昼過ぎてたから余計だ。
クラピカがいて良かった。
本当にそう思う。
私一人だったら、今頃どうなってただろう…?
きっと、まだ涙は止まってなくて…
お弁当にも手をつけられなかったんだろうな。
ありがと、クラピカ。
今ホッとしてお昼を食べていられるのは、あんたのおかげだよ。
おかしいな。
クラピカといると
ドキドキしたり…ハラハラしたり…
緊張したり…ムカついたり…
安心したりして…なんだか、忙しいよ。
next…