好きだと言えない
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーー
ーーーーー
ーーー
悟と傑が任務に出ていると
補助監督の下に応援命令が届いたのを耳にした
めんどくさそうにしていた悟も
名前を聞いた瞬間に顔色が変わった
―――天神名前1級術師
赤坂の現場から3時間経過、音信不通
「悟、気持ちも分からなくないが少し落ち着こうか?」
「俺は落ち着いてるっつーんだよ!!どうせ行ったところで、きっとあいつの事だからケロッとしてんだろ?!」
「五条くん、夏油くんもうすぐ着きます。今こちらに家入さんも向かっているみたいです。特級クラスの可能性もあります。あくまで天神さんの救出をメインでお願いします。お気をつけて」
現場についた2人が中に入ると
鼻につくような濃い呪いの気配が充満している
悟は焦る気持ちを必死に抑えながら
名前の残穢の元へと走り出していた
「…これあいつやべぇかも。傑!破るぞ!!」
「あぁ。あわよくば呪霊は取り込みたいところだが、名前さん優先で構わないよ」
2人の目の前には黒々とした大きな球体
瓦礫の散乱していたスペースの中央に
明らかに領域展開された空間があった
そこに飛び乗り悟は力いっぱいに蹴りを放った
「せーーのっ」
パリンっと割れた球体の天辺
2人が覗き込もうとしたら
その隙間から轟と火柱が上がった
2人は名前の無事を安堵したあと
足でさらに穴を大きくし
領域内に入り込み彼女の姿を見て息を飲んだ
「…っお、まえ」
「あれ?まさかの応援?そんな時間かかってたんだ」
全身血塗れで片腕は明らかに逆を向いている
それでもこちらに視線を向けることなく
敵に対峙しているその瞳には一点の曇りもない
悟は彼女に初めて会った時の情景を嫌でも思い出していた
酷似しすぎている
あの時も今もふらふらな癖に
鋭い視線は敵からそらされることは無い
「いいから、後は俺らに任せろ」
悟がそういうが早いか
傑はすでに呪霊を出していて攻撃を仕掛けており
それを追うかのように悟も続いた
「傑ー!その呪い取り込むなら私抑えとくけど」
「いや、名前さんその怪我で…」
「おっまえなー!ふざけんなよ?いいからもう座っとけ!!絶対動くんじゃねぇぞ!!」
領域も破壊されあっという間に弱っていったそれを
大きな火柱が抑え込んだ
思わず2人が名前を振り向くと彼女はにやりと口角を上げた
「動かなくても出来るから」
傑が調服している間に悟は彼女に近づいて
自分の着ていた制服を脱いで名前の背中にかけた
「すげーぼろぼろじゃん。ウケる~」
「…久々にやらかした」
「なぁ名前…おんぶと抱っこどっちがいい?」
名前は「は?」と言って目の前の悟を見上げるが
顔は横に逸らされその表情はわからなかった
「えっと、じゃあすぐ「傑と呪霊はナーーシ!」えぇ?!」
「5秒以内に応えて。5,4,」
相変わらず視線は合わない
だけど心なしか耳が赤くなっていることに気が付いて
「五条、耳赤い」
「3.0!じゃ抱っこで」
悟は名前を抱き上げられて
そのままと車へと歩き出した
「ねぇ。2と1がなかったよ?」
「…ワープした」
「なにそれ、」
「…痛てぇだろ?無理して喋んな。黙ってろ」
「すごい痛い。けど悟に怪我がなくて良かった」
それだけ言い放つと急に腕へとかかる体重が重くなった気がして
悟は不審に思い彼女の顔を覗き込むと
完全に気を失って落ちていた
「ったく。相変わらず強情なやつ」
.
ーーーーー
ーーー
悟と傑が任務に出ていると
補助監督の下に応援命令が届いたのを耳にした
めんどくさそうにしていた悟も
名前を聞いた瞬間に顔色が変わった
―――天神名前1級術師
赤坂の現場から3時間経過、音信不通
「悟、気持ちも分からなくないが少し落ち着こうか?」
「俺は落ち着いてるっつーんだよ!!どうせ行ったところで、きっとあいつの事だからケロッとしてんだろ?!」
「五条くん、夏油くんもうすぐ着きます。今こちらに家入さんも向かっているみたいです。特級クラスの可能性もあります。あくまで天神さんの救出をメインでお願いします。お気をつけて」
現場についた2人が中に入ると
鼻につくような濃い呪いの気配が充満している
悟は焦る気持ちを必死に抑えながら
名前の残穢の元へと走り出していた
「…これあいつやべぇかも。傑!破るぞ!!」
「あぁ。あわよくば呪霊は取り込みたいところだが、名前さん優先で構わないよ」
2人の目の前には黒々とした大きな球体
瓦礫の散乱していたスペースの中央に
明らかに領域展開された空間があった
そこに飛び乗り悟は力いっぱいに蹴りを放った
「せーーのっ」
パリンっと割れた球体の天辺
2人が覗き込もうとしたら
その隙間から轟と火柱が上がった
2人は名前の無事を安堵したあと
足でさらに穴を大きくし
領域内に入り込み彼女の姿を見て息を飲んだ
「…っお、まえ」
「あれ?まさかの応援?そんな時間かかってたんだ」
全身血塗れで片腕は明らかに逆を向いている
それでもこちらに視線を向けることなく
敵に対峙しているその瞳には一点の曇りもない
悟は彼女に初めて会った時の情景を嫌でも思い出していた
酷似しすぎている
あの時も今もふらふらな癖に
鋭い視線は敵からそらされることは無い
「いいから、後は俺らに任せろ」
悟がそういうが早いか
傑はすでに呪霊を出していて攻撃を仕掛けており
それを追うかのように悟も続いた
「傑ー!その呪い取り込むなら私抑えとくけど」
「いや、名前さんその怪我で…」
「おっまえなー!ふざけんなよ?いいからもう座っとけ!!絶対動くんじゃねぇぞ!!」
領域も破壊されあっという間に弱っていったそれを
大きな火柱が抑え込んだ
思わず2人が名前を振り向くと彼女はにやりと口角を上げた
「動かなくても出来るから」
傑が調服している間に悟は彼女に近づいて
自分の着ていた制服を脱いで名前の背中にかけた
「すげーぼろぼろじゃん。ウケる~」
「…久々にやらかした」
「なぁ名前…おんぶと抱っこどっちがいい?」
名前は「は?」と言って目の前の悟を見上げるが
顔は横に逸らされその表情はわからなかった
「えっと、じゃあすぐ「傑と呪霊はナーーシ!」えぇ?!」
「5秒以内に応えて。5,4,」
相変わらず視線は合わない
だけど心なしか耳が赤くなっていることに気が付いて
「五条、耳赤い」
「3.0!じゃ抱っこで」
悟は名前を抱き上げられて
そのままと車へと歩き出した
「ねぇ。2と1がなかったよ?」
「…ワープした」
「なにそれ、」
「…痛てぇだろ?無理して喋んな。黙ってろ」
「すごい痛い。けど悟に怪我がなくて良かった」
それだけ言い放つと急に腕へとかかる体重が重くなった気がして
悟は不審に思い彼女の顔を覗き込むと
完全に気を失って落ちていた
「ったく。相変わらず強情なやつ」
.