好きだと言えない
name change
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携帯のアラームが鳴り名前は手を伸ばした
が、伸ばしきる前にアラームが鳴りやんだ
行き先を失ったはずの手は空を掴みそのまま大きな手に包まれ
後ろからぐいっと抱き込まれた
「さとる?」
「…まだこうしてたい」
おそらく私より先に目を覚ましていたのだろう
寝起きの割にはかすれることもなく
はっきりと言葉が、声が紡がれた
「もう朝だよ?起きないと学校遅刻するよ?」
「えー。やだ。…じゃ名前がちゅーしてくれたら起きれる」
とっくに起きてるくせに、と思いながらも
名前が体を反転させて悟に触れるだけのキスを落とすと
甘い笑顔が目の前に広がった
「はよ名前」
「おはよ。起きるよ?」
「あーー。こっちも起きたんだけど。朝から腕の中に名前がいるとか、破壊力半端ねー」
そう言って自分の腰に引き寄せて硬いものを当ててきた悟が
名前の首筋に顔を寄せながら背中をするすると撫でた
「こら。昨日散々したじゃん。私シャワー浴びたい」
「昨日そのまま寝ちゃったしな。あ、一緒入る?」
「入りません。悟も起きて?遅刻するよ?」
「んー昨日のお前、めっちゃ可愛かったのになんでそんなドライなの?」
「時間ないって」
「じゃあ、もう一回キスしたら起きてやる」
ひたすら甘い空気を纏わせている悟に
終始どきどきしてしまうのを悟られない様に
寝転がってしまった悟の顔の横に手を置き
上から覆いかぶさるように唇を塞いでやった
「…なぁ。ちょっとだけ入れていい?先っちょ「いや。お風呂入ってくる」ちっ」
そのまま床に落ちているパジャマのシャツだけ身にまとい
ベッドを降りると全身が重かった
「そのかっこ、やばっ」
「はいはい。ちゃんと起きててね―」
「痛くて寝れねーよ。ガン勃ちしてんから」
最後のセリフは聞かなかったことにして寝室を後にした
そのままお風呂場に向かいシャワーを浴びる時に
全身につけられていた跡に気が付き名前は吃驚した
「ほんと、手加減って言葉しらないのかあいつ」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「名前、これ、やる」
アメリカに立つ当日に
急にそう言われて渡されたのは青い石の入った
プラチナリングだった
今日まで毎日の様に悟は部屋に泊まりに来た
日中こそ学校や任務があるからお互いに別々に行動するものの
一日の終わりはどんなに遅くなっても
一緒のベッドに入った
「これ、ちゃんとこれ毎日付けてて」
「なにこれ。なんでサイズぴったりなの?いつの間に??」
「ったく、そこかよ。いいだろそんなんどうでも」
悟がやさしい手つきでリングのはめられた左手を撫でた
「名前、」
「今から追加の条件言うから、ちゃんと覚えとけ―――」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「あーーーマジで行っちまったし」
「悟にしては大人しく送り出せたんじゃないかい?」
「うるせー」
大人しく、だったのか?
色々な条件と言っては彼女を縛った感は否めない
「あいつからしたら俺、まだまだガキなんだよ。余裕な顔して行きやがって。クソっ」
「そうかな?本当にそうだと思うかい?」
「…傑、なんか知ってんのかよ」
悟の隣を歩く同級生は立ち止まり空を見上げた
それに合わせて悟も横に並んで空を見た
雲一つなくどこまでも澄み渡る空に見惚れていて
一瞬聞き間違いかと耳を疑った
「え…なんて?」
「だから名前さん、悟の机を愛おしそうに撫でながら」
『泣いてたよ』
「よかったね。悟の独りよがりにならなくて」
「うるせーっつーの」
「悟はこれから毎晩どうするんだい?名前さんの荷物置き場でもこもる?」
「んなことしねーし」
悟は胸にかけてあるリングを服の上からつかんだ
「傑、俺もっと強くなりてぇ。誰よりも最強に」
「なれるさ。私と悟なら」
.
が、伸ばしきる前にアラームが鳴りやんだ
行き先を失ったはずの手は空を掴みそのまま大きな手に包まれ
後ろからぐいっと抱き込まれた
「さとる?」
「…まだこうしてたい」
おそらく私より先に目を覚ましていたのだろう
寝起きの割にはかすれることもなく
はっきりと言葉が、声が紡がれた
「もう朝だよ?起きないと学校遅刻するよ?」
「えー。やだ。…じゃ名前がちゅーしてくれたら起きれる」
とっくに起きてるくせに、と思いながらも
名前が体を反転させて悟に触れるだけのキスを落とすと
甘い笑顔が目の前に広がった
「はよ名前」
「おはよ。起きるよ?」
「あーー。こっちも起きたんだけど。朝から腕の中に名前がいるとか、破壊力半端ねー」
そう言って自分の腰に引き寄せて硬いものを当ててきた悟が
名前の首筋に顔を寄せながら背中をするすると撫でた
「こら。昨日散々したじゃん。私シャワー浴びたい」
「昨日そのまま寝ちゃったしな。あ、一緒入る?」
「入りません。悟も起きて?遅刻するよ?」
「んー昨日のお前、めっちゃ可愛かったのになんでそんなドライなの?」
「時間ないって」
「じゃあ、もう一回キスしたら起きてやる」
ひたすら甘い空気を纏わせている悟に
終始どきどきしてしまうのを悟られない様に
寝転がってしまった悟の顔の横に手を置き
上から覆いかぶさるように唇を塞いでやった
「…なぁ。ちょっとだけ入れていい?先っちょ「いや。お風呂入ってくる」ちっ」
そのまま床に落ちているパジャマのシャツだけ身にまとい
ベッドを降りると全身が重かった
「そのかっこ、やばっ」
「はいはい。ちゃんと起きててね―」
「痛くて寝れねーよ。ガン勃ちしてんから」
最後のセリフは聞かなかったことにして寝室を後にした
そのままお風呂場に向かいシャワーを浴びる時に
全身につけられていた跡に気が付き名前は吃驚した
「ほんと、手加減って言葉しらないのかあいつ」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「名前、これ、やる」
アメリカに立つ当日に
急にそう言われて渡されたのは青い石の入った
プラチナリングだった
今日まで毎日の様に悟は部屋に泊まりに来た
日中こそ学校や任務があるからお互いに別々に行動するものの
一日の終わりはどんなに遅くなっても
一緒のベッドに入った
「これ、ちゃんとこれ毎日付けてて」
「なにこれ。なんでサイズぴったりなの?いつの間に??」
「ったく、そこかよ。いいだろそんなんどうでも」
悟がやさしい手つきでリングのはめられた左手を撫でた
「名前、」
「今から追加の条件言うから、ちゃんと覚えとけ―――」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「あーーーマジで行っちまったし」
「悟にしては大人しく送り出せたんじゃないかい?」
「うるせー」
大人しく、だったのか?
色々な条件と言っては彼女を縛った感は否めない
「あいつからしたら俺、まだまだガキなんだよ。余裕な顔して行きやがって。クソっ」
「そうかな?本当にそうだと思うかい?」
「…傑、なんか知ってんのかよ」
悟の隣を歩く同級生は立ち止まり空を見上げた
それに合わせて悟も横に並んで空を見た
雲一つなくどこまでも澄み渡る空に見惚れていて
一瞬聞き間違いかと耳を疑った
「え…なんて?」
「だから名前さん、悟の机を愛おしそうに撫でながら」
『泣いてたよ』
「よかったね。悟の独りよがりにならなくて」
「うるせーっつーの」
「悟はこれから毎晩どうするんだい?名前さんの荷物置き場でもこもる?」
「んなことしねーし」
悟は胸にかけてあるリングを服の上からつかんだ
「傑、俺もっと強くなりてぇ。誰よりも最強に」
「なれるさ。私と悟なら」
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