好きだと言えない
name change
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「悟…どうしちゃったの?今日変だよ?熱でもある?」
名前が腕を振りほどこうとしたので
悟は思わず小さな体をぎゅっと抱きしめた
「熱なんかねえよ。早く「はい」っていえよ」
「ごめん…意味、分かんない」
名前の答えに悟の手の力が抜けた
その隙にするりと腕の中から抜け出した彼女は
悟と少し距離を取ってから彼を見上げた
「顔、真っ赤だよ?」
「なっ、そ、そういう事は言葉にすんじゃねーよ!」
「あ、ごめ「あやまんな!」えー?」
悟はそのままフローリングにどすんと腰を下ろした
胡坐をかいてそっぽ向く姿は明らかに不貞腐れていた
「で?返事は?」
「え?」
「はいかYESか喜んで以外は聞かねーから」
以前として不貞腐れている悟が名前には可愛く見えて
悪いと思いながらついつい声を上げて笑ってしまった
「悟、いきなりそう言われても「弟、とか言うんじゃねぇぞ」わかってんじゃん」
「…まだ、あいつの事好きなのか?」
あいつ、とはきっと亡くなったあの人を指すんだろうと
名前はすぐに気づいて首を横に振った
「好きだけど、そうじゃない。私ねもう誰も好きにならないって決めてるの」
「…俺じゃだめなのかよ」
「ね?人の話聞いてる?」
「俺は死なねーよ。お前を置いてなんて行かねーし」
座り込んでいる悟は名前を見上げながら
サングラスを外した
まっすぐな青い瞳に視線が絡めとられるようだった
「俺じゃだめな理由、なに?」
「え?!」
「じゃあこうしようぜ。今から俺を男として意識して。弟じゃなく、後輩でもなく、一人の男としてしばらくの間付き合う。それでも嫌だって言うんなら諦める」
「は?付き合うことは確定なの?」
「大丈夫。ぜってー俺に惚れさせてやる」
「そうと決まれば」と言って立ち上がり
名前の目の前まで一気に距離を詰めると
顎に指を添えて視線を絡ませた
「もう遠慮なんてしねーから。全力で落としてやる」
「は?」
「同意が得られるまでは手は出さねーって約束するからそんな顔すんなよ」
そう言って名前の頭をわしゃわしゃと撫でると
満足そうな顔をした
「あ!ケーキ食おうぜ。俺、昼からなんも食ってないから腹減ってんだよね」
「そうなの?なんか食べる?作ろうか?」
「マジ?作って!!名前の手料理食べたい」
そう言って笑った悟はいつもの自信満々な笑顔を見せた
ーーー
ーーーーー
ーーー
「名前」
「あ、悟お疲れ様。こんなとこ突っ立って誰か待ってるの?」
「お前意外に誰がいんだよ」
あの日を境に悟がおかしい
以前ならこんなセリフ絶対に言わないし
「これから報告書書き行くんだろ?行くぞほら」
「??」
「手、出せ」
「は?ここ高専だよ?」
「いいから。俺が手、繋ぎたいんだよ」
任務で一緒になっても
高専内で顔を合わせたとしても
以前はこんなに積極的に絡んでくることはなかった
「手繋ぐぐらいいいだろ?俺、今彼氏だし」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「名前さん、五条となんかありました?」
「硝子~!もう、あいつ訳わかんないんだけど」
「まあ、もともと自己中で訳わかんないやつですけどね」
たまたま自販機の前で出会った硝子に
名前はかいつまんで最近の状況を説明した
「暴走してますね。あのクズ」
「私たちって…付き合ってんの?これって」
「私に聞かないでくださいよ。少なくとも五条はそう思ってんでしょうね。あ、」
硝子が声を上げたので振り返ると
スタスタとこちらに向かってくる白い巨人がいた
「名前、硝子と何話してんの~?」
「五条のストーカー相談」
「お前ね―、俺たち付き合ってんの。ストーカーじゃねーの。それより名前、任務終わった?俺も終わったから飯行かね?」
「いいけど…そうだ!硝子も一緒に行こうよ」
悟は明らかに嫌そうな顔をしていて
それを見て硝子がにやりとほくそ笑んだ
「お言葉に甘えて行こ「硝子!!少しは気ぃ使えよ!」は?お前がそれ言うの?気を遣う事出来ないお前が?!ウケる~」
「ってことで私は気遣いできる子なので名前さん、また今度誘ってください」
そう言って硝子は頭をぺこりと下げて帰ってしまった
名前は悟を見上げると勝ち誇った様な顔をして
「と、いう事で2人で行こうぜ名前。ちょっと着替えたいから寮付き合って」
「もう、友達なくすよ悟」
「大丈夫、大丈夫。それに俺、名前が最優先事項だから」
そう言って口角を上げた悟は
名前の小さな右手を左手で包んで
引っ張って歩き出した
.
名前が腕を振りほどこうとしたので
悟は思わず小さな体をぎゅっと抱きしめた
「熱なんかねえよ。早く「はい」っていえよ」
「ごめん…意味、分かんない」
名前の答えに悟の手の力が抜けた
その隙にするりと腕の中から抜け出した彼女は
悟と少し距離を取ってから彼を見上げた
「顔、真っ赤だよ?」
「なっ、そ、そういう事は言葉にすんじゃねーよ!」
「あ、ごめ「あやまんな!」えー?」
悟はそのままフローリングにどすんと腰を下ろした
胡坐をかいてそっぽ向く姿は明らかに不貞腐れていた
「で?返事は?」
「え?」
「はいかYESか喜んで以外は聞かねーから」
以前として不貞腐れている悟が名前には可愛く見えて
悪いと思いながらついつい声を上げて笑ってしまった
「悟、いきなりそう言われても「弟、とか言うんじゃねぇぞ」わかってんじゃん」
「…まだ、あいつの事好きなのか?」
あいつ、とはきっと亡くなったあの人を指すんだろうと
名前はすぐに気づいて首を横に振った
「好きだけど、そうじゃない。私ねもう誰も好きにならないって決めてるの」
「…俺じゃだめなのかよ」
「ね?人の話聞いてる?」
「俺は死なねーよ。お前を置いてなんて行かねーし」
座り込んでいる悟は名前を見上げながら
サングラスを外した
まっすぐな青い瞳に視線が絡めとられるようだった
「俺じゃだめな理由、なに?」
「え?!」
「じゃあこうしようぜ。今から俺を男として意識して。弟じゃなく、後輩でもなく、一人の男としてしばらくの間付き合う。それでも嫌だって言うんなら諦める」
「は?付き合うことは確定なの?」
「大丈夫。ぜってー俺に惚れさせてやる」
「そうと決まれば」と言って立ち上がり
名前の目の前まで一気に距離を詰めると
顎に指を添えて視線を絡ませた
「もう遠慮なんてしねーから。全力で落としてやる」
「は?」
「同意が得られるまでは手は出さねーって約束するからそんな顔すんなよ」
そう言って名前の頭をわしゃわしゃと撫でると
満足そうな顔をした
「あ!ケーキ食おうぜ。俺、昼からなんも食ってないから腹減ってんだよね」
「そうなの?なんか食べる?作ろうか?」
「マジ?作って!!名前の手料理食べたい」
そう言って笑った悟はいつもの自信満々な笑顔を見せた
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「名前」
「あ、悟お疲れ様。こんなとこ突っ立って誰か待ってるの?」
「お前意外に誰がいんだよ」
あの日を境に悟がおかしい
以前ならこんなセリフ絶対に言わないし
「これから報告書書き行くんだろ?行くぞほら」
「??」
「手、出せ」
「は?ここ高専だよ?」
「いいから。俺が手、繋ぎたいんだよ」
任務で一緒になっても
高専内で顔を合わせたとしても
以前はこんなに積極的に絡んでくることはなかった
「手繋ぐぐらいいいだろ?俺、今彼氏だし」
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「名前さん、五条となんかありました?」
「硝子~!もう、あいつ訳わかんないんだけど」
「まあ、もともと自己中で訳わかんないやつですけどね」
たまたま自販機の前で出会った硝子に
名前はかいつまんで最近の状況を説明した
「暴走してますね。あのクズ」
「私たちって…付き合ってんの?これって」
「私に聞かないでくださいよ。少なくとも五条はそう思ってんでしょうね。あ、」
硝子が声を上げたので振り返ると
スタスタとこちらに向かってくる白い巨人がいた
「名前、硝子と何話してんの~?」
「五条のストーカー相談」
「お前ね―、俺たち付き合ってんの。ストーカーじゃねーの。それより名前、任務終わった?俺も終わったから飯行かね?」
「いいけど…そうだ!硝子も一緒に行こうよ」
悟は明らかに嫌そうな顔をしていて
それを見て硝子がにやりとほくそ笑んだ
「お言葉に甘えて行こ「硝子!!少しは気ぃ使えよ!」は?お前がそれ言うの?気を遣う事出来ないお前が?!ウケる~」
「ってことで私は気遣いできる子なので名前さん、また今度誘ってください」
そう言って硝子は頭をぺこりと下げて帰ってしまった
名前は悟を見上げると勝ち誇った様な顔をして
「と、いう事で2人で行こうぜ名前。ちょっと着替えたいから寮付き合って」
「もう、友達なくすよ悟」
「大丈夫、大丈夫。それに俺、名前が最優先事項だから」
そう言って口角を上げた悟は
名前の小さな右手を左手で包んで
引っ張って歩き出した
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