純愛
name change
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中へ進むと広めのリビングはカウンターキッチンで
壁掛けのTVとローソファー、テーブルのみ
物が少なくて家具もシンプルだった
「なんか名前が家にいるとか、めっちゃ嬉しいんだけど。あ、テーブルそれしかないんだわ。買いに行かなきゃね」
「悟、きれいにしてるんだね」
「きれいにしてるって言うか、ほとんど帰ってない。あ、勘違いしないでね。仕事で泊りが多いしここにも寝に帰るだけだから」
「え?ご飯や洗濯は?」
「飯はほぼ外。自炊出来るけど時間ないし。洗濯はクリーニングかな。ちなみに掃除はこの子がしてるよ!」
得意げに指をさしたのはル〇バで
通りで生活感ないわけだと名前は静かに思った
「足りないものは明日買い足していこう。久しぶりに名前のご飯食べたいなぁ」
「そうだね。何が食べたい?」
「うーん。生姜焼き!あ、オムライスも餃子も捨てがたい…」
「ハンバーグとかも好きだったよね」
「あーコンビニ弁当じゃなくてなんか作ってもらえばよかったぁ。と言っても本当に何にもないから無理なんだけど」
コンビニ弁当を広げながらしょんぼりとする
あの頃より大人びた横顔が可愛く思えた
食事を終えるともう22時を回っていた
悟にお風呂場に案内してもらってシャワーを浴びた
シャンプーとか買い忘れてたので借りたけど
すごくいい匂いでトリートメントもあったのは流石だ
パジャマ代わりにシャツワンピを買っていたけど
悟がなぜか自分のロンTを着て欲しいと懇願するので
それに手を通すと見事なまでの膝丈でハーフパンツを
履いていてもすっぽりと隠れてしまった
ドライヤーで髪を乾かしていると
ノックの後に控えめに扉がゆっくりと開いた
「どうしたの?」
「そのかっこ、いいねーそれ。たまんないんだけどっ 名前ドライヤー貸して?乾かしてあげるー」
私の手からドライヤーを悟が奪っていき
後ろから髪を乾かしていく
鏡越しに悟を見ると
胸がどきりと
高鳴った
「まじカッコ悪ぃ、手、震えてるわ」
「なに?何か言った?」
ドライヤーの音で聞えなかった言葉を
名前は聞き返すと悟はおどけたように肩を竦めた
「名前、髪きっちゃったんだね。昔は長かったのに」
「うん。でもこれ楽なんだー」
「短いのも似合ってるよ。はい、おしまい」
ドライヤーを切った悟にお礼を言うと
「僕もお風呂入ってくる。名前冷蔵庫にビール冷やしてあるから飲んでていいよ。僕飲めないし」
「え?飲まないのに私だけいいの?」
「名前が晩酌すんのは昔っからでしょ?何を今更遠慮してんの?」
名前が悟を振り返って改めて見上げると
昔より高い位置に顔があった
「悟、背、伸びた?」
「あぁ、あの頃より伸びてるかも。190ちょい…だからか。さっきから名前がちっちゃくなった気がしてたんだけど僕が大きくなってたんだ」
「縮んでないよ。失礼だな」
「へへっ ほんとにちっこい、僕のお腹くらいまでしかない。かわいー」
不意に悟の手が後ろに回って
抱き寄せられた
「こんなに小さいとキスするの大変なんだけどー。でも可愛いから許す」
「キス」という単語に思わず反応してしまい
顔を上げると唇が塞がれて再び抱きしめられた
「すっごい緊張してんだけど。心臓がうるさいのわかる?」
「うん…」
「会いたかった。ずっと会いたくて、会いたくて仕方がなかった」
「うん」
「どの女も名前には敵わなくて。僕の初恋は名前でずっと好きで、今でも好きで…こうしてるだけで手とか震えてんだけど。バレてる?」
「ふふっかわいー」
「それ、褒めてないよね?」
悟は抱きしめていた両手を離して
名前の肩を掴んだ
「あーもうこんなとこで言うつもりなかったし、震えちゃうし全然カッコ付かないんだけどさ」
「うん」
「会えたら言おうって決めてたんだ。真剣に聞いて」
肩に乗る手は本当に小刻みに震えていて
悟の緊張が名前にも伝わった
真っ直ぐに悟を見上げると
蒼い瞳と視線が絡まった
「あの頃からずっと名前が好き。結婚を前提に僕と付き合って」
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壁掛けのTVとローソファー、テーブルのみ
物が少なくて家具もシンプルだった
「なんか名前が家にいるとか、めっちゃ嬉しいんだけど。あ、テーブルそれしかないんだわ。買いに行かなきゃね」
「悟、きれいにしてるんだね」
「きれいにしてるって言うか、ほとんど帰ってない。あ、勘違いしないでね。仕事で泊りが多いしここにも寝に帰るだけだから」
「え?ご飯や洗濯は?」
「飯はほぼ外。自炊出来るけど時間ないし。洗濯はクリーニングかな。ちなみに掃除はこの子がしてるよ!」
得意げに指をさしたのはル〇バで
通りで生活感ないわけだと名前は静かに思った
「足りないものは明日買い足していこう。久しぶりに名前のご飯食べたいなぁ」
「そうだね。何が食べたい?」
「うーん。生姜焼き!あ、オムライスも餃子も捨てがたい…」
「ハンバーグとかも好きだったよね」
「あーコンビニ弁当じゃなくてなんか作ってもらえばよかったぁ。と言っても本当に何にもないから無理なんだけど」
コンビニ弁当を広げながらしょんぼりとする
あの頃より大人びた横顔が可愛く思えた
食事を終えるともう22時を回っていた
悟にお風呂場に案内してもらってシャワーを浴びた
シャンプーとか買い忘れてたので借りたけど
すごくいい匂いでトリートメントもあったのは流石だ
パジャマ代わりにシャツワンピを買っていたけど
悟がなぜか自分のロンTを着て欲しいと懇願するので
それに手を通すと見事なまでの膝丈でハーフパンツを
履いていてもすっぽりと隠れてしまった
ドライヤーで髪を乾かしていると
ノックの後に控えめに扉がゆっくりと開いた
「どうしたの?」
「そのかっこ、いいねーそれ。たまんないんだけどっ 名前ドライヤー貸して?乾かしてあげるー」
私の手からドライヤーを悟が奪っていき
後ろから髪を乾かしていく
鏡越しに悟を見ると
胸がどきりと
高鳴った
「まじカッコ悪ぃ、手、震えてるわ」
「なに?何か言った?」
ドライヤーの音で聞えなかった言葉を
名前は聞き返すと悟はおどけたように肩を竦めた
「名前、髪きっちゃったんだね。昔は長かったのに」
「うん。でもこれ楽なんだー」
「短いのも似合ってるよ。はい、おしまい」
ドライヤーを切った悟にお礼を言うと
「僕もお風呂入ってくる。名前冷蔵庫にビール冷やしてあるから飲んでていいよ。僕飲めないし」
「え?飲まないのに私だけいいの?」
「名前が晩酌すんのは昔っからでしょ?何を今更遠慮してんの?」
名前が悟を振り返って改めて見上げると
昔より高い位置に顔があった
「悟、背、伸びた?」
「あぁ、あの頃より伸びてるかも。190ちょい…だからか。さっきから名前がちっちゃくなった気がしてたんだけど僕が大きくなってたんだ」
「縮んでないよ。失礼だな」
「へへっ ほんとにちっこい、僕のお腹くらいまでしかない。かわいー」
不意に悟の手が後ろに回って
抱き寄せられた
「こんなに小さいとキスするの大変なんだけどー。でも可愛いから許す」
「キス」という単語に思わず反応してしまい
顔を上げると唇が塞がれて再び抱きしめられた
「すっごい緊張してんだけど。心臓がうるさいのわかる?」
「うん…」
「会いたかった。ずっと会いたくて、会いたくて仕方がなかった」
「うん」
「どの女も名前には敵わなくて。僕の初恋は名前でずっと好きで、今でも好きで…こうしてるだけで手とか震えてんだけど。バレてる?」
「ふふっかわいー」
「それ、褒めてないよね?」
悟は抱きしめていた両手を離して
名前の肩を掴んだ
「あーもうこんなとこで言うつもりなかったし、震えちゃうし全然カッコ付かないんだけどさ」
「うん」
「会えたら言おうって決めてたんだ。真剣に聞いて」
肩に乗る手は本当に小刻みに震えていて
悟の緊張が名前にも伝わった
真っ直ぐに悟を見上げると
蒼い瞳と視線が絡まった
「あの頃からずっと名前が好き。結婚を前提に僕と付き合って」
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