純愛
name change
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名前は化粧品や下着、パジャマ代わりに
なりそうなものなどある程度カゴに入れて
レジで会計を済ますと
タイミングを見計らった様に恵が現れた
「荷物持ちます」
「大丈夫だよ、重くないし」
「いえ、そのつもりで来てるので」
そう言うと私の荷物を持って
さっさと車へと向かって行ってしまった
「あ、名前さんおかえりなさい。今さっき五条さんから連絡が来まして、彼方も終わった様です。必要なもの買えましたか?」
「はいお陰様で。ドンキってほんとなんでもありますね!あ、これどうぞ」
名前は2人にお茶を差し出した
「私のせいで皆さんにお付き合いさせちゃってすみません。ありがとうございます」
「いえいえ。五条さんの我儘に比べたらこれくらい」
「たいしたことないです」
車に乗り込むとゆっくりと走り出した
名前はあの頃の悟が我儘だったのか考えた
だがあまり我儘な印象はなく
「悟ってそんなに我儘なんですか?強引なイメージはありましたけど我儘言われた記憶ないかも」
「あの五条先生が我儘を言わないってあり得るんですか?」
恵の意見に運転手の伊地知も
縦に首を振り同意を表している
12年は長い
彼がどんな風に過ごし、どの様に変わってしまったのか
名前は気になって仕方がなかった
「二人から見た悟ってどんな人?」
「我儘、強引、軽率、適当、嘘つき、全体的に何事にも軽いですね。あの歳で地に足ついてない」
「そうですね。遅刻は日常茶飯事ですし、事務方は放棄しますね。報告書は期限内に出された試しがないです。無茶振りも多い。ですが…」
「世界で一番最強です」
「俺もそこは認めます」
生徒の恵からの評価も伊地知の評価も
散々な言い方だったが
「最強」
そこだけは誰もが認めているみたいだった
「五条さんがいないと世界の均衡が崩れます」
「そんななんだ」
なにが最強なのかまだよくわからないけど
とりあえずすごいと言うことだけ
名前は理解した
ーーー
ーーーーー
ーーー
「や――っと来た!待ちくたびれたよ」
校門にもたれかかっていた悟の
第一声はそれだった
「五条先生、他に言うことないんですか。これ・・あげませんよ?」
「嘘!嘘だって!ありがと恵!感謝してる!」
「悟なにかお使い頼んでたの?言ってくれれば買ってきたのに」
「え?!あ、そう名前に連絡取れないからさ。恵に頼んだのー。じゃあ僕たち帰るね。伊地知送ってー」
当たり前の様に伊地知に車を出させるのかと
名前は思ったが駅の前で車は停車した
「伊地知さん、ありがとうございました」
「いえいえ、お安い御用ですよ名前さん」
「じゃ、お疲れ~」
車が走り出すと名前の腰に手を回し
悟はかがんで彼女の顔を覗き込んだ
「お腹すかない?どっか飯って言いたいところなんだけど、この辺この時間何にもないんだよね。デリバリーも終わってる時間だし。悪いんだけどコンビニでもいい?」
「うん。コンビニでいいよ」
「じゃ、行こっか」
再び手を繋がれてお互い指を絡ませた
荷物は反対の悟の手の中だ
申し訳ないのでコンビニで買ったものを
持つと言ったらお弁当だけ持たせてくれた
コンビニを出てすぐのマンションが
悟の家だった
駅は近いしオートロックだ
エントランスにはソファーやパブリックスペース
その奥は外から見えていたライブラリーがある
それらを抜けたところにエレベーターが2機あり
2人で乗ると悟は15階の最上階のボタンを押した
「はいどうぞー」
「お邪魔し「違うよ名前。ただいまでしょ?今日からここに住むんだから」う…」
「…ただいま」
「名前、おかえりっ」
横の悟が満面の笑みで応えた
.
なりそうなものなどある程度カゴに入れて
レジで会計を済ますと
タイミングを見計らった様に恵が現れた
「荷物持ちます」
「大丈夫だよ、重くないし」
「いえ、そのつもりで来てるので」
そう言うと私の荷物を持って
さっさと車へと向かって行ってしまった
「あ、名前さんおかえりなさい。今さっき五条さんから連絡が来まして、彼方も終わった様です。必要なもの買えましたか?」
「はいお陰様で。ドンキってほんとなんでもありますね!あ、これどうぞ」
名前は2人にお茶を差し出した
「私のせいで皆さんにお付き合いさせちゃってすみません。ありがとうございます」
「いえいえ。五条さんの我儘に比べたらこれくらい」
「たいしたことないです」
車に乗り込むとゆっくりと走り出した
名前はあの頃の悟が我儘だったのか考えた
だがあまり我儘な印象はなく
「悟ってそんなに我儘なんですか?強引なイメージはありましたけど我儘言われた記憶ないかも」
「あの五条先生が我儘を言わないってあり得るんですか?」
恵の意見に運転手の伊地知も
縦に首を振り同意を表している
12年は長い
彼がどんな風に過ごし、どの様に変わってしまったのか
名前は気になって仕方がなかった
「二人から見た悟ってどんな人?」
「我儘、強引、軽率、適当、嘘つき、全体的に何事にも軽いですね。あの歳で地に足ついてない」
「そうですね。遅刻は日常茶飯事ですし、事務方は放棄しますね。報告書は期限内に出された試しがないです。無茶振りも多い。ですが…」
「世界で一番最強です」
「俺もそこは認めます」
生徒の恵からの評価も伊地知の評価も
散々な言い方だったが
「最強」
そこだけは誰もが認めているみたいだった
「五条さんがいないと世界の均衡が崩れます」
「そんななんだ」
なにが最強なのかまだよくわからないけど
とりあえずすごいと言うことだけ
名前は理解した
ーーー
ーーーーー
ーーー
「や――っと来た!待ちくたびれたよ」
校門にもたれかかっていた悟の
第一声はそれだった
「五条先生、他に言うことないんですか。これ・・あげませんよ?」
「嘘!嘘だって!ありがと恵!感謝してる!」
「悟なにかお使い頼んでたの?言ってくれれば買ってきたのに」
「え?!あ、そう名前に連絡取れないからさ。恵に頼んだのー。じゃあ僕たち帰るね。伊地知送ってー」
当たり前の様に伊地知に車を出させるのかと
名前は思ったが駅の前で車は停車した
「伊地知さん、ありがとうございました」
「いえいえ、お安い御用ですよ名前さん」
「じゃ、お疲れ~」
車が走り出すと名前の腰に手を回し
悟はかがんで彼女の顔を覗き込んだ
「お腹すかない?どっか飯って言いたいところなんだけど、この辺この時間何にもないんだよね。デリバリーも終わってる時間だし。悪いんだけどコンビニでもいい?」
「うん。コンビニでいいよ」
「じゃ、行こっか」
再び手を繋がれてお互い指を絡ませた
荷物は反対の悟の手の中だ
申し訳ないのでコンビニで買ったものを
持つと言ったらお弁当だけ持たせてくれた
コンビニを出てすぐのマンションが
悟の家だった
駅は近いしオートロックだ
エントランスにはソファーやパブリックスペース
その奥は外から見えていたライブラリーがある
それらを抜けたところにエレベーターが2機あり
2人で乗ると悟は15階の最上階のボタンを押した
「はいどうぞー」
「お邪魔し「違うよ名前。ただいまでしょ?今日からここに住むんだから」う…」
「…ただいま」
「名前、おかえりっ」
横の悟が満面の笑みで応えた
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