純愛
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「五条先輩!」
朝一の会合が終わり
悟が部屋を出ようとした時に呼び止められた
「なーにー?僕、忙しいんだけど」
「いや、まだ終わってないですよ?」
「もう僕いなくても大丈夫でしょ。桔梗、僕の代わりに話聞いといて―」
「名前さんが待ってるからですか?」
桔梗のセリフに悟は立ち止まった
以前から桔梗から好意を持たれていることは分かっていたが
悟が普段どんな風に多くの女性と関わっていても
そうあからさまに嫌悪感を出すタイプではなかった
「そうだって言ったら、どうすんの?」
「…つい先日急に現れた人なのに…」
「桔梗にとって先日でも、僕にとっては長い年月待ち望んでた人だから。諦めて?」
それだけ言い残して悟は
表に出てタクシーへと乗り込んだ
ーーー
ーーーーー
ーーー
夕べはだいぶ飲み過ぎてしまい
朝起きたら3人リビングで雑魚寝状態だった
2人を起こさない様にお皿を食洗器にかけ
ごみをまとめてから名前はそれを持って
玄関へ向かおうとすると手に持っていた重さが消えた
「全く。外に出る時は声かけてくれないとね」
「す、傑?びっくりしたー起こしちゃった?」
「もう起きる時間だし問題ないよ。これは私が捨ててくるから名前は朝食の準備でもしていてくれるかい?」
そう言って彼女を部屋に残して傑は玄関を出た
1階まで降りてマンションの裏のごみ置き場へ向かう
低級だがやはりそこに潜んでた
「名前を行かせなくて正解だったみたいだね」
そう言いながら一掃すると傑は一連の出来事を思い起こした
何者かからの手紙
名前の血によって引き寄せられた呪霊達
ふと残穢を追ってみるが名前の残穢はほぼ残っていない
だが未だに現れるのは何故なのか
「別の呪詛がかけられているのか?」
ーーーそれは単純に名前を消そうとしているのか
それとも狙いは悟で…
いや余程バカじゃない限り悟を狙う奴はいないだろう
ーーーまだこっちの業界で名前を知る人は少ないし
その力を得ようとする者が現れるのはわかるが
なぜか消そうとしている?
ーーー現れるのは低級ばかりでよくて3級止まり
非術師ならやれなくないが多少呪力があれば祓える
「相手は名前が非術師だと思っているのか?全く呪力がないと…」
ーーー
ーーーーー
ーーー
「歌姫先輩、五条先輩が今同棲してるって知ってます?」
「え?マジ?まあ顔だけはいいから昔の病気が再発したんじゃない?あんたも知ってるでしょ?学生時代とっかえひっかえしてた頃」
五条のいない会議は桔梗にとって最早退屈でしかなく
休憩時間に日ごろから自分を可愛がってくれている
歌姫のところに来て話をしていた
「そりゃ知ってますよ。でもその後落ち着いたし、いつか私を見てくれるんじゃないかって思ってたんですけどねー「諦めろ」って言われちゃいましたぁ」
「全く、桔梗はいい子なのにまだあのバカがいいの?他の男見つけなさいって言ってるのに」
「あ、今、彼氏はいますよ?でも会っちゃうと五条先輩がいいなぁって」
「あんたもやるわね」
桔梗は大きく伸びをしながら窓から外を見た
木々が生茂る京都校からの眺めは東京校からのそれと酷似していた
「流石に今回は諦めようかなって。噂によるとド本命をようやく捕まえたみたいで。あの五条先輩がずっと追ってる人ってどんな人か気になって見に言っちゃいましたよ」
「で、どんな子」
「年上らしいですけど見た目は五条先輩とタメ位な感じの小さい子でした。顔やスタイルは普通のその辺に腐るほどいそうな感じ」
「そういえばあのバカって、美人やスタイルいい見た目重視そうでしょ?前に聞いた事あるんだけど「態と反対の子と付き合ってる」んだって言ってたな」
桔梗は初めて聞く話に歌姫に向き直り
食い気味で質問をした
「うそ!私美人で胸の大きい人が好みって聞いてました!」
「前にさバカが1週間姿消したの知ってる?」
「噂程度なら」
「その時に出会った人に決めてるんだって。ずっと探してたみたいよ?あれ嘘かと思ったら本当だったってことか」
「え?五条先輩のあの噂って…」
歌姫があきれ顔で桔梗に言った
「高1ね。何年追っかけてたんだか。もはやストーカーね。キモ!」
「あぁだから長年って言ったのか。やっぱ勝ち目無いじゃん」
「でもいきなり同棲って、やるわね」
「ですよねー。もうベタベタでしたよ?」
言わずもがな想像してしまった歌姫が
凄い嫌そうな表情で言った
「五条がベタベタしてるんでしょ?想像するだけで虫唾が走るわ」
「私も東京戻って彼に慰めてもらおうっと」
「桔梗の彼氏ってどんな人?術師?」
「占い師です!」
.
朝一の会合が終わり
悟が部屋を出ようとした時に呼び止められた
「なーにー?僕、忙しいんだけど」
「いや、まだ終わってないですよ?」
「もう僕いなくても大丈夫でしょ。桔梗、僕の代わりに話聞いといて―」
「名前さんが待ってるからですか?」
桔梗のセリフに悟は立ち止まった
以前から桔梗から好意を持たれていることは分かっていたが
悟が普段どんな風に多くの女性と関わっていても
そうあからさまに嫌悪感を出すタイプではなかった
「そうだって言ったら、どうすんの?」
「…つい先日急に現れた人なのに…」
「桔梗にとって先日でも、僕にとっては長い年月待ち望んでた人だから。諦めて?」
それだけ言い残して悟は
表に出てタクシーへと乗り込んだ
ーーー
ーーーーー
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夕べはだいぶ飲み過ぎてしまい
朝起きたら3人リビングで雑魚寝状態だった
2人を起こさない様にお皿を食洗器にかけ
ごみをまとめてから名前はそれを持って
玄関へ向かおうとすると手に持っていた重さが消えた
「全く。外に出る時は声かけてくれないとね」
「す、傑?びっくりしたー起こしちゃった?」
「もう起きる時間だし問題ないよ。これは私が捨ててくるから名前は朝食の準備でもしていてくれるかい?」
そう言って彼女を部屋に残して傑は玄関を出た
1階まで降りてマンションの裏のごみ置き場へ向かう
低級だがやはりそこに潜んでた
「名前を行かせなくて正解だったみたいだね」
そう言いながら一掃すると傑は一連の出来事を思い起こした
何者かからの手紙
名前の血によって引き寄せられた呪霊達
ふと残穢を追ってみるが名前の残穢はほぼ残っていない
だが未だに現れるのは何故なのか
「別の呪詛がかけられているのか?」
ーーーそれは単純に名前を消そうとしているのか
それとも狙いは悟で…
いや余程バカじゃない限り悟を狙う奴はいないだろう
ーーーまだこっちの業界で名前を知る人は少ないし
その力を得ようとする者が現れるのはわかるが
なぜか消そうとしている?
ーーー現れるのは低級ばかりでよくて3級止まり
非術師ならやれなくないが多少呪力があれば祓える
「相手は名前が非術師だと思っているのか?全く呪力がないと…」
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「歌姫先輩、五条先輩が今同棲してるって知ってます?」
「え?マジ?まあ顔だけはいいから昔の病気が再発したんじゃない?あんたも知ってるでしょ?学生時代とっかえひっかえしてた頃」
五条のいない会議は桔梗にとって最早退屈でしかなく
休憩時間に日ごろから自分を可愛がってくれている
歌姫のところに来て話をしていた
「そりゃ知ってますよ。でもその後落ち着いたし、いつか私を見てくれるんじゃないかって思ってたんですけどねー「諦めろ」って言われちゃいましたぁ」
「全く、桔梗はいい子なのにまだあのバカがいいの?他の男見つけなさいって言ってるのに」
「あ、今、彼氏はいますよ?でも会っちゃうと五条先輩がいいなぁって」
「あんたもやるわね」
桔梗は大きく伸びをしながら窓から外を見た
木々が生茂る京都校からの眺めは東京校からのそれと酷似していた
「流石に今回は諦めようかなって。噂によるとド本命をようやく捕まえたみたいで。あの五条先輩がずっと追ってる人ってどんな人か気になって見に言っちゃいましたよ」
「で、どんな子」
「年上らしいですけど見た目は五条先輩とタメ位な感じの小さい子でした。顔やスタイルは普通のその辺に腐るほどいそうな感じ」
「そういえばあのバカって、美人やスタイルいい見た目重視そうでしょ?前に聞いた事あるんだけど「態と反対の子と付き合ってる」んだって言ってたな」
桔梗は初めて聞く話に歌姫に向き直り
食い気味で質問をした
「うそ!私美人で胸の大きい人が好みって聞いてました!」
「前にさバカが1週間姿消したの知ってる?」
「噂程度なら」
「その時に出会った人に決めてるんだって。ずっと探してたみたいよ?あれ嘘かと思ったら本当だったってことか」
「え?五条先輩のあの噂って…」
歌姫があきれ顔で桔梗に言った
「高1ね。何年追っかけてたんだか。もはやストーカーね。キモ!」
「あぁだから長年って言ったのか。やっぱ勝ち目無いじゃん」
「でもいきなり同棲って、やるわね」
「ですよねー。もうベタベタでしたよ?」
言わずもがな想像してしまった歌姫が
凄い嫌そうな表情で言った
「五条がベタベタしてるんでしょ?想像するだけで虫唾が走るわ」
「私も東京戻って彼に慰めてもらおうっと」
「桔梗の彼氏ってどんな人?術師?」
「占い師です!」
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