純愛
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任務に向かう途中教室に寄るという悟と別れて
廊下を歩いていると声をかけられた
「やぁ名前。今日は悟と一緒じゃないのかい?」
「これから一緒に任務だよ。今、教室行ってる。傑は?今日も任務?」
「任務だよ。それよりこれ、悟かな?通りで機嫌がいいわけだ」
名前が意味が分からないという表情をしていると首をつんっと指で突き
「ふふっかわいいね名前は。跡、ついてるの気が付かなかった?」
「え?!」
「いーんだよ。それ、態とだからー」
いつの間にか悟が背後にいて覆いかぶさるように
後ろから抱き着いてきて名前の頭に顎をのせた
「傑~かわいいだろ?」
「うん、かわいいね」
「けっ やんねーよ」
「悟、口調が昔に戻ってしまっているよ?」
「うるせー。人がちょっと目を離したすきに名前に近づきやがって。おい、傑。態とだろ?」
「そうだと言ったら?」
背の低い名前の上で言い合いをされても
どうしていいか分からないし2人の顔すら見えない
仕方なくそのまま悟の腕の中で大人しくしていたら
不意に顎に手が添えられて無理矢理上を向かされると
悟に唇を塞がれ舌が絡まってきた
一通り口内を堪能してから離される…って
傑がいる事を思い出した
「ちょ、ちょっと悟!!」
「へへーっ名前は僕のだもーんっ」
「はいはい。ご馳走様。名前悟ってこういうとこあるから、困ったら私のところへおいで?助けてあげるから」
「羨ましいからってちょっかい出すなよ。バーカっ」
「悟、さっきから発言が小学生レベルだよ?せいぜい名前に振られない様に頑張ってね」
ひらひらと手を振って去っていく傑を
嫌そうな顔で見送った悟が不意に名前を覗き込んだ
「ま、ああいう奴だけどいい奴だから。何かあったら傑頼っていいよ。あ、僕に飽きたらとか、浮気とかそういう意味じゃないからね?そこ勘違いしないでね?」
「うん、わかった」
「傑のやつむっつりなんだよ。真面目なふりして手早いから。そこは気を付けろよ?」
「まあ、私相手にそれはないから」
そう名前は言うと悟は手を取り
長い指を絡めながら歩き出した
「そんなことない。僕は常に心配してるけど」
「なにが?」
「名前が可愛すぎるから他の男が寄ってこないか心配なの。僕の事だけ見てればいいよ」
ーーー
ーーーーー
ーーー
思っていた以上に早くその日は来てしまった
悟が京都校へ1泊2日の出張に行くことになった
任務ではなく教員としての出張なので補助監督は着かない
「僕、行きたくない」
「はいはい。それ何回目~?諦めなよ仕事なんだし」
「名前はいいの?!僕と丸1日以上離れちゃうんだよ?!」
とは言っても彼女にはどうすることもできない
2日あるうちの1日はこちらへ来てから初めての休日
それもあいまって悟の機嫌は急降下しているのだった
「だって仕方ないでしょ?任務じゃないんだから」
「名前の休みは僕とデートって決まってたのに」
聞いてないよ?と思わず名前が口にすると
ますます不機嫌になってしまった
「やぁ、名前明後日休みなんだって?しかも悟がいないとか」
「うるせーよ。近づくんじゃねぇ」
「私は名前に話しかけているんだよ。私も明後日空いてるんだ。どこかに出かけるなら護衛もかねて付き合うよ」
「護衛なんて大げさな。大丈夫だよ一人で」
1か月で名前は駄々洩れだった呪力を
抑えられる様にはなっていた
「でも君に万が一があってからじゃ遅いし」
「そうだね。不本意だけどここは傑と一緒の方がいいかな。お前ぜぇったい手ぇ出すなよ?」
「酷いなぁ。悟は私をなんだと思ってるんだい?」
そういう傑は全く気にしていない様子だし
一方的に悟が牙を剥いているようにも見えた
名前はそんな様子の2人に
「ほんと、仲いいよね2人とも」
「いや?そうでもないさ。じゃ私は任務があるから当日連絡するね。迎えに行くから」
「名前、間違っても傑を家に入れんなよ?」
「はいはい。名前悟の子守頑張ってね」
さらっと毒を吐いて行くものだから
余計にイライラしだした悟をなだめた
「1泊2日なんてすぐだよ」
「…やだ」
「今日は悟の好きなもの作ってあげる。何が食べたい?」
「…名前」
「うーん。その前に夜ご飯何食べたい?生姜焼き?あ、久々にオムライスにする?」
「…オムライス。たまごふわふわなやつ」
「了解。じゃ、さくっと任務いきますかー。ほら、行くよ?」
悟の大きな手を掴んで引っ張ると
手をほどかれて代わりに抱きしめられ
脈略のない言葉を投げかけられた
「名前ってほんと狡いよね」
悟に抱きしめられて頭の上に
いつもの様に顎をのせられてしまうと
その表情が見えない
でもまだ声からして拗ねている、そんな気がした
「僕も大人になって名前に追い付いた気でいるのに、やっぱり名前に敵わない」
「そうかな?」
「そーだよ。現に今だって僕、ちょっと浮上してるもん」
「なんで?あ、オムライス?」
「違うよ、まあオムライスも嬉しいけど。そうじゃなくって名前が甘やかせてくれるから、つい甘えちゃう。それが狡い。僕が甘えるんじゃなくて甘えて欲しいのに」
そんな可愛いことをいう悟の背中を
ポンポンと叩きながら名前が笑った
「私は充分悟に甘えてるよ?悟がいないとこっちで生活出来ないもん。だからこそ出来る事はしたいし、悟に…やっぱ今のなし」
「は?」
「私は、悟が甘えてくれるの嬉しいけど。私にだけなら」
「名前にだけだよ。こんなガキ臭いこというのはお前だけ」
ーーーこんなに執着するのも、気になるのも、一挙一動で心躍るのも名前だけだよ
「はい、おしまい!行くよ悟!」
「えーー。ちゅーしてくれたら動いてあげる」
そう言いながら唇を寄せてくるのはいつも悟の方で
それを期待して待ってしまうのは名前だった
二人で任務に向かいながら
悟はさっきの名前の言葉が知りたくて聞いてみた
「さっき言いかけてた言葉、なーにー?」
「さっき?」
「とぼけんなよ?「悟に」って言いかけたやつ」
「あーー…悪口だから忘れて?」
「とぼけんなって。で?僕が、なに?」
「悟に…笑ってもらいたいって言いたかったの!」
運転する名前の頭を撫でながら
悟は「かわいーっ」と言って頬を緩ませた
仕事を終わらせて帰宅すると
名前は約束通りふわふわのオムライスを作り
2人で一緒に食べた
その後、悟のおねだりに勝てる訳もなく
一緒にバスルームへと向かった
「明日の分も今日はいっぱい名前に僕を充電してあげる」
.
廊下を歩いていると声をかけられた
「やぁ名前。今日は悟と一緒じゃないのかい?」
「これから一緒に任務だよ。今、教室行ってる。傑は?今日も任務?」
「任務だよ。それよりこれ、悟かな?通りで機嫌がいいわけだ」
名前が意味が分からないという表情をしていると首をつんっと指で突き
「ふふっかわいいね名前は。跡、ついてるの気が付かなかった?」
「え?!」
「いーんだよ。それ、態とだからー」
いつの間にか悟が背後にいて覆いかぶさるように
後ろから抱き着いてきて名前の頭に顎をのせた
「傑~かわいいだろ?」
「うん、かわいいね」
「けっ やんねーよ」
「悟、口調が昔に戻ってしまっているよ?」
「うるせー。人がちょっと目を離したすきに名前に近づきやがって。おい、傑。態とだろ?」
「そうだと言ったら?」
背の低い名前の上で言い合いをされても
どうしていいか分からないし2人の顔すら見えない
仕方なくそのまま悟の腕の中で大人しくしていたら
不意に顎に手が添えられて無理矢理上を向かされると
悟に唇を塞がれ舌が絡まってきた
一通り口内を堪能してから離される…って
傑がいる事を思い出した
「ちょ、ちょっと悟!!」
「へへーっ名前は僕のだもーんっ」
「はいはい。ご馳走様。名前悟ってこういうとこあるから、困ったら私のところへおいで?助けてあげるから」
「羨ましいからってちょっかい出すなよ。バーカっ」
「悟、さっきから発言が小学生レベルだよ?せいぜい名前に振られない様に頑張ってね」
ひらひらと手を振って去っていく傑を
嫌そうな顔で見送った悟が不意に名前を覗き込んだ
「ま、ああいう奴だけどいい奴だから。何かあったら傑頼っていいよ。あ、僕に飽きたらとか、浮気とかそういう意味じゃないからね?そこ勘違いしないでね?」
「うん、わかった」
「傑のやつむっつりなんだよ。真面目なふりして手早いから。そこは気を付けろよ?」
「まあ、私相手にそれはないから」
そう名前は言うと悟は手を取り
長い指を絡めながら歩き出した
「そんなことない。僕は常に心配してるけど」
「なにが?」
「名前が可愛すぎるから他の男が寄ってこないか心配なの。僕の事だけ見てればいいよ」
ーーー
ーーーーー
ーーー
思っていた以上に早くその日は来てしまった
悟が京都校へ1泊2日の出張に行くことになった
任務ではなく教員としての出張なので補助監督は着かない
「僕、行きたくない」
「はいはい。それ何回目~?諦めなよ仕事なんだし」
「名前はいいの?!僕と丸1日以上離れちゃうんだよ?!」
とは言っても彼女にはどうすることもできない
2日あるうちの1日はこちらへ来てから初めての休日
それもあいまって悟の機嫌は急降下しているのだった
「だって仕方ないでしょ?任務じゃないんだから」
「名前の休みは僕とデートって決まってたのに」
聞いてないよ?と思わず名前が口にすると
ますます不機嫌になってしまった
「やぁ、名前明後日休みなんだって?しかも悟がいないとか」
「うるせーよ。近づくんじゃねぇ」
「私は名前に話しかけているんだよ。私も明後日空いてるんだ。どこかに出かけるなら護衛もかねて付き合うよ」
「護衛なんて大げさな。大丈夫だよ一人で」
1か月で名前は駄々洩れだった呪力を
抑えられる様にはなっていた
「でも君に万が一があってからじゃ遅いし」
「そうだね。不本意だけどここは傑と一緒の方がいいかな。お前ぜぇったい手ぇ出すなよ?」
「酷いなぁ。悟は私をなんだと思ってるんだい?」
そういう傑は全く気にしていない様子だし
一方的に悟が牙を剥いているようにも見えた
名前はそんな様子の2人に
「ほんと、仲いいよね2人とも」
「いや?そうでもないさ。じゃ私は任務があるから当日連絡するね。迎えに行くから」
「名前、間違っても傑を家に入れんなよ?」
「はいはい。名前悟の子守頑張ってね」
さらっと毒を吐いて行くものだから
余計にイライラしだした悟をなだめた
「1泊2日なんてすぐだよ」
「…やだ」
「今日は悟の好きなもの作ってあげる。何が食べたい?」
「…名前」
「うーん。その前に夜ご飯何食べたい?生姜焼き?あ、久々にオムライスにする?」
「…オムライス。たまごふわふわなやつ」
「了解。じゃ、さくっと任務いきますかー。ほら、行くよ?」
悟の大きな手を掴んで引っ張ると
手をほどかれて代わりに抱きしめられ
脈略のない言葉を投げかけられた
「名前ってほんと狡いよね」
悟に抱きしめられて頭の上に
いつもの様に顎をのせられてしまうと
その表情が見えない
でもまだ声からして拗ねている、そんな気がした
「僕も大人になって名前に追い付いた気でいるのに、やっぱり名前に敵わない」
「そうかな?」
「そーだよ。現に今だって僕、ちょっと浮上してるもん」
「なんで?あ、オムライス?」
「違うよ、まあオムライスも嬉しいけど。そうじゃなくって名前が甘やかせてくれるから、つい甘えちゃう。それが狡い。僕が甘えるんじゃなくて甘えて欲しいのに」
そんな可愛いことをいう悟の背中を
ポンポンと叩きながら名前が笑った
「私は充分悟に甘えてるよ?悟がいないとこっちで生活出来ないもん。だからこそ出来る事はしたいし、悟に…やっぱ今のなし」
「は?」
「私は、悟が甘えてくれるの嬉しいけど。私にだけなら」
「名前にだけだよ。こんなガキ臭いこというのはお前だけ」
ーーーこんなに執着するのも、気になるのも、一挙一動で心躍るのも名前だけだよ
「はい、おしまい!行くよ悟!」
「えーー。ちゅーしてくれたら動いてあげる」
そう言いながら唇を寄せてくるのはいつも悟の方で
それを期待して待ってしまうのは名前だった
二人で任務に向かいながら
悟はさっきの名前の言葉が知りたくて聞いてみた
「さっき言いかけてた言葉、なーにー?」
「さっき?」
「とぼけんなよ?「悟に」って言いかけたやつ」
「あーー…悪口だから忘れて?」
「とぼけんなって。で?僕が、なに?」
「悟に…笑ってもらいたいって言いたかったの!」
運転する名前の頭を撫でながら
悟は「かわいーっ」と言って頬を緩ませた
仕事を終わらせて帰宅すると
名前は約束通りふわふわのオムライスを作り
2人で一緒に食べた
その後、悟のおねだりに勝てる訳もなく
一緒にバスルームへと向かった
「明日の分も今日はいっぱい名前に僕を充電してあげる」
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