純愛
name change
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伊地知さんの指示通り駐車場へ向かうと
既に車を用意してタブレットを持った彼がいた
「お疲れ様です。五条さんのオーダー通り比較的名前さんでも運転しやすそうな車を用意したのですが…あとこれが任務の内容です」
「んー任務内容は僕が貰うね。当面名前じゃなくて僕でいいから。名前これなら運転できそう?無理だったら僕がするけど」
任務って何するのかもわからないのに運転も悟にさせてしまっては
自分の行く意味がないと思い大丈夫と名前は答えた
「じゃ、行こっか」
悟に促され黒のアクアに乗り込むと
悟はシートを最大限後ろにして少し背もたれをたおす
反対に名前は前にずらして背もたれを立てると
それを見ていた悟が笑い出した
「そんな前なの?大丈夫?足届いてる?」
「届いてるよ!マニュアルだと厳しいけど」
「名前マニュアルも運転出来んだ」
「出来るよ!昔、足攣ったけど」
「クラッチで?ウケる~」
笑いながら悟は目的地をナビにセットすると
名前の頭をポンポンと叩いてからタブレットに視線を移した
移動中に大まかな任務の説明を悟が話した
基本的に何がデータに書かれているか
なにが重要でどこを把握すればいいのかという視点だった
「ま、当面僕と一緒だから目的地にさえ行ってくれれば問題なし!後はそうだなー。いってらっしゃいとおかえりのちゅーがあれば完璧かな?」
「…それって本当に補助監督の仕事?」
「え?そんなわけないじゃん!他の奴に名前がちゅーするとかありえないから!そんな事してみろ僕、間違えてそいつ殺しちゃうかもよ?」
全く知らないと思って適当なことを…
と、思っていると真面目なトーンで悟が話し出した
「さっきだけど、みんなといる時名前なにか言いかけてなかった?昨日とかなんとか…あれなに?」
名前は運転中で前を向いていても
横にいる悟の視線を痛いほど感じていた
先程の医務室の会話でおそらく勘違いなのだろうと
名前は思っていたので
ごまかす様に口を開いた
「あれ?多分私の思い違いだからいいよ」
「思い違いでいいから言ってよ。隠し事とかヤダ。何でも話して?」
悟の手が私の空いている左手を握った
悟は大きな手で名前の手をそっと包みながら言葉をつなげた
「僕たちさブランクがあるでしょ?僕は12年、名前は3年。お互いに知らない時が経ってるんだよね。だからこそ些細な事でも言って欲しいし、僕は君の事をもっと知りたい」
「僕ね、相手が察してくれるとかって土台無理な話だと思ってんの。だってどんなに頑張っても僕は名前にはなれないし君も僕にはなれないでしょ?」
「僕もなんでも話すし名前には隠し事はしないって約束する。だから名前もなんでも話して?」
そんな風に前置きをされてしまうなんて
本当に悟は大人になったんだな、なんて名前は考えながら
思っていたことを話し出した
「3年前、悟は12年か。別れ際のキス…覚えてる?今思えばあれにも呪力が流れてたんだよね?」
「忘れられるわけないでしょ?あの時は呪力どころじゃなかったけどね。流れてたよ」
「悟が昨日電話で話してたの聞いちゃったの。「誰にも渡さないし呪力もやんない」って言ってたでしょ?」
「うん。当たり前じゃん!僕意外の奴が名前に触れるとかありえないから!」
「うん…ごめん」
「ん?なんでごめんなの?」
丁度信号が赤になり隣の悟をみると
首をかしげていた
「悟を疑ったっていうか。呪力が目的だったのかなぁって」
「あーなるほど。名前ってバカだね」
「は?」
あんなに悩んだのにバカで片付けられるって
言い方ってものがあるだろうと名前が思っていたら
ちゅっと短めのキスが落とされ
しまいには「青だよ」とせかされた
「わかった。毎日言うことにするね!名前が好きだって!」
「え?え?」
「だってそういう事でしょ?僕にとって名前は唯一の特別なの。呪力がなくても術式がなくても、特別で好きなことには変わんないよ。そこに惹かれたわけじゃない、むしろ呪力云々はオプションだね」
「オプション…」
「そ。名前だって僕が最強で五条家当主だから好きになった訳じゃないでしょ?」
「もちろんって当主になったの?」
「へへーっやっぱ好きだなぁ名前のそういうとこ。僕の肩書や外見じゃなくて僕を見てくれてるでしょ?」
悟が包んでいた私の左手を自分に引き寄せて
指先にキスを落とした
「今日は僕の最強っぷり、見せてあげるね」
.
既に車を用意してタブレットを持った彼がいた
「お疲れ様です。五条さんのオーダー通り比較的名前さんでも運転しやすそうな車を用意したのですが…あとこれが任務の内容です」
「んー任務内容は僕が貰うね。当面名前じゃなくて僕でいいから。名前これなら運転できそう?無理だったら僕がするけど」
任務って何するのかもわからないのに運転も悟にさせてしまっては
自分の行く意味がないと思い大丈夫と名前は答えた
「じゃ、行こっか」
悟に促され黒のアクアに乗り込むと
悟はシートを最大限後ろにして少し背もたれをたおす
反対に名前は前にずらして背もたれを立てると
それを見ていた悟が笑い出した
「そんな前なの?大丈夫?足届いてる?」
「届いてるよ!マニュアルだと厳しいけど」
「名前マニュアルも運転出来んだ」
「出来るよ!昔、足攣ったけど」
「クラッチで?ウケる~」
笑いながら悟は目的地をナビにセットすると
名前の頭をポンポンと叩いてからタブレットに視線を移した
移動中に大まかな任務の説明を悟が話した
基本的に何がデータに書かれているか
なにが重要でどこを把握すればいいのかという視点だった
「ま、当面僕と一緒だから目的地にさえ行ってくれれば問題なし!後はそうだなー。いってらっしゃいとおかえりのちゅーがあれば完璧かな?」
「…それって本当に補助監督の仕事?」
「え?そんなわけないじゃん!他の奴に名前がちゅーするとかありえないから!そんな事してみろ僕、間違えてそいつ殺しちゃうかもよ?」
全く知らないと思って適当なことを…
と、思っていると真面目なトーンで悟が話し出した
「さっきだけど、みんなといる時名前なにか言いかけてなかった?昨日とかなんとか…あれなに?」
名前は運転中で前を向いていても
横にいる悟の視線を痛いほど感じていた
先程の医務室の会話でおそらく勘違いなのだろうと
名前は思っていたので
ごまかす様に口を開いた
「あれ?多分私の思い違いだからいいよ」
「思い違いでいいから言ってよ。隠し事とかヤダ。何でも話して?」
悟の手が私の空いている左手を握った
悟は大きな手で名前の手をそっと包みながら言葉をつなげた
「僕たちさブランクがあるでしょ?僕は12年、名前は3年。お互いに知らない時が経ってるんだよね。だからこそ些細な事でも言って欲しいし、僕は君の事をもっと知りたい」
「僕ね、相手が察してくれるとかって土台無理な話だと思ってんの。だってどんなに頑張っても僕は名前にはなれないし君も僕にはなれないでしょ?」
「僕もなんでも話すし名前には隠し事はしないって約束する。だから名前もなんでも話して?」
そんな風に前置きをされてしまうなんて
本当に悟は大人になったんだな、なんて名前は考えながら
思っていたことを話し出した
「3年前、悟は12年か。別れ際のキス…覚えてる?今思えばあれにも呪力が流れてたんだよね?」
「忘れられるわけないでしょ?あの時は呪力どころじゃなかったけどね。流れてたよ」
「悟が昨日電話で話してたの聞いちゃったの。「誰にも渡さないし呪力もやんない」って言ってたでしょ?」
「うん。当たり前じゃん!僕意外の奴が名前に触れるとかありえないから!」
「うん…ごめん」
「ん?なんでごめんなの?」
丁度信号が赤になり隣の悟をみると
首をかしげていた
「悟を疑ったっていうか。呪力が目的だったのかなぁって」
「あーなるほど。名前ってバカだね」
「は?」
あんなに悩んだのにバカで片付けられるって
言い方ってものがあるだろうと名前が思っていたら
ちゅっと短めのキスが落とされ
しまいには「青だよ」とせかされた
「わかった。毎日言うことにするね!名前が好きだって!」
「え?え?」
「だってそういう事でしょ?僕にとって名前は唯一の特別なの。呪力がなくても術式がなくても、特別で好きなことには変わんないよ。そこに惹かれたわけじゃない、むしろ呪力云々はオプションだね」
「オプション…」
「そ。名前だって僕が最強で五条家当主だから好きになった訳じゃないでしょ?」
「もちろんって当主になったの?」
「へへーっやっぱ好きだなぁ名前のそういうとこ。僕の肩書や外見じゃなくて僕を見てくれてるでしょ?」
悟が包んでいた私の左手を自分に引き寄せて
指先にキスを落とした
「今日は僕の最強っぷり、見せてあげるね」
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