純愛
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22時を回りお開きになると
伊地知の車に乗って子どもたちは帰って行った
後片付けと洗い物を名前と悟は
並んで行っていると悟が嬉しそうに話し出した
「懐かしいね。前もよくこうして洗い物したよね」
「そうだねー。悟のとこ食洗器あって助かるよ。人数多いと洗い物増えるから」
食洗器をセットして鍋などの入らないものを
片づけ終わると悟が名前の背後に回り
後ろから抱きしめた
「お風呂、先に入っておいでよ。それとも一緒に「入りません」もうっ 照れんなよ」
どこまで冗談なのか分からない言葉をかわして
名前はお風呂に入りながら今日起こったことを思い出していた
両面宿儺が言った通り名前は反転術式ができた
そして彼女の血肉にあるという呪力強化
交わる・・・ことでも呪力が流れるとも言っていた
「それってキスでもそうなのかな…」
ふと悟の顔が名前の脳裏に浮かんだ
悟は呪術師であるとともに
前の世界で別れ際に深いキスをしたこともある
ならばあの時名前の呪力が悟に流れていたことになり
悟はそのすべてを知っているはずだ
「…まさか、ね」
悟がずっと名前を求める理由
ーーー呪力強化が出来る人間がもし私しか存在しないのであれば
呪いでも術師でも欲しがる能力だとしたら?
悟もどんな形でも手に入れたいと思うのでは…
ーーーもしそうだとしても
他の人に利用されるくらいなら私は自ら貴方を選ぶ
悟の役に立てるならばこの体も
「惜しいなんてこと、ないな」
名前はそう心に決めると
浴槽から上がりバスタオルを体に纏った
ーーー
ーーーーー
ーーー
名前がお風呂に入っている間に
悟は電話をかけていた
『やあ悟。珍しいね電話かけてくるなんて』
「お前に頼みたいことがあるんだ。名前の術式が宿儺にバレた」
『それはそれは。悠仁は抑えきれなかったんだ?』
「そうみたいだね。僕、任務で離れちゃったんだよね。一緒に連れて行けばよかった」
呪力があるにもかかわらず使い方を知らない名前は非術師と変わらないし
今回の様に感づかれると今後噂が広まって狙われる可能性がある
そうなる前に彼女に最低限の自己防衛が
出来るようになる時間が欲しかった
『で、悟はどうするつもりなんだい?』
「明日からは名前を任務に連れていく。だけど、どうしても僕が近くに入れない時に傑にお願いしたい」
『そうだね。明日は高専に戻るからとりあえず紹介してよ?』
「もちろんするけど、傑お前名前には指一本触れんなよ?」
電話越しで傑の笑い声が聞こえた
『ククっ ほんと、大好きだよね。12年かぁ。悟がそこまで惚れた相手、早く会いたいよ』
「能力試したりすんなよ?名前は俺のだからね!」
『心外だな。私が彼女を襲って食べるとでも?』
「違う意味で食うなよ?!べろちゅーとかヤれば呪力が流れるはずだけど」
『なるほど。その手があったか!』
「おい!傑!名前は誰にも渡さないから。ほんのちょっとの呪力もやんないよ!」
『ふふっ そんなに熱くならなくても』
「そんな事他の奴とやってるトコ見たら、俺そいつ殺すわマジで。ーーと名前が戻ってきたから切るね。じゃ」
『ん、また明日』
ーーー
ーーーーー
ーーー
名前はお風呂から上がりリビングに戻っていくと
ドア越しに悟の話声が聞こえた
誰かと電話しているのだと思った時
悟の言葉が聞こえてしまった
「名前は誰にも渡さないから。ほんのちょっとの呪力もやんないよ!」
ーーーそっか。呪力か。悟は私の呪力が必要だったのか。
悟のためなら全部捧げようと決めたばかりだったが
さっきの悟の言葉は名前ではなく呪力が欲しいと
言っているように彼女には聞こえていた
ドアを開けようとしていた手が震えて
その場で立ち尽くしていた
「名前?ドアの前で突っ立ってなーにしてんの?電話してたから遠慮しちゃった?入っておいでよ」
「あ、ごめんね。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」
「問題ないよ相手傑だしー。ほら、おいでー」
ソファーに腰かけている悟が両手を広げる
ゆっくりと近づいてくる名前の手が
届くところまで来るとその手を掴んで一気に引き寄せた
勢いあまって悟にもたれ掛かってくるのも
お構いなしで悟はそのまま抱き寄せた
「どうしたの?疲れちゃった?」
「うん。今日いろいろあったし」
悟は名前の首に顔をうずめて匂いを吸い込みながら
彼女の背中をゆっくりと撫でた
「んーそっかぁ。そりゃ疲れるよね。僕はどんなに疲れててもこうして名前のことハグできれば疲れなんて吹っ飛んじゃうけど」
名前は悟の頭をそっと撫でた
もう目隠しを外している悟の髪は降ろされていて
思ったよりサラサラだった
「んー名前いい匂いする」
「悟もいい匂いだよ?悟の匂いなんかホッとする」
「なにそれ!反則!この体勢でそんな事言われると勃つんだけど!」
悟が頭を上げると同時に近づいてきて
唇を塞がれ執拗に舌が絡められる
名前は頭の片隅でこれで呪力が流れるんだなと
ぼうっと考えていた
「…名前すごい疲れてる?」
「なんで?」
「んー。キスがなんか違う。めっちゃシたかったけど今日は寝た方がいいかもね。先に寝てていいよ、僕もお風呂入ってくる」
「ん…ごめん」
名前が俯き加減でそういうと
悟は再び名前を抱き寄せて今度は彼女の頭を撫でた
「謝らなくていいよ。僕は名前の体の方が心配。その代わり今日も抱きしめて寝てもいい?」
「いいけど…いいの?」
「んー僕?大丈夫お風呂で抜いてくるから。もう一回キスしていい?」
そう言って唇を再びむさぼるように塞がれると
悟の手がシャツをたくし上げて直に背中や腰を撫でまわした
何度も角度を変えて息遣いが荒くなってくる
「あーヤバい!止まんなくなる前にお風呂にする!先寝ててね」
「うん」
名前の頭にポンと手を置いてから
ソファーから立ち上がり悟がお風呂へと向かった
ぎしりとベッドのスプリングの音をさせながら
悟はベッドに潜り込み彼女を抱きしめた
「名前、愛してるよ」
悟は名前が眠っていると思っている様で
そう耳元で囁いた
.
伊地知の車に乗って子どもたちは帰って行った
後片付けと洗い物を名前と悟は
並んで行っていると悟が嬉しそうに話し出した
「懐かしいね。前もよくこうして洗い物したよね」
「そうだねー。悟のとこ食洗器あって助かるよ。人数多いと洗い物増えるから」
食洗器をセットして鍋などの入らないものを
片づけ終わると悟が名前の背後に回り
後ろから抱きしめた
「お風呂、先に入っておいでよ。それとも一緒に「入りません」もうっ 照れんなよ」
どこまで冗談なのか分からない言葉をかわして
名前はお風呂に入りながら今日起こったことを思い出していた
両面宿儺が言った通り名前は反転術式ができた
そして彼女の血肉にあるという呪力強化
交わる・・・ことでも呪力が流れるとも言っていた
「それってキスでもそうなのかな…」
ふと悟の顔が名前の脳裏に浮かんだ
悟は呪術師であるとともに
前の世界で別れ際に深いキスをしたこともある
ならばあの時名前の呪力が悟に流れていたことになり
悟はそのすべてを知っているはずだ
「…まさか、ね」
悟がずっと名前を求める理由
ーーー呪力強化が出来る人間がもし私しか存在しないのであれば
呪いでも術師でも欲しがる能力だとしたら?
悟もどんな形でも手に入れたいと思うのでは…
ーーーもしそうだとしても
他の人に利用されるくらいなら私は自ら貴方を選ぶ
悟の役に立てるならばこの体も
「惜しいなんてこと、ないな」
名前はそう心に決めると
浴槽から上がりバスタオルを体に纏った
ーーー
ーーーーー
ーーー
名前がお風呂に入っている間に
悟は電話をかけていた
『やあ悟。珍しいね電話かけてくるなんて』
「お前に頼みたいことがあるんだ。名前の術式が宿儺にバレた」
『それはそれは。悠仁は抑えきれなかったんだ?』
「そうみたいだね。僕、任務で離れちゃったんだよね。一緒に連れて行けばよかった」
呪力があるにもかかわらず使い方を知らない名前は非術師と変わらないし
今回の様に感づかれると今後噂が広まって狙われる可能性がある
そうなる前に彼女に最低限の自己防衛が
出来るようになる時間が欲しかった
『で、悟はどうするつもりなんだい?』
「明日からは名前を任務に連れていく。だけど、どうしても僕が近くに入れない時に傑にお願いしたい」
『そうだね。明日は高専に戻るからとりあえず紹介してよ?』
「もちろんするけど、傑お前名前には指一本触れんなよ?」
電話越しで傑の笑い声が聞こえた
『ククっ ほんと、大好きだよね。12年かぁ。悟がそこまで惚れた相手、早く会いたいよ』
「能力試したりすんなよ?名前は俺のだからね!」
『心外だな。私が彼女を襲って食べるとでも?』
「違う意味で食うなよ?!べろちゅーとかヤれば呪力が流れるはずだけど」
『なるほど。その手があったか!』
「おい!傑!名前は誰にも渡さないから。ほんのちょっとの呪力もやんないよ!」
『ふふっ そんなに熱くならなくても』
「そんな事他の奴とやってるトコ見たら、俺そいつ殺すわマジで。ーーと名前が戻ってきたから切るね。じゃ」
『ん、また明日』
ーーー
ーーーーー
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名前はお風呂から上がりリビングに戻っていくと
ドア越しに悟の話声が聞こえた
誰かと電話しているのだと思った時
悟の言葉が聞こえてしまった
「名前は誰にも渡さないから。ほんのちょっとの呪力もやんないよ!」
ーーーそっか。呪力か。悟は私の呪力が必要だったのか。
悟のためなら全部捧げようと決めたばかりだったが
さっきの悟の言葉は名前ではなく呪力が欲しいと
言っているように彼女には聞こえていた
ドアを開けようとしていた手が震えて
その場で立ち尽くしていた
「名前?ドアの前で突っ立ってなーにしてんの?電話してたから遠慮しちゃった?入っておいでよ」
「あ、ごめんね。盗み聞きするつもりはなかったんだけど」
「問題ないよ相手傑だしー。ほら、おいでー」
ソファーに腰かけている悟が両手を広げる
ゆっくりと近づいてくる名前の手が
届くところまで来るとその手を掴んで一気に引き寄せた
勢いあまって悟にもたれ掛かってくるのも
お構いなしで悟はそのまま抱き寄せた
「どうしたの?疲れちゃった?」
「うん。今日いろいろあったし」
悟は名前の首に顔をうずめて匂いを吸い込みながら
彼女の背中をゆっくりと撫でた
「んーそっかぁ。そりゃ疲れるよね。僕はどんなに疲れててもこうして名前のことハグできれば疲れなんて吹っ飛んじゃうけど」
名前は悟の頭をそっと撫でた
もう目隠しを外している悟の髪は降ろされていて
思ったよりサラサラだった
「んー名前いい匂いする」
「悟もいい匂いだよ?悟の匂いなんかホッとする」
「なにそれ!反則!この体勢でそんな事言われると勃つんだけど!」
悟が頭を上げると同時に近づいてきて
唇を塞がれ執拗に舌が絡められる
名前は頭の片隅でこれで呪力が流れるんだなと
ぼうっと考えていた
「…名前すごい疲れてる?」
「なんで?」
「んー。キスがなんか違う。めっちゃシたかったけど今日は寝た方がいいかもね。先に寝てていいよ、僕もお風呂入ってくる」
「ん…ごめん」
名前が俯き加減でそういうと
悟は再び名前を抱き寄せて今度は彼女の頭を撫でた
「謝らなくていいよ。僕は名前の体の方が心配。その代わり今日も抱きしめて寝てもいい?」
「いいけど…いいの?」
「んー僕?大丈夫お風呂で抜いてくるから。もう一回キスしていい?」
そう言って唇を再びむさぼるように塞がれると
悟の手がシャツをたくし上げて直に背中や腰を撫でまわした
何度も角度を変えて息遣いが荒くなってくる
「あーヤバい!止まんなくなる前にお風呂にする!先寝ててね」
「うん」
名前の頭にポンと手を置いてから
ソファーから立ち上がり悟がお風呂へと向かった
ぎしりとベッドのスプリングの音をさせながら
悟はベッドに潜り込み彼女を抱きしめた
「名前、愛してるよ」
悟は名前が眠っていると思っている様で
そう耳元で囁いた
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