純愛
name change
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「…宿儺の残穢が残ってるって思ってたけど怪我したの?ってかそれ自分で直したよね・・・・・・・いったい何があったの?」
「うん。実は…」
名前が事の顛末を説明すると
上から大きなため息とともに
悟の腕の中に閉じ込められた
「あーごめん。完全に僕のミス。ちゃんと言っとけばよかった。怖かったでしょ?」
「うん。後ででいいからなにがおきたのかちゃんと教えて?」
「もちろん。基、君には呪術について少し学んでもらわなきゃならないしね。それにしても反転術式すぐできちゃうとはね」
名前を抱く腕を緩めると右腕にそっと触れた
そこにはうっすらと跡が悟の目には見えていた
名前が見上げると目隠しでその表情までは読み取れないが
悟の声色で心配していることが伝わった
「治ったとはいえ痛かったでしょ。腕の肉食いちぎられたとか。大丈夫?嫌になってない?僕と一緒にいる事が」
「え?どういう意味?」
「…ううん。なんでもない。もう少しだけこうしてていい?準備手伝うからさ」
悟がなにを隠しているのかわからないけれど
抱きしめられた腕の中で名前は思っていることを口にした
「怖かったし吃驚もしたけど…大丈夫。私、環境適応能力高いし悟もいるし」
「なにそれー、悟もいるとか。ちょー嬉しいんだけど。このまま離したくなくなっちゃうじゃん」
「そろそろ下ごしらえしたいんだけど?ほら、準備手伝ってくれるんでしょ?」
「んー。名前からちゅーしてくれなきゃ僕、動けなーい」
あらためて向かい合うと悟の顔がずっと上にあって
「届かない」と呟くと笑いながらかがんでくれた
ちゅっと触れるだけのキスをしたら
満足そうに悟が微笑んだ
「名前からもいつでもちゅー出来る様に踏み台買うー?」
「それ、いらない」
「え?なんで??それじゃ僕からしかちゅー出来ないじゃん」
「ねぇ、悟」
悟の服を少し引っ張って小声で呟くと
その声を拾おうとして悟が耳を寄せた隙に
名前は背伸びをして悟の頬に唇を寄せた
「ほら。こうすれば出来るよ?」
「なにこれ。めっちゃ可愛いんだけど」
「ほら、やるよ!」
名前はいつも引かれている悟の手を取って
キッチンへと向かうその小さな後ろ姿を
悟は愛おしそうな眼差しで見つめていた
ーーー
ーーーーー
ーーー
みんなが戻ってくる頃には具材やらの準備が整い
鍋パーティーが始まった
「いっぱい買ったからたくさん食べてねー!ご飯のお代わりもあるから」
「うまーっ名前さんマジでうまいっす」
「この卵焼きも美味しいです」
「でしょー?それ僕のリクエスト!」
「名前さん女子力高!私がお嫁に欲しい」
「野薔薇!ダメだから!名前は僕のだから!」
賑やかな食卓は久しぶりで
自然に名前の顔も綻んでしまう
少し遠慮がちに座っている伊地知さんのお椀に
鍋をよそって渡すと恐縮されてしまった
「名前さんご飯お代わりっ」
「俺も貰っていいですか?」
「もちろん。悟も食べる?」
「食べる。てかお前らご飯ぐらい自分でよそいに行けよ!」
「先生だって座ったまんまじゃんかー」
そういえばあの頃の悟も気持ちいいくらい
よく食べてくれたな
思い出しながらお代わりを持っていく
「聞きたかったんだけどさー、名前さんと先生の馴れ初めってどんなだったの?」
「それ、私も気になる!あんたのそのブレスレット名前さんとお揃いでしょ?でも随分前から付けてる気がする」
「あ、それ俺が出会った頃から付けてますよね」
子ども達に混じって伊地知さんも聞き耳を立てている
どう答えればいいのかチラリと悟を見ると
にやっと笑った
「んーそれ、僕が高一の時に名前の世界にトんだのー。その間こっちでは1週間位僕、行方不明でさー」
「たまたま飛んだ場所が彼女の家の玄関で、そのまま子どもだった僕を一か月位養ってくれたのが名前。同棲してるうちに僕が「同居ね!」いいじゃん同棲で。まぁなにも出来ないまま僕こっち戻ってきちゃったけど」
「ちょっと待って。トんだって?」
「ん?彼女、こっちの世界の人間じゃないからー」
さらりと話した悟と名前は
その後みんなの質問攻めにあった
ほとんどの質問に悟が完結に答えていて
その答えを聞きながら自分のいた場所と
ここでの違いを名前も把握していった
「と、いう事でみんなも名前が困ってたら助けてあげてね?あと悠仁。名前が呪力のコントロールできるようになるまで2人きりにはならない事。また宿儺が出てくる可能性が高い」
「先生、名前さんの術式って?」
最後の質問だけ悟は濁して答えていた
.
「うん。実は…」
名前が事の顛末を説明すると
上から大きなため息とともに
悟の腕の中に閉じ込められた
「あーごめん。完全に僕のミス。ちゃんと言っとけばよかった。怖かったでしょ?」
「うん。後ででいいからなにがおきたのかちゃんと教えて?」
「もちろん。基、君には呪術について少し学んでもらわなきゃならないしね。それにしても反転術式すぐできちゃうとはね」
名前を抱く腕を緩めると右腕にそっと触れた
そこにはうっすらと跡が悟の目には見えていた
名前が見上げると目隠しでその表情までは読み取れないが
悟の声色で心配していることが伝わった
「治ったとはいえ痛かったでしょ。腕の肉食いちぎられたとか。大丈夫?嫌になってない?僕と一緒にいる事が」
「え?どういう意味?」
「…ううん。なんでもない。もう少しだけこうしてていい?準備手伝うからさ」
悟がなにを隠しているのかわからないけれど
抱きしめられた腕の中で名前は思っていることを口にした
「怖かったし吃驚もしたけど…大丈夫。私、環境適応能力高いし悟もいるし」
「なにそれー、悟もいるとか。ちょー嬉しいんだけど。このまま離したくなくなっちゃうじゃん」
「そろそろ下ごしらえしたいんだけど?ほら、準備手伝ってくれるんでしょ?」
「んー。名前からちゅーしてくれなきゃ僕、動けなーい」
あらためて向かい合うと悟の顔がずっと上にあって
「届かない」と呟くと笑いながらかがんでくれた
ちゅっと触れるだけのキスをしたら
満足そうに悟が微笑んだ
「名前からもいつでもちゅー出来る様に踏み台買うー?」
「それ、いらない」
「え?なんで??それじゃ僕からしかちゅー出来ないじゃん」
「ねぇ、悟」
悟の服を少し引っ張って小声で呟くと
その声を拾おうとして悟が耳を寄せた隙に
名前は背伸びをして悟の頬に唇を寄せた
「ほら。こうすれば出来るよ?」
「なにこれ。めっちゃ可愛いんだけど」
「ほら、やるよ!」
名前はいつも引かれている悟の手を取って
キッチンへと向かうその小さな後ろ姿を
悟は愛おしそうな眼差しで見つめていた
ーーー
ーーーーー
ーーー
みんなが戻ってくる頃には具材やらの準備が整い
鍋パーティーが始まった
「いっぱい買ったからたくさん食べてねー!ご飯のお代わりもあるから」
「うまーっ名前さんマジでうまいっす」
「この卵焼きも美味しいです」
「でしょー?それ僕のリクエスト!」
「名前さん女子力高!私がお嫁に欲しい」
「野薔薇!ダメだから!名前は僕のだから!」
賑やかな食卓は久しぶりで
自然に名前の顔も綻んでしまう
少し遠慮がちに座っている伊地知さんのお椀に
鍋をよそって渡すと恐縮されてしまった
「名前さんご飯お代わりっ」
「俺も貰っていいですか?」
「もちろん。悟も食べる?」
「食べる。てかお前らご飯ぐらい自分でよそいに行けよ!」
「先生だって座ったまんまじゃんかー」
そういえばあの頃の悟も気持ちいいくらい
よく食べてくれたな
思い出しながらお代わりを持っていく
「聞きたかったんだけどさー、名前さんと先生の馴れ初めってどんなだったの?」
「それ、私も気になる!あんたのそのブレスレット名前さんとお揃いでしょ?でも随分前から付けてる気がする」
「あ、それ俺が出会った頃から付けてますよね」
子ども達に混じって伊地知さんも聞き耳を立てている
どう答えればいいのかチラリと悟を見ると
にやっと笑った
「んーそれ、僕が高一の時に名前の世界にトんだのー。その間こっちでは1週間位僕、行方不明でさー」
「たまたま飛んだ場所が彼女の家の玄関で、そのまま子どもだった僕を一か月位養ってくれたのが名前。同棲してるうちに僕が「同居ね!」いいじゃん同棲で。まぁなにも出来ないまま僕こっち戻ってきちゃったけど」
「ちょっと待って。トんだって?」
「ん?彼女、こっちの世界の人間じゃないからー」
さらりと話した悟と名前は
その後みんなの質問攻めにあった
ほとんどの質問に悟が完結に答えていて
その答えを聞きながら自分のいた場所と
ここでの違いを名前も把握していった
「と、いう事でみんなも名前が困ってたら助けてあげてね?あと悠仁。名前が呪力のコントロールできるようになるまで2人きりにはならない事。また宿儺が出てくる可能性が高い」
「先生、名前さんの術式って?」
最後の質問だけ悟は濁して答えていた
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