純愛
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「両面宿儺っていう特級呪物食っちゃって、そいつ俺の中にいるんだよ」
悠仁の説明では呪いの王?という呪いと共生しているみたいだった
高専に来たのもそれが理由だ
「五条先生に会わなかったら俺死んでたかもしれないんだよねー。だから先生は恩人」
他にも色々悠仁は教えてくれて
名前は悟の新たな一面が見れた気がして嬉しかった
2人が現れて買い物続行となり、キッチン用品を見ながら
今夜は皆で鍋をしようって話になった
「伏黒!ちょっとあれ見たい!名前さんちょっとこの辺で待っててもらえます?」
「いいよ。野薔薇行っておいで」
フライパンだけじゃなくカセットコンロ等大荷物になってしまい
ベンチで悠仁と2人で野薔薇達を待っている時だった
「…お前、面白いな。ちょっと味見させてもらおう」
「悠仁?なっーーーーっ痛っ」
突然悠仁の手が私の腕に触れたかと思うと
食いちぎったように引き裂かれた
「うっ…おい宿儺お前何やりやがった?!」
「ヒヒヒ…黙れ小僧、慌てずともこやつは治せる。小娘、その傷口に集中してみろ」
手に生えた口が言ったように名前は傷口に意識を集中させた
すると見る見るうちにそれが塞がっていった
「これって…」
「名前さん反転術式使えんの?」
「知らない、わかんないっ」
ケヒっと今度は悠仁の頬に現れた宿儺の口が
にやりと笑みを浮かべて言った
「お前の呪力は面白いな。血肉を食えば呪力がみなぎる…小僧も感じただろう?一口だけであふれるような呪力を。…小娘一度交わってみたいものだ。伝承通りなら体の交わりだけでも呪力が流れるだろうからな?」
そう言って宿儺は消えてしまった
残ったのは血糊がべったりとついた
悠仁の手のひらと私の右腕だけだった
「お待た…って名前さん!どうしたのそれ!腕から血が出てる!」
「虎杖!お前、一体何があったんだ!」
「悪ぃ、ちょっと宿儺の奴が…名前さん大丈夫?反転術式で全部治せた?痛くない?」
「「反転術式??」」
3人が名前を見つめるが
説明して欲しいのは名前の方だった
「あ!そういえば電話で「悠仁には近づくな」って」
「それって五条先生ですか?全くあの人はきちんと説明しないからこんなことに」
それから悠仁の隣にはならない様にして
買い物を済ませてから皆で悟のマンションへと向かった
「あ」
「どうしたんですか?名前さん」
悟のマンションへ向かう途中
連絡しておこうと思い名前はスマホを開くと
そこには数多くの通知履歴が残っていた
野薔薇がそれを覗き見して声を上げた
「はぁ~?!着信26件ー?!あいつストーカーかよ!」
「あ、音消してたの忘れてた」
慌てて名前は悟に電話するとワンコールも
しないうちに通話がつながった
『名前!お前ねー 「ごめん!音消してて…」…全く。僕がどれだけ心配したと思ってんの。無事ならいいけど』
その悟の一言で言葉が一瞬詰まってしまった
無事と言われれば無事だが
さっきの宿儺の一件は伝えるべきか名前が戸惑っていると
『名前?なんかあった?本当に大丈夫だよね?』
「…うん、大丈夫。これから子どもたちと一緒に悟のとこで鍋なんだけど『はぁぁ?!』はぁって」
先程の心配そうな優しい声色は消え
一瞬にして不機嫌になったのが手に取るように伝わった
「みんな買い物付き合ってくれたし、よかったら伊地知さんも一緒にって思ったんだけど、ダメかな?」
『…だーめ。って言いたいところだけど。いいよ。僕ももうすぐ着くから』
「悟、ありがと」
『…みんなが帰ったら覚悟しといてね』
ぷちっと切られた通話に怒ってるなと感じたけど
みんなには大丈夫と笑って荷物を置きに
オートロックのキーを開けた
ーーー
ーーーーー
ーーー
悟の部屋に入ると買ってきたものを開きながら
テーブルがソファーのところのローテーブルしか
ないことに気が付いた
「ったく使えないわね。ってか広いくせに物なさすぎー!」
「お皿も足りないかも」
「もう一回買い出しいく?」
「テーブルなら俺の部屋の伊地知さんが来るなら運べます」
名前はみんなの言葉に甘えることにして
悠仁と野薔薇に100均でお皿とかの買い出しを
恵には伊地知さんが戻り次第テーブルを運んでもらおうと
話していたところに家主が返ってきた
「名前ーっ愛しの悟君が返ってきたよーっ」
「お帰りなさい。伊地知さんもいる?」
「スルーかよ。しかもなんで伊地知なんだよ」と拗ねる悟に経緯を話すと
すぐにどこかへ電話をしてお金を財布から出すと
子どもたちに指示を出した
「じゃ、悠仁と野薔薇はこれで買ってきて。あとデザートのケーキとか欲しくない?」
「「欲しい!!」」
「お菓子とかも買ってきていいよ。じゃあよろしく~。恵は今、下に伊地知呼んだからその車でテーブル持ってきてね」
「はい」
あんなに賑やかだった室内が一気に静かになったとたん
後ろから悟は名前を抱きしめ拗ねた口調で話し出した
「まーったく。なーに勝手なことしてんの?僕「名前が食べたい」って言ったよね?そんなに嫌なの?」
「あ!」
「…もしかして忘れてたとか?」
「ごめん…」
悟は名前の体を反転させて彼女と向き合うと
大きな体をかがませてその唇に自分の唇を合わせた
「よかった。僕と寝るの拒否ってんのかと思ってた」
「そんなこーーーーっ」
名前がしゃべり終わる前に顎に添えた手で上を向かされ
再び唇が塞がれると
今度は唇を割って舌が絡めとられて深くなる
しばらく執拗に絡められた後
最後に「ちゅ」っとリップ音を立てて離れていった
「へへーっその顔かわい。欲しくなっちゃった?」
「…悟の方こそ」
「うん。そりゃ名前が欲しいに決まってるでしょ。今すぐでもシたいのに…もうっ今夜は寝れると思うなよ?」
そう言ってチュッと触れるだけのキスを落として
名前を見下ろした悟の顔が一気に強張ると
ぐいっと右腕を掴み上げた
「名前、この腕の傷、なに?」
「あっ」
もう完全に傷は塞がっているものの
うっすらと残っている跡
悟から見れば呪力の残穢など全てが見えているのだ
その傷が誰からつけられたかも知られてしまった
.
悠仁の説明では呪いの王?という呪いと共生しているみたいだった
高専に来たのもそれが理由だ
「五条先生に会わなかったら俺死んでたかもしれないんだよねー。だから先生は恩人」
他にも色々悠仁は教えてくれて
名前は悟の新たな一面が見れた気がして嬉しかった
2人が現れて買い物続行となり、キッチン用品を見ながら
今夜は皆で鍋をしようって話になった
「伏黒!ちょっとあれ見たい!名前さんちょっとこの辺で待っててもらえます?」
「いいよ。野薔薇行っておいで」
フライパンだけじゃなくカセットコンロ等大荷物になってしまい
ベンチで悠仁と2人で野薔薇達を待っている時だった
「…お前、面白いな。ちょっと味見させてもらおう」
「悠仁?なっーーーーっ痛っ」
突然悠仁の手が私の腕に触れたかと思うと
食いちぎったように引き裂かれた
「うっ…おい宿儺お前何やりやがった?!」
「ヒヒヒ…黙れ小僧、慌てずともこやつは治せる。小娘、その傷口に集中してみろ」
手に生えた口が言ったように名前は傷口に意識を集中させた
すると見る見るうちにそれが塞がっていった
「これって…」
「名前さん反転術式使えんの?」
「知らない、わかんないっ」
ケヒっと今度は悠仁の頬に現れた宿儺の口が
にやりと笑みを浮かべて言った
「お前の呪力は面白いな。血肉を食えば呪力がみなぎる…小僧も感じただろう?一口だけであふれるような呪力を。…小娘一度交わってみたいものだ。伝承通りなら体の交わりだけでも呪力が流れるだろうからな?」
そう言って宿儺は消えてしまった
残ったのは血糊がべったりとついた
悠仁の手のひらと私の右腕だけだった
「お待た…って名前さん!どうしたのそれ!腕から血が出てる!」
「虎杖!お前、一体何があったんだ!」
「悪ぃ、ちょっと宿儺の奴が…名前さん大丈夫?反転術式で全部治せた?痛くない?」
「「反転術式??」」
3人が名前を見つめるが
説明して欲しいのは名前の方だった
「あ!そういえば電話で「悠仁には近づくな」って」
「それって五条先生ですか?全くあの人はきちんと説明しないからこんなことに」
それから悠仁の隣にはならない様にして
買い物を済ませてから皆で悟のマンションへと向かった
「あ」
「どうしたんですか?名前さん」
悟のマンションへ向かう途中
連絡しておこうと思い名前はスマホを開くと
そこには数多くの通知履歴が残っていた
野薔薇がそれを覗き見して声を上げた
「はぁ~?!着信26件ー?!あいつストーカーかよ!」
「あ、音消してたの忘れてた」
慌てて名前は悟に電話するとワンコールも
しないうちに通話がつながった
『名前!お前ねー 「ごめん!音消してて…」…全く。僕がどれだけ心配したと思ってんの。無事ならいいけど』
その悟の一言で言葉が一瞬詰まってしまった
無事と言われれば無事だが
さっきの宿儺の一件は伝えるべきか名前が戸惑っていると
『名前?なんかあった?本当に大丈夫だよね?』
「…うん、大丈夫。これから子どもたちと一緒に悟のとこで鍋なんだけど『はぁぁ?!』はぁって」
先程の心配そうな優しい声色は消え
一瞬にして不機嫌になったのが手に取るように伝わった
「みんな買い物付き合ってくれたし、よかったら伊地知さんも一緒にって思ったんだけど、ダメかな?」
『…だーめ。って言いたいところだけど。いいよ。僕ももうすぐ着くから』
「悟、ありがと」
『…みんなが帰ったら覚悟しといてね』
ぷちっと切られた通話に怒ってるなと感じたけど
みんなには大丈夫と笑って荷物を置きに
オートロックのキーを開けた
ーーー
ーーーーー
ーーー
悟の部屋に入ると買ってきたものを開きながら
テーブルがソファーのところのローテーブルしか
ないことに気が付いた
「ったく使えないわね。ってか広いくせに物なさすぎー!」
「お皿も足りないかも」
「もう一回買い出しいく?」
「テーブルなら俺の部屋の伊地知さんが来るなら運べます」
名前はみんなの言葉に甘えることにして
悠仁と野薔薇に100均でお皿とかの買い出しを
恵には伊地知さんが戻り次第テーブルを運んでもらおうと
話していたところに家主が返ってきた
「名前ーっ愛しの悟君が返ってきたよーっ」
「お帰りなさい。伊地知さんもいる?」
「スルーかよ。しかもなんで伊地知なんだよ」と拗ねる悟に経緯を話すと
すぐにどこかへ電話をしてお金を財布から出すと
子どもたちに指示を出した
「じゃ、悠仁と野薔薇はこれで買ってきて。あとデザートのケーキとか欲しくない?」
「「欲しい!!」」
「お菓子とかも買ってきていいよ。じゃあよろしく~。恵は今、下に伊地知呼んだからその車でテーブル持ってきてね」
「はい」
あんなに賑やかだった室内が一気に静かになったとたん
後ろから悟は名前を抱きしめ拗ねた口調で話し出した
「まーったく。なーに勝手なことしてんの?僕「名前が食べたい」って言ったよね?そんなに嫌なの?」
「あ!」
「…もしかして忘れてたとか?」
「ごめん…」
悟は名前の体を反転させて彼女と向き合うと
大きな体をかがませてその唇に自分の唇を合わせた
「よかった。僕と寝るの拒否ってんのかと思ってた」
「そんなこーーーーっ」
名前がしゃべり終わる前に顎に添えた手で上を向かされ
再び唇が塞がれると
今度は唇を割って舌が絡めとられて深くなる
しばらく執拗に絡められた後
最後に「ちゅ」っとリップ音を立てて離れていった
「へへーっその顔かわい。欲しくなっちゃった?」
「…悟の方こそ」
「うん。そりゃ名前が欲しいに決まってるでしょ。今すぐでもシたいのに…もうっ今夜は寝れると思うなよ?」
そう言ってチュッと触れるだけのキスを落として
名前を見下ろした悟の顔が一気に強張ると
ぐいっと右腕を掴み上げた
「名前、この腕の傷、なに?」
「あっ」
もう完全に傷は塞がっているものの
うっすらと残っている跡
悟から見れば呪力の残穢など全てが見えているのだ
その傷が誰からつけられたかも知られてしまった
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