初恋
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スマホのアラームが鳴る数分前に名前は目が覚めた
時間を確認して再度瞼を閉じようとして意識が覚醒した
居候がいる事を思い出したからだ
のそのそとベッドから抜け出して洗面台へと向かい
顔を洗って身なりを最低限整えてからキッチンへと向かった
今日から悟がいるから普段は取らない朝食の準備をする
ラッキーなことは今日が土曜日で仕事が休みだということだ
これが平日だったらバタバタもいいところだ
この週末でなにかと準備が必要だと考えながら
食パンを2枚トースターへ放り込んだ
あらかた準備ができたところで居候の部屋へと向かい
ノックを2回してから中にいる人物へと声をかけた
「悟ー?起きてる?ご飯できたよ」
しばらく扉の前で待ってみたが返答がなく
「入るよ」と声をかけながら部屋の扉を開いた
部屋の真ん中に敷かれた布団に丸まる膨らみが目に留まる
覗き込んでみると綺麗な顔の瞳は伏せられていて
起きている時よりあどけなさを感じた
その横に膝をついて声をかけようと肩に手を伸ばした瞬間
背中に衝撃を感じるとともに視界が反転した
一瞬何が起きたのかわからなかった
目の前には白髪と碧眼
逆光でその表情までは読み取れなかったが一瞬張り詰めた空気が流れるが
彼のため息とともに穏やかなものに切り替わった
「ーーーったく朝っぱらから脅かすなよ」
「いや、それこっちのセリフだから」
組み敷かれる様に上に覆いかぶさっていた悟が
横にずれて私の腕をつかんで引き起こした
「悪い。思った以上に爆睡してたみてぇ」
「なにそれ。襲われる夢でも見てたの?」
「急に気配を感じたから、つい」
後頭部を掻きながらばつが悪そうに悟が言った
気配を感じるとそうなるの?
疑問に思うことも多いが食事の事を思い出した
「朝ごはんできたけど食べるよね?」
「食う。すぐ行くから先行ってって」
立ち上がるとずっと見上げていたはずの
悟の頭が下にあった
寝ぐせのついているそれが可愛くて思わず頭を撫でた
「名前触んなよ、ガキじゃねえし!」
「ごめんごめん。コーヒー淹れて待ってるね」
二人で朝食を食べながら今日の予定を話す
近くのショッピングモールへ生活用品と食材の買い出しだ
それを伝えると悟は嫌そうに顔を歪めたのでどうしたのか聞いたら
「なんか悪いなと思って。今日だって休みなんだろ?予定なかったの?」
「子どもは気にしなくていいんだよ」
「ガキじゃねぇって言ってんだろ!まあ、部屋に男の気配もないし予定があってもどうせ女同士だから何とでもなるってか?」
まったく近頃の高校生は非常に生意気である
ーーー
ーーーーー
ーーー
服が今着ている制服しかなかったので
パジャマ代わりのスエットとスキニーパンツやらトレーナーやらを
かごに入れていく
ついでに下着や靴下、Tシャツも数点
11月という季節柄これから寒くなるのでライトダウンも
それにしても背が高いしスタイルがいいので
何を着せても様になる
むしろズボンの丈なんか足りないやつも多いので一緒に来て正解だと感じた
カードで清算を済ますとかなりの荷物だが
何も言わずに全部悟が持ってくれた
一度車に荷物を置きに戻り
再び100均とかで歯ブラシ等の小物をそろえる
「久々にこんなに買い物した!疲れた!お腹すいた!」
「俺も!ユ〇クロとか久々にいったわー着れるサイズあって助かった」
「それ、嫌味?すみませんね高給取りじゃないもので」
「文句なんてねえよ。いつか必ず3倍で返してやるよ名前」
態とサングラスをずらしながらこちらを見下ろしてくる
イケメンでモテる男というのを自覚してやっているのだろう
なかなか嫌味な奴だと感じた
一緒にフードコートでランチを食べる
一通り家にないものは買ったつもりだったが
他に必要なものがあるか悟に聞いてみた
「そういや名前ってさー、月いくらもらってんの?」
「え?給料?22~25万くらいかな」
「少なっ俺と変わんねぇじゃん」
近頃の高校生は何をしてそんなに稼いでいるんだ?
もしやと思いその可能性を口にしてみる
「ツバメ…」
「いやちげーから。俺ね、呪術師なんだよ」
こいつイケメンで大人びていると思っていたけど
現実は異なっていた
「中2病…」
「ちげーよ!」
.
時間を確認して再度瞼を閉じようとして意識が覚醒した
居候がいる事を思い出したからだ
のそのそとベッドから抜け出して洗面台へと向かい
顔を洗って身なりを最低限整えてからキッチンへと向かった
今日から悟がいるから普段は取らない朝食の準備をする
ラッキーなことは今日が土曜日で仕事が休みだということだ
これが平日だったらバタバタもいいところだ
この週末でなにかと準備が必要だと考えながら
食パンを2枚トースターへ放り込んだ
あらかた準備ができたところで居候の部屋へと向かい
ノックを2回してから中にいる人物へと声をかけた
「悟ー?起きてる?ご飯できたよ」
しばらく扉の前で待ってみたが返答がなく
「入るよ」と声をかけながら部屋の扉を開いた
部屋の真ん中に敷かれた布団に丸まる膨らみが目に留まる
覗き込んでみると綺麗な顔の瞳は伏せられていて
起きている時よりあどけなさを感じた
その横に膝をついて声をかけようと肩に手を伸ばした瞬間
背中に衝撃を感じるとともに視界が反転した
一瞬何が起きたのかわからなかった
目の前には白髪と碧眼
逆光でその表情までは読み取れなかったが一瞬張り詰めた空気が流れるが
彼のため息とともに穏やかなものに切り替わった
「ーーーったく朝っぱらから脅かすなよ」
「いや、それこっちのセリフだから」
組み敷かれる様に上に覆いかぶさっていた悟が
横にずれて私の腕をつかんで引き起こした
「悪い。思った以上に爆睡してたみてぇ」
「なにそれ。襲われる夢でも見てたの?」
「急に気配を感じたから、つい」
後頭部を掻きながらばつが悪そうに悟が言った
気配を感じるとそうなるの?
疑問に思うことも多いが食事の事を思い出した
「朝ごはんできたけど食べるよね?」
「食う。すぐ行くから先行ってって」
立ち上がるとずっと見上げていたはずの
悟の頭が下にあった
寝ぐせのついているそれが可愛くて思わず頭を撫でた
「名前触んなよ、ガキじゃねえし!」
「ごめんごめん。コーヒー淹れて待ってるね」
二人で朝食を食べながら今日の予定を話す
近くのショッピングモールへ生活用品と食材の買い出しだ
それを伝えると悟は嫌そうに顔を歪めたのでどうしたのか聞いたら
「なんか悪いなと思って。今日だって休みなんだろ?予定なかったの?」
「子どもは気にしなくていいんだよ」
「ガキじゃねぇって言ってんだろ!まあ、部屋に男の気配もないし予定があってもどうせ女同士だから何とでもなるってか?」
まったく近頃の高校生は非常に生意気である
ーーー
ーーーーー
ーーー
服が今着ている制服しかなかったので
パジャマ代わりのスエットとスキニーパンツやらトレーナーやらを
かごに入れていく
ついでに下着や靴下、Tシャツも数点
11月という季節柄これから寒くなるのでライトダウンも
それにしても背が高いしスタイルがいいので
何を着せても様になる
むしろズボンの丈なんか足りないやつも多いので一緒に来て正解だと感じた
カードで清算を済ますとかなりの荷物だが
何も言わずに全部悟が持ってくれた
一度車に荷物を置きに戻り
再び100均とかで歯ブラシ等の小物をそろえる
「久々にこんなに買い物した!疲れた!お腹すいた!」
「俺も!ユ〇クロとか久々にいったわー着れるサイズあって助かった」
「それ、嫌味?すみませんね高給取りじゃないもので」
「文句なんてねえよ。いつか必ず3倍で返してやるよ名前」
態とサングラスをずらしながらこちらを見下ろしてくる
イケメンでモテる男というのを自覚してやっているのだろう
なかなか嫌味な奴だと感じた
一緒にフードコートでランチを食べる
一通り家にないものは買ったつもりだったが
他に必要なものがあるか悟に聞いてみた
「そういや名前ってさー、月いくらもらってんの?」
「え?給料?22~25万くらいかな」
「少なっ俺と変わんねぇじゃん」
近頃の高校生は何をしてそんなに稼いでいるんだ?
もしやと思いその可能性を口にしてみる
「ツバメ…」
「いやちげーから。俺ね、呪術師なんだよ」
こいつイケメンで大人びていると思っていたけど
現実は異なっていた
「中2病…」
「ちげーよ!」
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