初恋
name change
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早速、ナビに目的地を入れて車を走らせた
私の軽自動車に乗った五条君は心なしか足元が窮屈そうだ
「五条君狭くてごめんね、背高いと窮屈でしょ。何センチあるの?」
「んー最近測ってないけど180位じゃね?名前はちびだから軽が似合うな。てか名前何センチ?」
「150…」
そう言ったら笑ってくれた
でも、作り笑いだろうと感じた
さっきからずっとしている答え合わせのような共通点探し
「共通点探し」と思ってる以上もう別世界だろうという考えの方が
ウェイトを占めていた
途中で寄ったコンビニも看板は似ているらしいが店名が異なり
五条君が寄ったコンビニATMではキャッシュカードが使えなかった
見せてもらったキャッシュカードは見覚えがあるデザインだったが
銀行名が異なっていた
「なんか女に奢られっぱなしってかっこわりー。もっと現金持っておけばよかった」
「現金は一緒でよかったじゃん。じゃなきゃ文無しだよ?」
「ははっ それサイテーだな」
「で?高校生の五条君の所持金は?」
「ん?3万ちょい?」
なかなか高校生なのに持っていて吃驚した
それを悟った五条君はニヒルに笑みを浮かべながら
「俺、家も金持ちだしちょっとお金も稼げる学校に通ってたからね」と意味の分からないセリフを言っていた
夜だったこともあり1時間ほどでたどり着いた場所はただの山奥だった
ナビは非情にも目的地だと機械的な音声を発したので車を路肩に停めてハザードランプをつけて、二人して車を降りた
予感が確信に変わった一瞬だった
「名前…ごめん。しばらく世話になる。ほんとかっこわりー」
後頭部を掻きながら紡がれた言葉だった
なんてことないようなトーンだったけれども
異世界に来たのだ
不安がないと言えば噓になるだろう
「子どもは遠慮しないの。名前さんに任せなさい!一緒に戻れる方法探そうよ。とりあえず衣食住は確保してるあたり五条君ついてるって!」
「ほんと、名前は…」
「あ、衣食住の衣がないね。明日ユニ〇ロ行こっか?し〇むらでもいいけど」
「えー?安物ー」
「文句言わない!イケメン五条君なら何でも似合うよきっと!」
わざと明るく言ったつもりだけど
聡い彼はそれをも汲み取ってくれたようだった
「名前、その五条君って呼び方ヤダ。悟って呼べよ。俺が名前って呼んでるのにフェアじゃない」
「じゃ五条君が私を山本さんって呼べばいいんじゃ…」
「さ・と・る!呼び方名前でいいだろ?ダメな理由あんの?なにー?」
結局「悟」と呼ぶことに決定してしまった
.
私の軽自動車に乗った五条君は心なしか足元が窮屈そうだ
「五条君狭くてごめんね、背高いと窮屈でしょ。何センチあるの?」
「んー最近測ってないけど180位じゃね?名前はちびだから軽が似合うな。てか名前何センチ?」
「150…」
そう言ったら笑ってくれた
でも、作り笑いだろうと感じた
さっきからずっとしている答え合わせのような共通点探し
「共通点探し」と思ってる以上もう別世界だろうという考えの方が
ウェイトを占めていた
途中で寄ったコンビニも看板は似ているらしいが店名が異なり
五条君が寄ったコンビニATMではキャッシュカードが使えなかった
見せてもらったキャッシュカードは見覚えがあるデザインだったが
銀行名が異なっていた
「なんか女に奢られっぱなしってかっこわりー。もっと現金持っておけばよかった」
「現金は一緒でよかったじゃん。じゃなきゃ文無しだよ?」
「ははっ それサイテーだな」
「で?高校生の五条君の所持金は?」
「ん?3万ちょい?」
なかなか高校生なのに持っていて吃驚した
それを悟った五条君はニヒルに笑みを浮かべながら
「俺、家も金持ちだしちょっとお金も稼げる学校に通ってたからね」と意味の分からないセリフを言っていた
夜だったこともあり1時間ほどでたどり着いた場所はただの山奥だった
ナビは非情にも目的地だと機械的な音声を発したので車を路肩に停めてハザードランプをつけて、二人して車を降りた
予感が確信に変わった一瞬だった
「名前…ごめん。しばらく世話になる。ほんとかっこわりー」
後頭部を掻きながら紡がれた言葉だった
なんてことないようなトーンだったけれども
異世界に来たのだ
不安がないと言えば噓になるだろう
「子どもは遠慮しないの。名前さんに任せなさい!一緒に戻れる方法探そうよ。とりあえず衣食住は確保してるあたり五条君ついてるって!」
「ほんと、名前は…」
「あ、衣食住の衣がないね。明日ユニ〇ロ行こっか?し〇むらでもいいけど」
「えー?安物ー」
「文句言わない!イケメン五条君なら何でも似合うよきっと!」
わざと明るく言ったつもりだけど
聡い彼はそれをも汲み取ってくれたようだった
「名前、その五条君って呼び方ヤダ。悟って呼べよ。俺が名前って呼んでるのにフェアじゃない」
「じゃ五条君が私を山本さんって呼べばいいんじゃ…」
「さ・と・る!呼び方名前でいいだろ?ダメな理由あんの?なにー?」
結局「悟」と呼ぶことに決定してしまった
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