棘の徒然日記
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棘side
雨が降る寮への帰り道
傘もささずに歩いてる小さな人影を見た
慌てて走って後ろから傘を差し出すと
びっくりした顔をした名前さんが振り向いた
「おかか、昆布?」
「あ、狗巻さんかぁびっくりしたぁ」
なに呑気に笑ってんの?
めっちゃ濡れてんですけど!
女の人は身体冷やしちゃいけないって
なにかで聞いたことがある
「おかかぁ!」
「ん?なに??」
小首を傾げる
それだめ可愛いすぎる
いや、違う
違くないけど
タオルを持っていたことを思い出して
カバンから出したそれをそっと彼女にかけた
「ありがとうございます!」
「しゃけ」
二人で学校へと並んで歩く
俺もそんなに背は高くないけど
名前さんは頭一個分くらい小さくて
彼女に触れる肩
そこに熱が集まる感じがした
「お疲れサマンサ~!あれ?なんで名前、棘と相合い傘してんの~?」
相合い傘~?!?!
「おっおかっっおかっ」
「ふふふっ棘やるねぇ」
「悟先輩お疲れ様です!私が傘忘れて濡れてたら狗巻さんが入れてくれたんですよ!」
ん?
悟先輩??
そんな呼び方してんの??
「そっかそっかー。それより名前硝子が探してたよ、一緒行く?」
「はい!狗巻さんありがとうございました!」
「しゃ、しゃけ」
悟はさりげなく名前さんの肩を抱いて
傘に入れやがった
しかも悟は術式使ってるから
傘がささってない方の肩は
水が弾かれてるじゃん!
「おかかぁ!!!」
相合い傘じゃなくて傘全部丸ごと
名前さんにやれーーー!!
あのバカ振り向いたと思ったら
勝ち誇った笑みで
「じゃあね棘。悔しかったら大人の階段上っておいで~」
いつか絶対
お前に勝つ!!
.
雨が降る寮への帰り道
傘もささずに歩いてる小さな人影を見た
慌てて走って後ろから傘を差し出すと
びっくりした顔をした名前さんが振り向いた
「おかか、昆布?」
「あ、狗巻さんかぁびっくりしたぁ」
なに呑気に笑ってんの?
めっちゃ濡れてんですけど!
女の人は身体冷やしちゃいけないって
なにかで聞いたことがある
「おかかぁ!」
「ん?なに??」
小首を傾げる
それだめ可愛いすぎる
いや、違う
違くないけど
タオルを持っていたことを思い出して
カバンから出したそれをそっと彼女にかけた
「ありがとうございます!」
「しゃけ」
二人で学校へと並んで歩く
俺もそんなに背は高くないけど
名前さんは頭一個分くらい小さくて
彼女に触れる肩
そこに熱が集まる感じがした
「お疲れサマンサ~!あれ?なんで名前、棘と相合い傘してんの~?」
相合い傘~?!?!
「おっおかっっおかっ」
「ふふふっ棘やるねぇ」
「悟先輩お疲れ様です!私が傘忘れて濡れてたら狗巻さんが入れてくれたんですよ!」
ん?
悟先輩??
そんな呼び方してんの??
「そっかそっかー。それより名前硝子が探してたよ、一緒行く?」
「はい!狗巻さんありがとうございました!」
「しゃ、しゃけ」
悟はさりげなく名前さんの肩を抱いて
傘に入れやがった
しかも悟は術式使ってるから
傘がささってない方の肩は
水が弾かれてるじゃん!
「おかかぁ!!!」
相合い傘じゃなくて傘全部丸ごと
名前さんにやれーーー!!
あのバカ振り向いたと思ったら
勝ち誇った笑みで
「じゃあね棘。悔しかったら大人の階段上っておいで~」
いつか絶対
お前に勝つ!!
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