棘の徒然日記
name change
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棘side
「闇より出て闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
名前さんの帳が下ろされた
うん、いつ見ても完璧だしカッコいい!
何よりも帳を降ろすときに
いつもよりワントーン下がる声が好き
「ほら、惚けてないで行くぞ?棘」
「気をつけて行ってきてくださいね」
「しゃけっ」
名前さんに手を振って
真希と建物の中へ入る
数はそれなりにいるものの
そんなに大したことなくて
サクッと真希と終わらせて
名前さんのところに戻らなくちゃ!
「名前~終わったぞ~」
「しゃけ~!」
手を振って彼女の元へと戻っていくと
すごいびっくりした顔してこちらへ走ってきた
あっ何かに躓いた
「「「あっ」」」
すかさず俺は名前さんをスライディングキャッチ
顔を覗き込んで大丈夫か確かめる
「高菜?」
「狗巻さん!手!血が出てます!!」
さっきの建物内で瓦礫に当たって切ったの忘れてた
だって本当かすり傷で大したことなくて
なのに真剣に俺の手を小さな両手で掴んでから
ちゅっと名前さんの唇が傷口に触れた
すげードキドキする
俺の心臓、持つかな?
反転術式で傷口がスーッと塞がれていく
「他に怪我してるところないですか??」
転んだ名前さんをキャッチしてから
二人で道路に座り込んでたから
彼女は膝立ちになって俺の体をペタペタ触っていく
「おっおかか!おかか!味付け玉子、辛子明太子っ」
「ブッフっ 名前やめてやれ。棘が壊れる」
好きな人に触られて嬉しいけど
そんなに撫で回されると恥ずかしすぎる!
「本当に痛いところないですか?」
「しゃけ!」
にこって笑いながら彼女にそう答えると
名前さんもにこって笑った
んー可愛いっっ年上だけど!
「いつまで座ってんだ?帰るぞ」
真希に言われて俺は立ち上がり
名前さんに手を伸ばして立ち上がらせると
彼女から小さな声で「痛っ」て聞こえた
「たっ高菜??」
「だっ大丈夫です!ありがとうございます!」
繋いでいたかった手をぱっと離された
車へと向かうけど
明らかに彼女の歩き方がおかしい
「ツナ、ツナ!昆布?」
「?」
たまに伝わらない俺の言葉
真希に視線を送ると通訳してくれた
「棘がその足どうした?だってさ。さっきので捻ったか?」
「すみません、助けてもらったのに」
「おかかぁ!すじこ、すじこ!」
「自分で直しゃ良いじゃねぇか」
俺もそう思っていたのに彼女の答えは
「…実は自分に対して反転術式使えないんです」
困った様に笑う名前さんが可愛い過ぎて参った
.
「闇より出て闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
名前さんの帳が下ろされた
うん、いつ見ても完璧だしカッコいい!
何よりも帳を降ろすときに
いつもよりワントーン下がる声が好き
「ほら、惚けてないで行くぞ?棘」
「気をつけて行ってきてくださいね」
「しゃけっ」
名前さんに手を振って
真希と建物の中へ入る
数はそれなりにいるものの
そんなに大したことなくて
サクッと真希と終わらせて
名前さんのところに戻らなくちゃ!
「名前~終わったぞ~」
「しゃけ~!」
手を振って彼女の元へと戻っていくと
すごいびっくりした顔してこちらへ走ってきた
あっ何かに躓いた
「「「あっ」」」
すかさず俺は名前さんをスライディングキャッチ
顔を覗き込んで大丈夫か確かめる
「高菜?」
「狗巻さん!手!血が出てます!!」
さっきの建物内で瓦礫に当たって切ったの忘れてた
だって本当かすり傷で大したことなくて
なのに真剣に俺の手を小さな両手で掴んでから
ちゅっと名前さんの唇が傷口に触れた
すげードキドキする
俺の心臓、持つかな?
反転術式で傷口がスーッと塞がれていく
「他に怪我してるところないですか??」
転んだ名前さんをキャッチしてから
二人で道路に座り込んでたから
彼女は膝立ちになって俺の体をペタペタ触っていく
「おっおかか!おかか!味付け玉子、辛子明太子っ」
「ブッフっ 名前やめてやれ。棘が壊れる」
好きな人に触られて嬉しいけど
そんなに撫で回されると恥ずかしすぎる!
「本当に痛いところないですか?」
「しゃけ!」
にこって笑いながら彼女にそう答えると
名前さんもにこって笑った
んー可愛いっっ年上だけど!
「いつまで座ってんだ?帰るぞ」
真希に言われて俺は立ち上がり
名前さんに手を伸ばして立ち上がらせると
彼女から小さな声で「痛っ」て聞こえた
「たっ高菜??」
「だっ大丈夫です!ありがとうございます!」
繋いでいたかった手をぱっと離された
車へと向かうけど
明らかに彼女の歩き方がおかしい
「ツナ、ツナ!昆布?」
「?」
たまに伝わらない俺の言葉
真希に視線を送ると通訳してくれた
「棘がその足どうした?だってさ。さっきので捻ったか?」
「すみません、助けてもらったのに」
「おかかぁ!すじこ、すじこ!」
「自分で直しゃ良いじゃねぇか」
俺もそう思っていたのに彼女の答えは
「…実は自分に対して反転術式使えないんです」
困った様に笑う名前さんが可愛い過ぎて参った
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