短編
name change
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仕事帰りにスーパーへ行き車を止める
「悟は今日、何食べたい?」
「そうだな~お昼はカレーだったからカレー以外ならなんでもって、名前?なにしてんの?」
車を降りてドアを閉めようとしたら
足がかくんとしてそのまま膝から落ちた
「こけた」
「ったく器用だね。何もないところで転ぶなんて」
嫌味か!
私も好きで転んでいるわけではない
「そういえば前にもヒールの踵折れたこともあったね~。あれウケた~」
「わざとじゃないもん!」
バカにした様に笑いながらも
悟は手を伸ばしてくれる
私はそれにつかまり立ち上がる
「じゃあ転ばない様にちゃんとおてて繋いでおこうね?」
「子どもか!」
「この前なんか靴ぬげてたじゃん。ほんと器用だよねぇ」
あれは!
マンホールの穴にヒールがピンポイントではまったんだって!
あの時もゲラゲラ笑いながらも
マンホールに刺さってたヒール持ってきてくれたっけ?
「名前ってさ、仕事は卒なくこなすし一見何でもできそうなのに、抜けてるよね~」
「悪かったね」
「へへっそんな名前を知ってるのが僕だけだからいいじゃん」
いいのかそれ?弱みを握られてるだけじゃ…
そんなことを考えてそのまま歩いていたら
「名前はこっちね」
「?」
「車道側に転ばれたら大変だからねぇ」
「一言余計だっつつーの!」
さりげなく内側にエスコートするまでは
かっこいいんだけど
嫌味しか言えないのかこいつ
「はいはい。買い物行くよー」
悟を引っ張って歩き出すと
後ろで笑いながらついてくる
無駄に足長いんだから私より歩くの早いはずなのに
引っ張られるようにゆっくり歩くのはぜったい態とだ
「あ、生姜焼き食べたい」
そしてスーパーの入り口で脈略もなく始まる会話
そんなやり取りも慣れてきた
カートにかごをセットして悟が持ってきた
「じゃあ今日はそれにしよっか。後は作り置き用でなんか買うかな。魚、何がいい?」
「名前~お菓子買っていい~?」
ってかすでにかごに入れているし!
話聞けよ!魚の事聞いたんだけど!
「あ、こないだ久しぶりに棘に会ってね」
「あ、私も会ってないなぁ」
「だから鮭がいい」
「あ、なるほど」
こんな感じでいつも買い物をする
私もお酒の瓶とおつまみを入れて
「あと、パンと卵と...マヨネーズがもうすぐなくなる」
「よく覚えてるね~」
「まあね。大体は何があるか覚えてるよ。そこに何を買って数日間何を作れるか考えてんの。あ、キャベツと小松菜安いね、買っとこ」
なんか悟が嬉しそうに笑ってる
「名前生姜焼きだから玉ねぎは?」
「いる~。生姜、チューブのでもいい?それともおろす?」
「チューブでいいよ。買う?」
「なら、あるからいいや」
お会計は悟から今だに貰っている家賃(水光熱費と食費込みで20万)
から払うのにカードを先に出されてしまった
袋に詰めている時もなんか上機嫌で
どうしたのか聞いたら
「なんか、夫婦みたいじゃない?」
と、先走った回答が返ってきたので無視をした
詰め終わったスーパーの袋を
悟が全部持とうとするから
「いや、私も持つよ」
「そこは僕に甘えるとこじゃないの?」
「全部が全部やってもらうのいやなの。持てないものはお願いするけど少しは持つよ」
そう言うと、悟の口角が上がって
絶対なんか企んでる顔した
「じゃあ一緒に持つ?」
「は?」
「はい!名前はそっち持って!」
言われた通り持ってはみたものの
190cmの悟と150cmの私じゃ身長差がありすぎて
「てか、私、手を添えてるだけなんだけど」
「いいじゃん!一緒に持ってんじゃん!」
行くよ~って手をつなぐ代わりに
スーパーの袋を持って車へと戻る
「今日の夕飯、生姜焼きとキャベツの千切りとみそ汁の具は何かな~?」
「残り物」
「え~??言い方!!」
「何がいいの?」
横の悟を見上げて聞くと
「言ってみただけ!名前の作るものなら何でもおいしいから!みそ汁に愛情がこもっていれば何でもいいよ」
「じゃ、残り物」
「照れてんでしょ?名前かーわいっ」
本当に悟には振り回されっぱなしだけど
心地よく感じる私もいる事は悟には内緒
.
.
「悟は今日、何食べたい?」
「そうだな~お昼はカレーだったからカレー以外ならなんでもって、名前?なにしてんの?」
車を降りてドアを閉めようとしたら
足がかくんとしてそのまま膝から落ちた
「こけた」
「ったく器用だね。何もないところで転ぶなんて」
嫌味か!
私も好きで転んでいるわけではない
「そういえば前にもヒールの踵折れたこともあったね~。あれウケた~」
「わざとじゃないもん!」
バカにした様に笑いながらも
悟は手を伸ばしてくれる
私はそれにつかまり立ち上がる
「じゃあ転ばない様にちゃんとおてて繋いでおこうね?」
「子どもか!」
「この前なんか靴ぬげてたじゃん。ほんと器用だよねぇ」
あれは!
マンホールの穴にヒールがピンポイントではまったんだって!
あの時もゲラゲラ笑いながらも
マンホールに刺さってたヒール持ってきてくれたっけ?
「名前ってさ、仕事は卒なくこなすし一見何でもできそうなのに、抜けてるよね~」
「悪かったね」
「へへっそんな名前を知ってるのが僕だけだからいいじゃん」
いいのかそれ?弱みを握られてるだけじゃ…
そんなことを考えてそのまま歩いていたら
「名前はこっちね」
「?」
「車道側に転ばれたら大変だからねぇ」
「一言余計だっつつーの!」
さりげなく内側にエスコートするまでは
かっこいいんだけど
嫌味しか言えないのかこいつ
「はいはい。買い物行くよー」
悟を引っ張って歩き出すと
後ろで笑いながらついてくる
無駄に足長いんだから私より歩くの早いはずなのに
引っ張られるようにゆっくり歩くのはぜったい態とだ
「あ、生姜焼き食べたい」
そしてスーパーの入り口で脈略もなく始まる会話
そんなやり取りも慣れてきた
カートにかごをセットして悟が持ってきた
「じゃあ今日はそれにしよっか。後は作り置き用でなんか買うかな。魚、何がいい?」
「名前~お菓子買っていい~?」
ってかすでにかごに入れているし!
話聞けよ!魚の事聞いたんだけど!
「あ、こないだ久しぶりに棘に会ってね」
「あ、私も会ってないなぁ」
「だから鮭がいい」
「あ、なるほど」
こんな感じでいつも買い物をする
私もお酒の瓶とおつまみを入れて
「あと、パンと卵と...マヨネーズがもうすぐなくなる」
「よく覚えてるね~」
「まあね。大体は何があるか覚えてるよ。そこに何を買って数日間何を作れるか考えてんの。あ、キャベツと小松菜安いね、買っとこ」
なんか悟が嬉しそうに笑ってる
「名前生姜焼きだから玉ねぎは?」
「いる~。生姜、チューブのでもいい?それともおろす?」
「チューブでいいよ。買う?」
「なら、あるからいいや」
お会計は悟から今だに貰っている家賃(水光熱費と食費込みで20万)
から払うのにカードを先に出されてしまった
袋に詰めている時もなんか上機嫌で
どうしたのか聞いたら
「なんか、夫婦みたいじゃない?」
と、先走った回答が返ってきたので無視をした
詰め終わったスーパーの袋を
悟が全部持とうとするから
「いや、私も持つよ」
「そこは僕に甘えるとこじゃないの?」
「全部が全部やってもらうのいやなの。持てないものはお願いするけど少しは持つよ」
そう言うと、悟の口角が上がって
絶対なんか企んでる顔した
「じゃあ一緒に持つ?」
「は?」
「はい!名前はそっち持って!」
言われた通り持ってはみたものの
190cmの悟と150cmの私じゃ身長差がありすぎて
「てか、私、手を添えてるだけなんだけど」
「いいじゃん!一緒に持ってんじゃん!」
行くよ~って手をつなぐ代わりに
スーパーの袋を持って車へと戻る
「今日の夕飯、生姜焼きとキャベツの千切りとみそ汁の具は何かな~?」
「残り物」
「え~??言い方!!」
「何がいいの?」
横の悟を見上げて聞くと
「言ってみただけ!名前の作るものなら何でもおいしいから!みそ汁に愛情がこもっていれば何でもいいよ」
「じゃ、残り物」
「照れてんでしょ?名前かーわいっ」
本当に悟には振り回されっぱなしだけど
心地よく感じる私もいる事は悟には内緒
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