笑う約束
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五条side
七海の知ってる風な言い回しに思わず胸倉をつかみ上げた
感情のままギリギリと吊るし上げる
「お前、何知ってるの?名前はどこ?」
「言えません」
「はぁ?!お前、誰に言ってんの?」
イライラする
なんで七海が知ってんだよ!
あいつが七海を頼ったってこと??
「チンピラみたいな言い方はよしてください。貴方はもっと自覚すべきです。貴方という人間の立ち位置を。彼女はそれを守るために動いたということを」
俺は俺だ
何者でもねえ
なんでこいつが名前の事を
わかっているかの様にいう事も
全てに腹が立つ
空いた拳をギリギリと握りしめる
「五条さん、私から言えることは一つ。彼女、泣いていますよ」
七海 に言われなくても分かってるよ!
七海に殴りかかりそうになったところで
僕のスマホが鳴った
着信画面には”伊地知”の文字
すぐに電話に出ると
『ご、五条さん!帳が降りました!』
あぁ僕は
この帳の感覚を良く知っている
七海は胸倉をつかむ僕の手を払い落とすと
崩れたネクタイを結び直した
「名前さんを取り戻すというのなら、二度と泣かさないでください。はっきり言って巻き添えを食らうのは迷惑です。貴方ならお家問題ぐらい何とでもできるでしょう」
「ちっ お前に言われなくてもそうするよ」
そういうと
彼女の張った帳へと急いで飛んだ
彼女を信じきってあげれなかった僕がいけない
五条家 が何かしてくることも
容易に考えられたはずなのに
先手を打ってなかったのもいけない
だから君を抱きしめて
「ごめんね」って謝らなきゃ
だってもう
君がいなければ僕は生きていけない
不完全な帳を破るのは造作ない
手を振り下ろし帳を破ると同時に
あたりに響き渡る車のブレーキ音
想像していなかった光景が
目に飛び込んできた
「!!!」
車に轢かれて真っ赤に染まった彼女が
横たわっていて
僕はただ手を伸ばして
その身体を抱きしめる事しかできなかった
.
七海の知ってる風な言い回しに思わず胸倉をつかみ上げた
感情のままギリギリと吊るし上げる
「お前、何知ってるの?名前はどこ?」
「言えません」
「はぁ?!お前、誰に言ってんの?」
イライラする
なんで七海が知ってんだよ!
あいつが七海を頼ったってこと??
「チンピラみたいな言い方はよしてください。貴方はもっと自覚すべきです。貴方という人間の立ち位置を。彼女はそれを守るために動いたということを」
俺は俺だ
何者でもねえ
なんでこいつが名前の事を
わかっているかの様にいう事も
全てに腹が立つ
空いた拳をギリギリと握りしめる
「五条さん、私から言えることは一つ。彼女、泣いていますよ」
七海に殴りかかりそうになったところで
僕のスマホが鳴った
着信画面には”伊地知”の文字
すぐに電話に出ると
『ご、五条さん!帳が降りました!』
あぁ僕は
この帳の感覚を良く知っている
七海は胸倉をつかむ僕の手を払い落とすと
崩れたネクタイを結び直した
「名前さんを取り戻すというのなら、二度と泣かさないでください。はっきり言って巻き添えを食らうのは迷惑です。貴方ならお家問題ぐらい何とでもできるでしょう」
「ちっ お前に言われなくてもそうするよ」
そういうと
彼女の張った帳へと急いで飛んだ
彼女を信じきってあげれなかった僕がいけない
容易に考えられたはずなのに
先手を打ってなかったのもいけない
だから君を抱きしめて
「ごめんね」って謝らなきゃ
だってもう
君がいなければ僕は生きていけない
不完全な帳を破るのは造作ない
手を振り下ろし帳を破ると同時に
あたりに響き渡る車のブレーキ音
想像していなかった光景が
目に飛び込んできた
「!!!」
車に轢かれて真っ赤に染まった彼女が
横たわっていて
僕はただ手を伸ばして
その身体を抱きしめる事しかできなかった
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