笑う約束
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「…うん、そ。今日任務の後行くことになったから、会議は遅れるって言っといて。うーん21時?じゃよろしく~」
ん
悟、電話してる?会議…?
「あ、起こしちゃった?ごめんね」
「会議、遅れていくの?」
「うん、ちょっと行くところが出来てね。おはよ名前」
ちゅっと唇が合わさり悟がニヤニヤと私を見下ろした
「そんなかっこでいられると僕もスイッチ入っちゃうけどいいの?それとも…誘ってる?」
かっこ?
自分を見て昨日あのまま裸のまま寝ていたことに気が付いた
悟はちゃっかり支度終わってるみたいで
言葉とは裏腹に私に近くにあったバスタオルを差し出した
「ありがと。シャワー浴びてくるね」
「一緒に入る?」
「入らない」
「ちぇっ。じゃあ僕、報告書書いてるね」
PCを取りに行った悟に珍しいこともあるものだと思いながら
私はバスルームへと向かった
ーーー
ーーーーー
ーーー
予定通りの新幹線に乗り
二人で駅弁を食べて任務地のデータの確認をしていたら
悟がまたどこかへ電話をしに行った
いつも私の隣でも平気で電話してるのに今日に限って席を外すとか
まあ、浮気する時間もないのは知ってるしそれよりなんか特殊な任務でもあるのかと思ってたんだけど
その答えはすぐに理解することになった
「名前、任務中ここに行ってきてくれる?終わったら僕が向かいに行くから待ってって」
「…は?」
悟に言われた場所は美容院で
中に入ると「五条様からすでにオーダーは頂戴しております」とのこと
ヘアセットからメイク、ネイルまで複数人で仕上げられた
本当になにが起こってんのだろうか
丁度仕上がる直前にいないはずの人の声がした
「うん、いい感じに仕上がってるね」
「悟?これって一体」
「じゃあ今度はこれに着替えてね。僕も着替えてくるから」
そう言ってスタッフの人に渡したスーツケース
別室に行くと中には着物一式が入っていた
なぜ着物に着替えなくちゃいけないの?
この後高専に戻るんじゃないの?
着付けが終わり部屋を出ると
同じく袴姿の悟がそこに居て
まっすぐに腕を伸ばして右手が絡めとられた
「想像以上に似合ってる!さすが僕!」
「ありがと。で、これって「じゃあ行こうか!」って先に説明!」
着慣れていない着物に草履でおぼつかない足取りを知ってか
いつもよりしっかりとエスコートされ外に出ると
一台の車が止まっていて中に乗せられる
「名前、今から一緒に実家へ来てもらうよ」
「は?実家って五条家?!」
なぜ?私はよく思われてないから一生行くことないと
思っていたのに
「そ。で正式に籍を入れよう」
「え?!」
「えっていいでしょ?ダメな理由ある?あるなら言って」
「だって私本家から煙たがられてるんじゃ」
だから一度別れようとしたし離れようとした
結果として悟に迎えに来てもらったけど
「あれはもう決着ついてるから平気。名前と結婚することに文句は言わせないから大丈夫。こそっと籍入れようかとも思ったんだけど、しっかり周りの言質取りたかったからね。名前は僕の隣にいてくれればいいから、そんなに緊張しないで、ね?」
とは言われたものの…
いや無理でしょ?!
着いた場所はTHE日本家屋の豪邸だし
2人してこんなかっこしてるし
さっきから「悟様」「当主様」って呼ばれてる悟
横にいる私は凄い目で見られてるんですけど
視線が痛い、痛すぎる
悟に引きずられるように連れてこられ
襖戸をお付きの人が開けると
両サイドにずらっと人が並んで座っていた
「悟様奥へ「いや、いいよ。長居するつもりないからここで」ですが」
悟に引き寄せられて一気に視線が集まる
悟は慣れてんでしょうけど私は息をすることさえ苦しくなる
「みなさ~ん今日はお披露目ね。彼女が僕の妻になる名前です。以前にも言ったけど、僕こいつ意外と結婚する気ないから。世継ぎ問題は先日のあれ で頑張って。あ、生まれても僕は認知する気ないから勝手に男作って育ててくれていいよ。それくらいの自由はいいでしょ?」
室内がざわめきだす
あれってなに?生まれるって悟、何したの?
「以前この子に勝手に近づいた馬鹿がいたんだけど、今後この子傷つけるようなことがあったら二度と日の目は見れないと思って行動しろよ。身内だろうが容赦しないから」
「御当主っ」
「あと家のごたごたに名前を巻き込むつもりないから全員そのつもりで」
そのまま腕を引かれてその場を出る
ってこんなんでいいの?
「悟様、一度お戻りください」
いつの間にか現れた年配の女性に呼び止められて
悟の歩みが止まった
「え~鶴、僕これから会議あるから帰りたいんだけど」
「夜蛾様にはこちらからも連絡済みでございます。その間そちらの方は私がお預かりいたします」
「…仕方ないか。名前ちょっとだけこの人と待ってってもらえる?」
見上げるとちょっと困ったように微笑むから
私はうなずくと「すぐ戻るよ」と頭をぽんっとしてから
さっきの部屋へと向かっていった
.
ん
悟、電話してる?会議…?
「あ、起こしちゃった?ごめんね」
「会議、遅れていくの?」
「うん、ちょっと行くところが出来てね。おはよ名前」
ちゅっと唇が合わさり悟がニヤニヤと私を見下ろした
「そんなかっこでいられると僕もスイッチ入っちゃうけどいいの?それとも…誘ってる?」
かっこ?
自分を見て昨日あのまま裸のまま寝ていたことに気が付いた
悟はちゃっかり支度終わってるみたいで
言葉とは裏腹に私に近くにあったバスタオルを差し出した
「ありがと。シャワー浴びてくるね」
「一緒に入る?」
「入らない」
「ちぇっ。じゃあ僕、報告書書いてるね」
PCを取りに行った悟に珍しいこともあるものだと思いながら
私はバスルームへと向かった
ーーー
ーーーーー
ーーー
予定通りの新幹線に乗り
二人で駅弁を食べて任務地のデータの確認をしていたら
悟がまたどこかへ電話をしに行った
いつも私の隣でも平気で電話してるのに今日に限って席を外すとか
まあ、浮気する時間もないのは知ってるしそれよりなんか特殊な任務でもあるのかと思ってたんだけど
その答えはすぐに理解することになった
「名前、任務中ここに行ってきてくれる?終わったら僕が向かいに行くから待ってって」
「…は?」
悟に言われた場所は美容院で
中に入ると「五条様からすでにオーダーは頂戴しております」とのこと
ヘアセットからメイク、ネイルまで複数人で仕上げられた
本当になにが起こってんのだろうか
丁度仕上がる直前にいないはずの人の声がした
「うん、いい感じに仕上がってるね」
「悟?これって一体」
「じゃあ今度はこれに着替えてね。僕も着替えてくるから」
そう言ってスタッフの人に渡したスーツケース
別室に行くと中には着物一式が入っていた
なぜ着物に着替えなくちゃいけないの?
この後高専に戻るんじゃないの?
着付けが終わり部屋を出ると
同じく袴姿の悟がそこに居て
まっすぐに腕を伸ばして右手が絡めとられた
「想像以上に似合ってる!さすが僕!」
「ありがと。で、これって「じゃあ行こうか!」って先に説明!」
着慣れていない着物に草履でおぼつかない足取りを知ってか
いつもよりしっかりとエスコートされ外に出ると
一台の車が止まっていて中に乗せられる
「名前、今から一緒に実家へ来てもらうよ」
「は?実家って五条家?!」
なぜ?私はよく思われてないから一生行くことないと
思っていたのに
「そ。で正式に籍を入れよう」
「え?!」
「えっていいでしょ?ダメな理由ある?あるなら言って」
「だって私本家から煙たがられてるんじゃ」
だから一度別れようとしたし離れようとした
結果として悟に迎えに来てもらったけど
「あれはもう決着ついてるから平気。名前と結婚することに文句は言わせないから大丈夫。こそっと籍入れようかとも思ったんだけど、しっかり周りの言質取りたかったからね。名前は僕の隣にいてくれればいいから、そんなに緊張しないで、ね?」
とは言われたものの…
いや無理でしょ?!
着いた場所はTHE日本家屋の豪邸だし
2人してこんなかっこしてるし
さっきから「悟様」「当主様」って呼ばれてる悟
横にいる私は凄い目で見られてるんですけど
視線が痛い、痛すぎる
悟に引きずられるように連れてこられ
襖戸をお付きの人が開けると
両サイドにずらっと人が並んで座っていた
「悟様奥へ「いや、いいよ。長居するつもりないからここで」ですが」
悟に引き寄せられて一気に視線が集まる
悟は慣れてんでしょうけど私は息をすることさえ苦しくなる
「みなさ~ん今日はお披露目ね。彼女が僕の妻になる名前です。以前にも言ったけど、僕こいつ意外と結婚する気ないから。世継ぎ問題は先日の
室内がざわめきだす
あれってなに?生まれるって悟、何したの?
「以前この子に勝手に近づいた馬鹿がいたんだけど、今後この子傷つけるようなことがあったら二度と日の目は見れないと思って行動しろよ。身内だろうが容赦しないから」
「御当主っ」
「あと家のごたごたに名前を巻き込むつもりないから全員そのつもりで」
そのまま腕を引かれてその場を出る
ってこんなんでいいの?
「悟様、一度お戻りください」
いつの間にか現れた年配の女性に呼び止められて
悟の歩みが止まった
「え~鶴、僕これから会議あるから帰りたいんだけど」
「夜蛾様にはこちらからも連絡済みでございます。その間そちらの方は私がお預かりいたします」
「…仕方ないか。名前ちょっとだけこの人と待ってってもらえる?」
見上げるとちょっと困ったように微笑むから
私はうなずくと「すぐ戻るよ」と頭をぽんっとしてから
さっきの部屋へと向かっていった
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