笑う約束
name change
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「どうする?名前。うち泊まる?それともクズと帰る?」
背後の悟と硝子を交互に見た
ちょっとムスッとしている悟はとても機嫌が悪そう
真っ黒なサングラス越しでもわかる
「硝子のとこでも泊まっちゃ、嫌だ」
「五条、いい加減にしなよ?そんなんだから名前が「わかってるよ。でも嫌だ」ったく、もう少しは相手の気持ちも考慮しろ!」
あぁ、それは私もだな
悟の言い分もちゃんと聞かずに勝手に怒って
硝子の迷惑とか考えずにぶちまけて
今、目の前で2人がいい合ってるとか
いやだな
「硝子、ごめんね、ありがと。今日は帰るね」
「じゃ僕、お会計してくるから伝票ちょうだい」
硝子から伝票を預かると悟は会計へ向かった
再度硝子にごめんねと謝ると
「私は構わないけど、名前遠慮はいらないよ?私にもこいつにも」
「してないよ?だからこんな風に巻き込んじゃって、本当にごめん」
「今日だけじゃない、いろいろ溜まってたんだろ?長く付き合うには距離感も大事だしね。あいつみてると名前との距離感狂ってるから」
出口付近で手招きしている悟を見て
硝子がため息をつきながら席を立った
硝子を悟の乗ってきた車で家まで送り届けてから
家路へと向かう
会話がない車内は少し重い空気が漂ってる
その沈黙を破るのになんて言おう
人に自分の気持ちを伝えるってどうしたらいいんだっけ
その沈黙を破ったのは悟だった
「…名前なんで電話出てくれなかったの?」
「ごめん。私の事、探した?」
「すげー探した。いろんな人に電話かけまくった」
あぁ
明日出勤したらみんなにも謝らなきゃな
「ねぇ、なんで帰らないって言ったの?」
「…ごめん。言い過ぎた」
「は?名前はむしろ何も言ってないよね?ほぼいきなり”帰らない”だったと思うんだけど違った?」
うんそうだ
あの時悟にいろいろ言われて
「…悟に信用されてない気がして」
「…信用されてないってどういう意味?」
「悟は私が、悟以外の他の人に目移りすると思う?」
ただ男友達と会っただけ
たまたまワンピースを着ていただけで色目使ってないし
お持ち帰りなんてされたいとも全く思ってない
だって、悟が好きだから
「…名前の事になると自信ない」
「私も、悟が好きでいてくれることに自信ないって言ったら?」
「え?!そこは自信持ってよ!こんなに好きになるの後にも先にも名前だけだよ!」
うん
信じてる
信じてるんだけど
「私も同じだよ」
「違う」
「今日、悟がナンパされてるの見て、私のいない所でああいうきれいな若い子と、遊び行ってんのかなとか」
「他の女と話す時間あったら名前といたい」
「あの時私がいなくても?一人の時に言い寄られても?」
「興味ないし、そもそも他の女とヤるとかないから。ヤッたところで気持ち悪いだけだしそもそも勃たないし。ねぇ、僕ってそんなに信用ない?」
ほら、やっぱ同じこと考えてた
「私もあの時、悟に言われてそう思ったの」
「なにが?」
「私ってそんなに信用ない?」
悟がしばらく黙った後
車を路肩に寄せてハザードランプをつけた
サングラスを外してまっすぐに私を見下ろす
「信用はしてるつもり。でも心配になる」
「うん。私も同じ。悟が好きでいてくれてるのわかってるつもりなんだけど…他の女性のとこに行くんじゃないかっていつも心配してる」
「…行かないよ?」
「うん、私も行かないよ?悟だけだよ。でも、たまに友人に会うくらいはダメなのかな?今度は悟も一緒に行ける時にするから」
悟の長い腕がまっすぐに伸びてきて
車の中で抱き寄せられた
「今日ずっと名前が飲みに行ってる間、気が気じゃなかった。何もないって頭では理解してるんだけど」
「うん。きっと逆だったら私も心配で仕方ないと思う。悟モテるし、たまには若い子つまみ食いしそうで」
「若くても、きれいで可愛い子がいたとしても興味ない。僕の一番は名前だから」
抱きしめられている腕が緩められると
触れるだけのキスが降りてきた
「帰ろっか」
そう言って笑った悟は再び車を走らせて
空いている左手で私の右手を絡めとり自分の足に置いた
「名前も妬きもちやいてくれるんだ~」
「嫌だった?」
「ぜーんぜん。名前ならむしろ嬉しい。今日は名前が足りなさすぎたから、早く帰ってシたくなっちゃった♡」
「え?」
「名前がもっともっと、僕に愛されてるって分かるように体にも刻み付けないとね?」
見上げた横顔は嬉しそうで
いつもの自信満々の悟に戻っていた
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背後の悟と硝子を交互に見た
ちょっとムスッとしている悟はとても機嫌が悪そう
真っ黒なサングラス越しでもわかる
「硝子のとこでも泊まっちゃ、嫌だ」
「五条、いい加減にしなよ?そんなんだから名前が「わかってるよ。でも嫌だ」ったく、もう少しは相手の気持ちも考慮しろ!」
あぁ、それは私もだな
悟の言い分もちゃんと聞かずに勝手に怒って
硝子の迷惑とか考えずにぶちまけて
今、目の前で2人がいい合ってるとか
いやだな
「硝子、ごめんね、ありがと。今日は帰るね」
「じゃ僕、お会計してくるから伝票ちょうだい」
硝子から伝票を預かると悟は会計へ向かった
再度硝子にごめんねと謝ると
「私は構わないけど、名前遠慮はいらないよ?私にもこいつにも」
「してないよ?だからこんな風に巻き込んじゃって、本当にごめん」
「今日だけじゃない、いろいろ溜まってたんだろ?長く付き合うには距離感も大事だしね。あいつみてると名前との距離感狂ってるから」
出口付近で手招きしている悟を見て
硝子がため息をつきながら席を立った
硝子を悟の乗ってきた車で家まで送り届けてから
家路へと向かう
会話がない車内は少し重い空気が漂ってる
その沈黙を破るのになんて言おう
人に自分の気持ちを伝えるってどうしたらいいんだっけ
その沈黙を破ったのは悟だった
「…名前なんで電話出てくれなかったの?」
「ごめん。私の事、探した?」
「すげー探した。いろんな人に電話かけまくった」
あぁ
明日出勤したらみんなにも謝らなきゃな
「ねぇ、なんで帰らないって言ったの?」
「…ごめん。言い過ぎた」
「は?名前はむしろ何も言ってないよね?ほぼいきなり”帰らない”だったと思うんだけど違った?」
うんそうだ
あの時悟にいろいろ言われて
「…悟に信用されてない気がして」
「…信用されてないってどういう意味?」
「悟は私が、悟以外の他の人に目移りすると思う?」
ただ男友達と会っただけ
たまたまワンピースを着ていただけで色目使ってないし
お持ち帰りなんてされたいとも全く思ってない
だって、悟が好きだから
「…名前の事になると自信ない」
「私も、悟が好きでいてくれることに自信ないって言ったら?」
「え?!そこは自信持ってよ!こんなに好きになるの後にも先にも名前だけだよ!」
うん
信じてる
信じてるんだけど
「私も同じだよ」
「違う」
「今日、悟がナンパされてるの見て、私のいない所でああいうきれいな若い子と、遊び行ってんのかなとか」
「他の女と話す時間あったら名前といたい」
「あの時私がいなくても?一人の時に言い寄られても?」
「興味ないし、そもそも他の女とヤるとかないから。ヤッたところで気持ち悪いだけだしそもそも勃たないし。ねぇ、僕ってそんなに信用ない?」
ほら、やっぱ同じこと考えてた
「私もあの時、悟に言われてそう思ったの」
「なにが?」
「私ってそんなに信用ない?」
悟がしばらく黙った後
車を路肩に寄せてハザードランプをつけた
サングラスを外してまっすぐに私を見下ろす
「信用はしてるつもり。でも心配になる」
「うん。私も同じ。悟が好きでいてくれてるのわかってるつもりなんだけど…他の女性のとこに行くんじゃないかっていつも心配してる」
「…行かないよ?」
「うん、私も行かないよ?悟だけだよ。でも、たまに友人に会うくらいはダメなのかな?今度は悟も一緒に行ける時にするから」
悟の長い腕がまっすぐに伸びてきて
車の中で抱き寄せられた
「今日ずっと名前が飲みに行ってる間、気が気じゃなかった。何もないって頭では理解してるんだけど」
「うん。きっと逆だったら私も心配で仕方ないと思う。悟モテるし、たまには若い子つまみ食いしそうで」
「若くても、きれいで可愛い子がいたとしても興味ない。僕の一番は名前だから」
抱きしめられている腕が緩められると
触れるだけのキスが降りてきた
「帰ろっか」
そう言って笑った悟は再び車を走らせて
空いている左手で私の右手を絡めとり自分の足に置いた
「名前も妬きもちやいてくれるんだ~」
「嫌だった?」
「ぜーんぜん。名前ならむしろ嬉しい。今日は名前が足りなさすぎたから、早く帰ってシたくなっちゃった♡」
「え?」
「名前がもっともっと、僕に愛されてるって分かるように体にも刻み付けないとね?」
見上げた横顔は嬉しそうで
いつもの自信満々の悟に戻っていた
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