同棲はじめました
name change
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「名前っただいまーっ」
「離れてもらえます?」
「辛辣~!ねえ、名前は僕が帰ってきて嬉しいくないの?」
夕飯を作っていると後ろから抱きつかれた
あの日以来やたらスキンシップが激しい気がする
もう一つ変わった事が
「んー照れてる顔も可愛い♡好き」
そうなのだ
やたらと好きだと言ってくるのだ
悟ってデレキャラだった?
キャラ変わってんだけど
***
あの日順番狂ったベッドでの告白の後
悟は昼過ぎに部屋から出てきて私にこう言った
「あのさぁ、本当にやりたいだけで言ったつもりないよ?現に抜いてスッキリしてもやっぱ好きだし。名前の事はつい考えちゃうっていうか頭から離れないんだよ。今までのセフレとは違うの。わかる?」
「スッキリ?」
「うん。抜いてきた。溜まってたからねぇ」
てか、セフレいたんかい
いや、何人いても不思議じゃないけど
「こんなに女に執着すんの名前が初めて。僕は本気で好きだから名前が僕の事好きになってくれるまでは手は出さない。携帯も好きに見てもらっていいよ女の連絡先は全部消したから。なんなら新しいの買って番号変えてもいい」
ぽいっと興味なさげに携帯が放り投げられてなんとなくそれをキャッチした
悟に視線を移すと蒼い瞳に絡め取られる
「僕、名前の事諦めないし。覚悟して」
***
覚悟してってこういう事だったのか
でも私は騙されない
こんなイケメンが私に本気になるわけが無い!
「ねぇ名前。明日デートしようよ」
ブブブブ
ブブブブ
「悟の携帯鳴ってない?」
「今大事な話してるからいいの」
テーブルに無造作に置かれた悟の震えるスマホには
伊地知の文字
「ほら、仕事だよ!伊地知さんだよ?」
画面を見せると明らかに不機嫌な顔
舌打ちしながら私からスマホを奪う様にして取り
電話に出た瞬間“プチ“って切った
え?
この人仕事の電話切ったよ?
再び電話が鳴りかなりイライラモード
あ、出た
「おい、伊地知テメェわかってんだろうな?」
低いドスの効いた低音
めっちゃキレてる
伊地知さんかわいそう
「はぁ?。。。。じゃあ名前も連れてく。。。はぁ?!お前誰に向かってそんな事言ってんの??僕、五条悟だよ??」
あぁ、かなりとばっちりだなぁ
五条悟だよ?って何様だよ←五条悟様だって言われそう
私は夕飯作りつつ
仕事であろう悟におにぎりでも作ろうとせっせと準備する
「お前…迎えに来るんだったら覚悟しとけよ?」
あら、穏やかじゃない台詞
あ、スマホをソファーに投げつけた
完全に八つ当たりだな
「仕事?」
「あぁ。特級だから名前は連れて行くなって。そんなん俺なら余裕だし、名前に指一本触れさせねぇってんの!!」
あら、かなりお怒りモード
一人称「俺」になってるし
「んー。でもまた名前に無理させて倒れられても困るし、寂しいと思うけど僕一人で行ってくるよ」
「はいはい、私はのんびりするよ」
「なにそのリアクション??そうだ!明日のデートの返事は??」
そうだった、そんな話してた
でもなんで私の振休知ってるんだろ
「そりゃもう♪僕に不可能ないから!」
「…ストーカー?」
「違ーーーう!彼氏候補!!あ、旦那候補の間違えだ」
本当、イケメンの気まぐれで私を振り回さないで欲しい
バカ話しているうちにあり合わせでおにぎりを4つ作って紙袋に詰めていると
「ん?何これ?」
「もう迎えに来るんでしょ?これ、車の中で伊地知さんと食べなよ」
ぱぁって効果音がつきそうな程の笑顔
その後蒼い瞳が見えないくらい目尻が下がった
うん、これは可愛いかも
「さすが名前!愛してるよ♡」
ちゅっっとほっぺにキスされた
「あ、もう来やがった。じゃあ僕行ってくるけど戸締りするんだよー!なんかあったらLINEしてね」
「ん。いってらっしゃい」
イケメンの不意打ちのキスは
攻撃力が半端ないって
静まり返った室内
たった2週間ちょいなのに
悟がいることに慣れてしまっている自分が怖かった
ふと携帯を見ると久々に男友達からのLINE
梶
[今、山崎と飲んでんだわ。来ないー?]
暇だから「行く」とだけ短めに返した
悟
[おにぎり美味しかった]
悟
[特に味噌最高!]
名前
[これから飲みに行ってくる]
悟
[は?]
悟
「誰と?]
名前
[んー友達]
悟
[男じゃないよね??]
悟
[男じゃないよね???]
悟
[秒で祓って帰るから!!]
本当、私を騙すのが上手いやつ
私がやさぐれる前だったらとっくにコロっと引っかかってるなぁ
久々に会う飲み友達の男子2人にそれとなく悟のことを相談したら
全力で「「やめとけ」」って言われた
うん、私もそう思うよ。
「でも相変わらずお前バカだな。なんで一緒に住んでんの??」
「普通知らない男を住まわせないでしょ?やばくね?本当に手出されてないの??」
うるさーーーい!!
まだギリセーフだわ!!!
だいぶ酔いが回ったところでスマホを見たら
「着信、半端ないって」
「「ストーカーだな」」
着信21回
LINE(開けてない)32回
「とりあえず、マスター!!山崎Wのロックね!」
いい感じに酔っ払ってふらふらと歩く帰り道
なぜメンズ2人が送らないのかって??
そりゃ腐れ縁だし、向こうは妻子持ちだし
私が大丈夫なの知ってくれてる友達だから
気持ちよく鼻歌歌ってたら
ガードレールに見知らぬ男性がいた
なんか違う
なんだろう?気配??
目を合わせない様に前を素通りしようとしたら
「お前…五条悟を知ってるよなぁ?」
やばいと思ったけど体は動かない
その後に襲ってきたのは
痛すぎて
熱く感じる程の激痛と
生温い何かが体から出てくる感覚と
錆びた鉄の匂い
遠退いて行く意識の中で
無意識に口にした
「さ…とる……」
ーーー
ーーーーー
痛い
痛い
痛い
痛すぎて感覚がなくなるって言うけど
痛いものは痛い
ヒュー
ヒューと
鳴っているのはきっと私の呼吸音
あぁ
息ってどうするんだっけ?
こんな風に死ぬんだったら
一回騙されておけばよかったなぁ
悟に
あんなにイケメンに言い寄られるって
今思えばすでに死亡フラグだったのかも
もし
あの人の言葉が真実だったなら
騙されて そばにいれば良かったのかも
あの意地悪な言葉も
自信過剰な立居振る舞いも
全部を包み込んでくれる大きな身体も
ゴツゴツとしてても長くて綺麗な指先も
ニヒルに笑う口元も
おちゃらけた声やくだらない冗談も
あの真剣な眼差し
綺麗な蒼い瞳も
「すでに…あんたの…思惑…ど、おり…」
好きだったよ
「さ……」
悟
.
「離れてもらえます?」
「辛辣~!ねえ、名前は僕が帰ってきて嬉しいくないの?」
夕飯を作っていると後ろから抱きつかれた
あの日以来やたらスキンシップが激しい気がする
もう一つ変わった事が
「んー照れてる顔も可愛い♡好き」
そうなのだ
やたらと好きだと言ってくるのだ
悟ってデレキャラだった?
キャラ変わってんだけど
***
あの日順番狂ったベッドでの告白の後
悟は昼過ぎに部屋から出てきて私にこう言った
「あのさぁ、本当にやりたいだけで言ったつもりないよ?現に抜いてスッキリしてもやっぱ好きだし。名前の事はつい考えちゃうっていうか頭から離れないんだよ。今までのセフレとは違うの。わかる?」
「スッキリ?」
「うん。抜いてきた。溜まってたからねぇ」
てか、セフレいたんかい
いや、何人いても不思議じゃないけど
「こんなに女に執着すんの名前が初めて。僕は本気で好きだから名前が僕の事好きになってくれるまでは手は出さない。携帯も好きに見てもらっていいよ女の連絡先は全部消したから。なんなら新しいの買って番号変えてもいい」
ぽいっと興味なさげに携帯が放り投げられてなんとなくそれをキャッチした
悟に視線を移すと蒼い瞳に絡め取られる
「僕、名前の事諦めないし。覚悟して」
***
覚悟してってこういう事だったのか
でも私は騙されない
こんなイケメンが私に本気になるわけが無い!
「ねぇ名前。明日デートしようよ」
ブブブブ
ブブブブ
「悟の携帯鳴ってない?」
「今大事な話してるからいいの」
テーブルに無造作に置かれた悟の震えるスマホには
伊地知の文字
「ほら、仕事だよ!伊地知さんだよ?」
画面を見せると明らかに不機嫌な顔
舌打ちしながら私からスマホを奪う様にして取り
電話に出た瞬間“プチ“って切った
え?
この人仕事の電話切ったよ?
再び電話が鳴りかなりイライラモード
あ、出た
「おい、伊地知テメェわかってんだろうな?」
低いドスの効いた低音
めっちゃキレてる
伊地知さんかわいそう
「はぁ?。。。。じゃあ名前も連れてく。。。はぁ?!お前誰に向かってそんな事言ってんの??僕、五条悟だよ??」
あぁ、かなりとばっちりだなぁ
五条悟だよ?って何様だよ←五条悟様だって言われそう
私は夕飯作りつつ
仕事であろう悟におにぎりでも作ろうとせっせと準備する
「お前…迎えに来るんだったら覚悟しとけよ?」
あら、穏やかじゃない台詞
あ、スマホをソファーに投げつけた
完全に八つ当たりだな
「仕事?」
「あぁ。特級だから名前は連れて行くなって。そんなん俺なら余裕だし、名前に指一本触れさせねぇってんの!!」
あら、かなりお怒りモード
一人称「俺」になってるし
「んー。でもまた名前に無理させて倒れられても困るし、寂しいと思うけど僕一人で行ってくるよ」
「はいはい、私はのんびりするよ」
「なにそのリアクション??そうだ!明日のデートの返事は??」
そうだった、そんな話してた
でもなんで私の振休知ってるんだろ
「そりゃもう♪僕に不可能ないから!」
「…ストーカー?」
「違ーーーう!彼氏候補!!あ、旦那候補の間違えだ」
本当、イケメンの気まぐれで私を振り回さないで欲しい
バカ話しているうちにあり合わせでおにぎりを4つ作って紙袋に詰めていると
「ん?何これ?」
「もう迎えに来るんでしょ?これ、車の中で伊地知さんと食べなよ」
ぱぁって効果音がつきそうな程の笑顔
その後蒼い瞳が見えないくらい目尻が下がった
うん、これは可愛いかも
「さすが名前!愛してるよ♡」
ちゅっっとほっぺにキスされた
「あ、もう来やがった。じゃあ僕行ってくるけど戸締りするんだよー!なんかあったらLINEしてね」
「ん。いってらっしゃい」
イケメンの不意打ちのキスは
攻撃力が半端ないって
静まり返った室内
たった2週間ちょいなのに
悟がいることに慣れてしまっている自分が怖かった
ふと携帯を見ると久々に男友達からのLINE
梶
[今、山崎と飲んでんだわ。来ないー?]
暇だから「行く」とだけ短めに返した
悟
[おにぎり美味しかった]
悟
[特に味噌最高!]
名前
[これから飲みに行ってくる]
悟
[は?]
悟
「誰と?]
名前
[んー友達]
悟
[男じゃないよね??]
悟
[男じゃないよね???]
悟
[秒で祓って帰るから!!]
本当、私を騙すのが上手いやつ
私がやさぐれる前だったらとっくにコロっと引っかかってるなぁ
久々に会う飲み友達の男子2人にそれとなく悟のことを相談したら
全力で「「やめとけ」」って言われた
うん、私もそう思うよ。
「でも相変わらずお前バカだな。なんで一緒に住んでんの??」
「普通知らない男を住まわせないでしょ?やばくね?本当に手出されてないの??」
うるさーーーい!!
まだギリセーフだわ!!!
だいぶ酔いが回ったところでスマホを見たら
「着信、半端ないって」
「「ストーカーだな」」
着信21回
LINE(開けてない)32回
「とりあえず、マスター!!山崎Wのロックね!」
いい感じに酔っ払ってふらふらと歩く帰り道
なぜメンズ2人が送らないのかって??
そりゃ腐れ縁だし、向こうは妻子持ちだし
私が大丈夫なの知ってくれてる友達だから
気持ちよく鼻歌歌ってたら
ガードレールに見知らぬ男性がいた
なんか違う
なんだろう?気配??
目を合わせない様に前を素通りしようとしたら
「お前…五条悟を知ってるよなぁ?」
やばいと思ったけど体は動かない
その後に襲ってきたのは
痛すぎて
熱く感じる程の激痛と
生温い何かが体から出てくる感覚と
錆びた鉄の匂い
遠退いて行く意識の中で
無意識に口にした
「さ…とる……」
ーーー
ーーーーー
痛い
痛い
痛い
痛すぎて感覚がなくなるって言うけど
痛いものは痛い
ヒュー
ヒューと
鳴っているのはきっと私の呼吸音
あぁ
息ってどうするんだっけ?
こんな風に死ぬんだったら
一回騙されておけばよかったなぁ
悟に
あんなにイケメンに言い寄られるって
今思えばすでに死亡フラグだったのかも
もし
あの人の言葉が真実だったなら
あの意地悪な言葉も
自信過剰な立居振る舞いも
全部を包み込んでくれる大きな身体も
ゴツゴツとしてても長くて綺麗な指先も
ニヒルに笑う口元も
おちゃらけた声やくだらない冗談も
あの真剣な眼差し
綺麗な蒼い瞳も
「すでに…あんたの…思惑…ど、おり…」
好きだったよ
「さ……」
悟
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