同棲はじめました
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「んーいい匂い♪今日の朝ごはんはフレンチトーストかなぁ??」
「甘いの好きでしょ?」
悟が甘党だと言う事がわかってから
朝に余裕がある時はパンケーキとかフレンチトーストを作る
「あれー?今日名前休みだっけ??」
「いや仕事。午後からだけど」
ここんとこ自分の仕事とバイトで忙しい
それなのに
「掃除も洗濯も食事も増えたしー」
「そうだねぇ。たまには休まないと体もたないよねー」
ん?
今なんていった??
「誰かさんのせいでやる事増えてんですけどねぇ」
「うん!今日のフレンチトーストも美味しいね♪ってあれ?」
悟の手が私に伸びてきた
なんだ?
なんかついてる?
「名前、顔が赤いけど。僕に見つめられて照れちゃった?」
なんだその自意識過剰な発言
だいぶ慣れたよ!
でもイケメンに見つめられるとドキドキはするよ!!凡人だから!
悟の手が私に触れる前に
叩き落としていた
「朝からセクハラ?」
「痛ったーっ暴力女は嫌われるよ?」
「いいから早く食べちゃって。片付かない」
本当こいつなんなんだ
いちいち腹立つ
「名前は食べないの?」
「もう食べた。だから早くして」
ムカつくくらい人のことよく見てんな
昨日も遅くまで報告書打ち込んでたからあんまり寝てなくて食欲ないんだよね
「じゃあ僕もう行くねー!今日は早めに帰って来れるかも。なんかしておく事ある?」
「私より早かったら犬の散歩よろしくねー」
よし、私は洗濯物干して掃除機かけてから出社しますか
ーーー
ーーーーー
私はなんてついてないのでしょうか?
なんとか仕事を18時に終わらせて
電車を降りたら豪雨でした
待ってても止みそうにないし
タクシーめっちゃ並んでるし
諦めて歩いて帰ったのがそもそもの間違えだった
「なにこれ…」
バケツをひっくり返した様なって
表現を使うことあるけれど
まさしく罰ゲーム的な雨
スーツはすでにずぶ濡れ過ぎて絞れそうになってる
悟、帰ってきてるかなぁ
あ!傘持ってきてもらえは良かったかな
でも駅まで来るだけで悟も濡れちゃうだろうし
あれ?
なんで今、悟のこと考えてたんだろう
つい2週間くらい前までは一人暮らしだったのに
イケメン歳下と同居生活とかあり得なかったし
化け物退治を見ながらその報告書まで書く事になるなんて
でも
ハプニングだらけだけど
…悪くない
そんな事考えてたら自然に笑みが溢れた
「なに一人で笑ってんだよ。疲れ過ぎて頭いかれたの?」
顔を上げなくてもわかる
毒のある言葉を軽やかに紡ぐ知り合いなんて一人だけ
「悟…?」
「あーあ。ずぶ濡れじゃん。具合悪いのに無理して、挙げ句の果てずぶ濡れになったら風邪ひくよ。馬鹿なの?」
傘を差し出されるけど
なぜ一本?
あ、迎えにきたわけではないのね
「迎えにきたんだよ。お前電話でないし。仕方ないから駅で待ってようと思ったんだけど…ちょっと遅かったね、ごめん」
「傘いいよ。悟が濡れる」
「へへっよく見て、僕は濡れないよ?」
顔を上げて悟の傘のかかってない肩を見ると
あれ?これなに?
「雨が当たってない…」
「正解~!僕、すごいんだから♪」
ならばそのまま傘を
私にくれればいいのにと思っていたら
グッと肩を抱かれて引き寄せられ
一本の傘に入れられた
「すっげーずぶ濡れ。ウケる~」
「そんなにくっつくと悟が…あ、濡れないのか。便利だね」
「なにそれ。便利だね、とかウケる~」
さっきまで考えてた事
私はずっとひとりぼっちだったのに
いつのまにか隣に悟がいる事が
当たり前になってきて
何故か心地よいと感じてしまうのは
きっと
熱に蝕まれているせい
.
「甘いの好きでしょ?」
悟が甘党だと言う事がわかってから
朝に余裕がある時はパンケーキとかフレンチトーストを作る
「あれー?今日名前休みだっけ??」
「いや仕事。午後からだけど」
ここんとこ自分の仕事とバイトで忙しい
それなのに
「掃除も洗濯も食事も増えたしー」
「そうだねぇ。たまには休まないと体もたないよねー」
ん?
今なんていった??
「誰かさんのせいでやる事増えてんですけどねぇ」
「うん!今日のフレンチトーストも美味しいね♪ってあれ?」
悟の手が私に伸びてきた
なんだ?
なんかついてる?
「名前、顔が赤いけど。僕に見つめられて照れちゃった?」
なんだその自意識過剰な発言
だいぶ慣れたよ!
でもイケメンに見つめられるとドキドキはするよ!!凡人だから!
悟の手が私に触れる前に
叩き落としていた
「朝からセクハラ?」
「痛ったーっ暴力女は嫌われるよ?」
「いいから早く食べちゃって。片付かない」
本当こいつなんなんだ
いちいち腹立つ
「名前は食べないの?」
「もう食べた。だから早くして」
ムカつくくらい人のことよく見てんな
昨日も遅くまで報告書打ち込んでたからあんまり寝てなくて食欲ないんだよね
「じゃあ僕もう行くねー!今日は早めに帰って来れるかも。なんかしておく事ある?」
「私より早かったら犬の散歩よろしくねー」
よし、私は洗濯物干して掃除機かけてから出社しますか
ーーー
ーーーーー
私はなんてついてないのでしょうか?
なんとか仕事を18時に終わらせて
電車を降りたら豪雨でした
待ってても止みそうにないし
タクシーめっちゃ並んでるし
諦めて歩いて帰ったのがそもそもの間違えだった
「なにこれ…」
バケツをひっくり返した様なって
表現を使うことあるけれど
まさしく罰ゲーム的な雨
スーツはすでにずぶ濡れ過ぎて絞れそうになってる
悟、帰ってきてるかなぁ
あ!傘持ってきてもらえは良かったかな
でも駅まで来るだけで悟も濡れちゃうだろうし
あれ?
なんで今、悟のこと考えてたんだろう
つい2週間くらい前までは一人暮らしだったのに
イケメン歳下と同居生活とかあり得なかったし
化け物退治を見ながらその報告書まで書く事になるなんて
でも
ハプニングだらけだけど
…悪くない
そんな事考えてたら自然に笑みが溢れた
「なに一人で笑ってんだよ。疲れ過ぎて頭いかれたの?」
顔を上げなくてもわかる
毒のある言葉を軽やかに紡ぐ知り合いなんて一人だけ
「悟…?」
「あーあ。ずぶ濡れじゃん。具合悪いのに無理して、挙げ句の果てずぶ濡れになったら風邪ひくよ。馬鹿なの?」
傘を差し出されるけど
なぜ一本?
あ、迎えにきたわけではないのね
「迎えにきたんだよ。お前電話でないし。仕方ないから駅で待ってようと思ったんだけど…ちょっと遅かったね、ごめん」
「傘いいよ。悟が濡れる」
「へへっよく見て、僕は濡れないよ?」
顔を上げて悟の傘のかかってない肩を見ると
あれ?これなに?
「雨が当たってない…」
「正解~!僕、すごいんだから♪」
ならばそのまま傘を
私にくれればいいのにと思っていたら
グッと肩を抱かれて引き寄せられ
一本の傘に入れられた
「すっげーずぶ濡れ。ウケる~」
「そんなにくっつくと悟が…あ、濡れないのか。便利だね」
「なにそれ。便利だね、とかウケる~」
さっきまで考えてた事
私はずっとひとりぼっちだったのに
いつのまにか隣に悟がいる事が
当たり前になってきて
何故か心地よいと感じてしまうのは
きっと
熱に蝕まれているせい
.