同棲はじめました
name change
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『あ、名前~?今日何時に仕事終わる??僕19時ごろには会社の近くに行けそうなんだよねー。夕飯食べに行こうよ。LIN○するからじゃねー」
一方的な電話で返事をする前に通話が切れた
ため息しか出ない
まぁ多分終わるはず
…だったのだが
後輩のミスを被って絶賛残業中
さっき送ったLIN○の返信には
近くでお茶してるからってあったけど
「よし!頑張ろ!」
出来るだけ猛ダッシュで終わらせて
走って位置情報をもらった喫茶店へと向かった
悪いタイミングって重なる時は重なるもので
人生で初めてヒールの踵が折れた
踵って折れるの?
あれってドラマとか漫画の世界だけじゃないの??
でも靴を買ってる時間もないし
悟の待ってる喫茶店に行った方が早い
「待っててくれてるし」
ひとりぽつんと呟いて
ぴょこぴょこと歩きながら喫茶店へ向かった
「お~来た来た。お疲れサマンサ~ってどうしたのそれ??」
「走ってたら折れた」
「マジで?ウケる~」
笑い事ではないんだけど
まぁ遅刻したしここは謝ろう
「ごめんねもっと早く来たかったんだけど」
「いや、僕が急に誘ったし。それより靴をなんとかしないとね。ほら」
ん??
「ほら!何ぼーっとしてんの?捕まって?」
「いや、大丈夫」
「ふーん?」
悟はお会計をしにレジへ向かったから
その後をぴょこぴょこついて行く
お店のドアを抜けたら
悟に手首を掴まれて無理矢理腕を絡まされた
「ほら、カバンも頂戴。ご飯より先に靴だね。駅ビルまで行けばあるかなぁ」
「大丈夫だよ。靴だけ買いに行きたいけど」
「名前は頑なだねぇ」
悟はそう言って私のカバンを奪って
腕を組んでいない方の肩にかけた
大きな体に対して小さく見える
ちょっと可愛い
「ごめん」
「いいって。気にしない気にしない♪」
駅ビルにある靴屋でヒールを買いに行く
でも大問題が浮上した
「申し訳ございません。お客様のサイズは取扱が。。。」
うん想定内だよ
店員さんありがとう
「ブブっっ21.5って子どもかよ!!」
「悟うるさい!!好きで足が小さいんじゃないの!!」
諦めてスニーカーを選びに行くので
当たり前の様にキッズコーナーへ行くと
横の悟の肩が震えてる
「スニーカーもキッズ。。ぶっっ」
思いっきりグーパンチで肩を叩いて
ぴょこぴょこと1人でスニーカーを選びに行った
スーツにスニーカー
不思議な格好になってしまった
テンションが下がる
ゲラゲラと笑う悟は本当にクズだけど
さりげなくお会計を済まされてしまった
「悟、後で払うね」
「いや、面白かったからいいよ」
面白かったからってなんだよ!!
一言が余計なんだよ!!!
てか
悟がカバン返してくれなかったから
お金払えなかったんですけど
そして悟に連れてこられたのは
カウンターの和食の小料理屋
「ここ、美味しいんだよ。頑張ってる名前のご褒美だからなんでも好きなもの頼んで?」
「いいの??」
「ふふっ僕飲めないから分かんないけど、日本酒もおいしいみたいよ。でも一杯目はハイボールにする?」
大きく頷くと悟がオーダーをしてくれた
「今日のおすすめ適当に2人分」みたいな感じで
慣れてるな
出てくるものなんでも美味しい!
お刺身もぷりぷり!
天ぷらサックサク!
日本酒もめっちゃ美味い!!
「名前はなんでも美味しそうに食べるね。連れてきた甲斐があるよ」
「本当に美味しいんだもん」
「名前の作ってくれるご飯の方が僕は好きだけどね~」
酔ってる?って聞き返しそうになったけど
悟は烏龍茶しか飲んでない
「またまたご冗談を」と返しながら
私は日本酒の杯をあけた
「いや、嘘じゃないよー?もちろんこことクオリティは違うけど僕名前のご飯好き」
「ちなみに何がお口にあいました?」
酔った勢いで聞いてみる
「んー?なんでも美味しいよ?オムライスも餃子も美味しかったし、朝ごはんのフレンチトーストとスクランブルエッグのプレートも好きかな。甘いの好きだから」
面と向かって言われるとちょっと照れる
でも
作ったご飯を美味しいと言われて
悪い気は全くしなくて
あぁこうやって世の中の女性を
落として行くんだなぁと
アルコールの回った頭でぼんやり考えた
「自分でも作れなくないんだけど、人に作ってもらった方が美味しいよね?嬉しいし」
「あ、それ。なんとなくわかる」
3杯目になる日本酒を飲みながら話す
だいぶ酔ってるのがわかる
酔った勢いだし無礼講でしょ
「悟は女性に困ってなさそうなのに、なんでうちにいるの?」
「んーー?なんでかなぁ。あ、家が清浄だからかな?」
成城?
成城に家ないけど
「清いって意味!」
「掃除してる女子いっぱいいるでしょ?」
「んーーなんで言えばいいのかな?とにかく空間が澄んでいるんだよ。それに、女にそこまで介入した事なかったしなぁ一緒に住むとか無理だもん」
ん?
でも悟さん数えきれない数の女性と
付き合った経験ありますよね?
「んーーー?付き合ったって言うか、基本ヤったらさよならだから」
はっっ
ゲスめ!!!
ーーー
ーーーーー
ーーー
五条side
今日は近場で5件の任務
本数は多いけど早く仕事が終わりそうだから
労いを兼ねて名前を食事に誘った
本職が忙しそう
それでも色々とやってくれる名前って
本当にお人好しだと思う
そんな事を考えながら
名前の職場の近くで時間を潰してたら
足をびっこひいて名前が現れた
初めは怪我したのかと思ったけど
よく見たらヒールの踵がない
何をしたらそうなるの?
本当見ていて飽きない
歩きづらいはずなのに
全く僕を頼らない女なんて初めてで
普段やらないお節介でも進んでやりたくなる
腕を貸してもあまり体重かけないし
まったく、名前くらいどうって事ないのに
靴を買いに行ったけど21.5ってなんだよ
あれはウケた
普通の女より確かに小さいけど
子どもサイズかよ?笑える
ご飯は先日見つけた和食の小料理屋
お酒が好きな彼女なら喜んでくれるはず
会話の流れでうっかり「名前の作ってくれるご飯の方が僕は好きだけどね~」なんて言ってしまった
嘘じゃない
むしろ本音
でも言う気は全くなかった
ほんのり顔を紅くしながら
無邪気に笑う名前から
何故だか目が離せない
もっとグラマーで
もっと色っぽくて
年上より年下の方がタイプだったんだけどな
「僕も酔ってるのかなぁ」
ぽつんと小声で呟いたら
彼女に聞こえてたみたいで
「悟はさぁ。掴みどころがないから酔ったほうが本音が聞けそう」
ふーん
そう見えるんだ
でも
僕からみたら名前の方が
「名前も酔ってる方が可愛いよ?素直で」
「一言!よーけーいーー!」
いや
酔ってなくても可愛いかも
酔ってたらさらに可愛いと言うのが
正しいかもね
お店を出る時も
靴が壊れていた時の様に
僕の腕に名前の腕を絡ませて支える
タクシーに乗るとすぐに聞こえた
静かな寝息
そんなに安心して大丈夫??
家に帰ってから一瞬自分のベッドへ運ぼうか
考えてしまったけど
思い止まって彼女の部屋へと抱き運んだ
「明日の朝はフレンチトーストが食べたいな」
そう眠る名前にそっと声をかけて扉を閉めた
.
一方的な電話で返事をする前に通話が切れた
ため息しか出ない
まぁ多分終わるはず
…だったのだが
後輩のミスを被って絶賛残業中
さっき送ったLIN○の返信には
近くでお茶してるからってあったけど
「よし!頑張ろ!」
出来るだけ猛ダッシュで終わらせて
走って位置情報をもらった喫茶店へと向かった
悪いタイミングって重なる時は重なるもので
人生で初めてヒールの踵が折れた
踵って折れるの?
あれってドラマとか漫画の世界だけじゃないの??
でも靴を買ってる時間もないし
悟の待ってる喫茶店に行った方が早い
「待っててくれてるし」
ひとりぽつんと呟いて
ぴょこぴょこと歩きながら喫茶店へ向かった
「お~来た来た。お疲れサマンサ~ってどうしたのそれ??」
「走ってたら折れた」
「マジで?ウケる~」
笑い事ではないんだけど
まぁ遅刻したしここは謝ろう
「ごめんねもっと早く来たかったんだけど」
「いや、僕が急に誘ったし。それより靴をなんとかしないとね。ほら」
ん??
「ほら!何ぼーっとしてんの?捕まって?」
「いや、大丈夫」
「ふーん?」
悟はお会計をしにレジへ向かったから
その後をぴょこぴょこついて行く
お店のドアを抜けたら
悟に手首を掴まれて無理矢理腕を絡まされた
「ほら、カバンも頂戴。ご飯より先に靴だね。駅ビルまで行けばあるかなぁ」
「大丈夫だよ。靴だけ買いに行きたいけど」
「名前は頑なだねぇ」
悟はそう言って私のカバンを奪って
腕を組んでいない方の肩にかけた
大きな体に対して小さく見える
ちょっと可愛い
「ごめん」
「いいって。気にしない気にしない♪」
駅ビルにある靴屋でヒールを買いに行く
でも大問題が浮上した
「申し訳ございません。お客様のサイズは取扱が。。。」
うん想定内だよ
店員さんありがとう
「ブブっっ21.5って子どもかよ!!」
「悟うるさい!!好きで足が小さいんじゃないの!!」
諦めてスニーカーを選びに行くので
当たり前の様にキッズコーナーへ行くと
横の悟の肩が震えてる
「スニーカーもキッズ。。ぶっっ」
思いっきりグーパンチで肩を叩いて
ぴょこぴょこと1人でスニーカーを選びに行った
スーツにスニーカー
不思議な格好になってしまった
テンションが下がる
ゲラゲラと笑う悟は本当にクズだけど
さりげなくお会計を済まされてしまった
「悟、後で払うね」
「いや、面白かったからいいよ」
面白かったからってなんだよ!!
一言が余計なんだよ!!!
てか
悟がカバン返してくれなかったから
お金払えなかったんですけど
そして悟に連れてこられたのは
カウンターの和食の小料理屋
「ここ、美味しいんだよ。頑張ってる名前のご褒美だからなんでも好きなもの頼んで?」
「いいの??」
「ふふっ僕飲めないから分かんないけど、日本酒もおいしいみたいよ。でも一杯目はハイボールにする?」
大きく頷くと悟がオーダーをしてくれた
「今日のおすすめ適当に2人分」みたいな感じで
慣れてるな
出てくるものなんでも美味しい!
お刺身もぷりぷり!
天ぷらサックサク!
日本酒もめっちゃ美味い!!
「名前はなんでも美味しそうに食べるね。連れてきた甲斐があるよ」
「本当に美味しいんだもん」
「名前の作ってくれるご飯の方が僕は好きだけどね~」
酔ってる?って聞き返しそうになったけど
悟は烏龍茶しか飲んでない
「またまたご冗談を」と返しながら
私は日本酒の杯をあけた
「いや、嘘じゃないよー?もちろんこことクオリティは違うけど僕名前のご飯好き」
「ちなみに何がお口にあいました?」
酔った勢いで聞いてみる
「んー?なんでも美味しいよ?オムライスも餃子も美味しかったし、朝ごはんのフレンチトーストとスクランブルエッグのプレートも好きかな。甘いの好きだから」
面と向かって言われるとちょっと照れる
でも
作ったご飯を美味しいと言われて
悪い気は全くしなくて
あぁこうやって世の中の女性を
落として行くんだなぁと
アルコールの回った頭でぼんやり考えた
「自分でも作れなくないんだけど、人に作ってもらった方が美味しいよね?嬉しいし」
「あ、それ。なんとなくわかる」
3杯目になる日本酒を飲みながら話す
だいぶ酔ってるのがわかる
酔った勢いだし無礼講でしょ
「悟は女性に困ってなさそうなのに、なんでうちにいるの?」
「んーー?なんでかなぁ。あ、家が清浄だからかな?」
成城?
成城に家ないけど
「清いって意味!」
「掃除してる女子いっぱいいるでしょ?」
「んーーなんで言えばいいのかな?とにかく空間が澄んでいるんだよ。それに、女にそこまで介入した事なかったしなぁ一緒に住むとか無理だもん」
ん?
でも悟さん数えきれない数の女性と
付き合った経験ありますよね?
「んーーー?付き合ったって言うか、基本ヤったらさよならだから」
はっっ
ゲスめ!!!
ーーー
ーーーーー
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五条side
今日は近場で5件の任務
本数は多いけど早く仕事が終わりそうだから
労いを兼ねて名前を食事に誘った
本職が忙しそう
それでも色々とやってくれる名前って
本当にお人好しだと思う
そんな事を考えながら
名前の職場の近くで時間を潰してたら
足をびっこひいて名前が現れた
初めは怪我したのかと思ったけど
よく見たらヒールの踵がない
何をしたらそうなるの?
本当見ていて飽きない
歩きづらいはずなのに
全く僕を頼らない女なんて初めてで
普段やらないお節介でも進んでやりたくなる
腕を貸してもあまり体重かけないし
まったく、名前くらいどうって事ないのに
靴を買いに行ったけど21.5ってなんだよ
あれはウケた
普通の女より確かに小さいけど
子どもサイズかよ?笑える
ご飯は先日見つけた和食の小料理屋
お酒が好きな彼女なら喜んでくれるはず
会話の流れでうっかり「名前の作ってくれるご飯の方が僕は好きだけどね~」なんて言ってしまった
嘘じゃない
むしろ本音
でも言う気は全くなかった
ほんのり顔を紅くしながら
無邪気に笑う名前から
何故だか目が離せない
もっとグラマーで
もっと色っぽくて
年上より年下の方がタイプだったんだけどな
「僕も酔ってるのかなぁ」
ぽつんと小声で呟いたら
彼女に聞こえてたみたいで
「悟はさぁ。掴みどころがないから酔ったほうが本音が聞けそう」
ふーん
そう見えるんだ
でも
僕からみたら名前の方が
「名前も酔ってる方が可愛いよ?素直で」
「一言!よーけーいーー!」
いや
酔ってなくても可愛いかも
酔ってたらさらに可愛いと言うのが
正しいかもね
お店を出る時も
靴が壊れていた時の様に
僕の腕に名前の腕を絡ませて支える
タクシーに乗るとすぐに聞こえた
静かな寝息
そんなに安心して大丈夫??
家に帰ってから一瞬自分のベッドへ運ぼうか
考えてしまったけど
思い止まって彼女の部屋へと抱き運んだ
「明日の朝はフレンチトーストが食べたいな」
そう眠る名前にそっと声をかけて扉を閉めた
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