同棲はじめました
name change
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「はいはーーいっ今日は名前にバイトを斡旋しまーす♪」
翌朝
休みなのに早朝からやたらテンションの
高い悟に引きずられる様に連れ出された
「ねぇ、悟さん?今、何時だか知ってる?」
「お♪『悟さん』っていいねー!良い響き♪」
「えーと五条さんこちらの女性は。。。」
「伊地知は黙ってろ。はいっ名前は乗って乗って~っ」
伊地知と呼ばれる男性はなんだろう?
しかも黒塗りのレクサ○で
運転手付き?
本当、五条悟って何者よ?
「ねぇどこ行くの?」
「ん?」
横に座る悟を見上げて聞くと
家とは異なり目隠しをした悟がこちらをみた
不思議
目が合ってる気がする
見えてないけど
「仕事だよ~。もう一人僕の生徒も来るよ♪」
へー
教え子か
てか今朝の6:00なんですけど
車の揺れがだんだんと眠気を誘う
頭ががっくんがっくん揺れてるけど
それよりも眠気が勝る
「ククっほら名前、こっちおいで」
ん。なんか肩抱かれてる?
でもこっちの方が寝やすいから良いや
車が止まった気配と同時に扉が開いた
「高菜っっ??明太子っっっ」
「やぁ棘、おはよ~」
「!?おかかーっ」
「ん?彼女は僕の補佐。今寝てるから棘は助手席ね」
なんか不思議な会話が聞こえる
おかか?明太子?
「ツナツナ」
「お、棘、気が効くね。。。っともしかして見えた?」
「。。。しゃけ」
「見んなよ。僕のなんだから」
ん。なんだこの会話
見える?
いや今日はパンツスタイルでパンツは見えないはず
と、言うことは
かぁっと目を見開き
ガバっと起き上がった
「おっと名前。いきなり起きないでよ」
「な、なにが見えたって?」
「なにって名前。結構大きいんだね♡」
「おかかっっ!!」
とりあえず悟に
平手をお見舞いしようと思ったら避けられた
なんかムカつく
「高菜?」
「ところで、この子誰?高菜ってなに?」
「あぁ、彼は狗巻棘くん。呪言師だから会話はおにぎりの具だけだよ~」
だからーーっ
説明が雑過ぎて意味わからん
「しゃけしゃけ」
助手席から私の方をみて
ニコニコ笑ってる
かわいいけど何が”しゃけ”なんだか
ーーー
ーーーーー
「えーと。ここは。。。」
「いるね」
「しゃけ」
何やら車にやられて3時間
山奥の廃屋に連れてこられた
絶対これ肝試しスポットだよ!
やばい感じしかしないよ!
「へぇ。名前もわかったんだ」
「え?なんだろう。禍々しい感じはするけどそれ以上でもそれ以下でもないよ」
「しゃけ、高菜、明太子!」
相変わらず棘の言ってる言葉はわからん
ちらっと横に立つ悟を見上げると
「棘は名前の事褒めてんだよ。後は自分がいるから大丈夫ってとこかぁ?」
「しゃけ!」
「この最強の五条悟がいるんだからの間違えだろ?棘?」
「おかかぁ!」
すごい。会話が成り立ってる
小さく拍手を送っていると
あり得ないことを横の男はぶち込んできた
「じゃあ今日は中で名前は見学ね!棘!ちゃんと無傷で名前を返すこと」
「すじこ!」
「え?悟は来ないの?」
「僕が行ったら瞬殺過ぎるもん。大丈夫、棘は強いよ」
「しゃけ!」
若干の不安がよぎる中
肝試し大会が始まった
廃屋の扉を開くとひんやりとした空気が身体にまとわりつく
目の前に繋がる薄暗い廊下は電灯がないので入り口付近しか見えない
暗い闇が奥に広がっているけど
広いのか狭いのかもわからないほどの暗闇
その奥から
何かがゆっくりと近づいてくる気配がする
目を凝らしてじっと見つめていると
ズルっ
ズズズ
ズルルっ
ズズズズズ
濡れた何か大きな物が
這ってくる様な音がした
「え?もしかしていっぱいいる?」
「しゃけ!高菜?」
いやいや”高菜”って言われても!
黒い何かがこちらに
飛びかかってくる気配がした
横に居た棘が庇う様に私の前に立った
怖い!!
怖いのになぜか目が逸らせない
「は、ぜ、ろ!」
棘くんが喋った
ハッキリとは見えない
見えなかったけど
さっきの黒い塊が
一気に消えてなくなったそんな気がした
ーーー
ーーーーー
「2人ともお疲れサマンサ~!余裕だったでしょ?」
「しゃけ!」
あれからなんかよくわかんない物が
いっぱい出てきた(と思う)
最後は天井から髪の長い貞○みたいなのが…
そいつの髪が私の首に巻きついた時は
死ぬかと思った
「で、なんで棘君は名前と仲良く手を繋いでるのかなぁ?なに?一気に距離感縮まってない?まさか任務中にチューとかしてないよね??」
「おかか!!」
棘がぱっと私の手を離して
体の前で大きくバツを作ってる
「名前って歳下好きなの?でも棘だと一回以上下になるよ?ショタなの??」
「おかかー!!」
いや、勝手に言っててください
私そんな話に乗る余裕がない
棘と繋いでた手が離されると力が抜けて
膝から崩れ落ちて座り込んだ
「こっ。。。こっ。。」
「高菜?」
心配そうに顔を覗き込む棘
それに引き換えニヤニヤとして見下ろしている悟
悟の態度に腹立つけど
いや、それより今は
「怖かったぁぁぁ!!なんか首に髪とか巻きつくし、変な黒い物体いっぱいいるし!!」
棘がしゃがみこんでいる私に手を伸ばしたけど
悟の声で手を引っ込めた
「棘、それは僕の役目だよ。大丈夫?名前ほら立って!震えてんの~?ウケる~」
悟が私の両腕を掴んで立ち上がらせると
長い指で首元にそっと触れた
「長い髪ねぇ。本当に髪だったの?棘」
「しゃけ!」
「ふーん。名前は一般人で見えなかったから一回で見える様になったのは収穫かな。でも棘…僕は無傷でって言ったよね?」
「高菜?!おかかぁ」
まだ震えが止まらないけど
目の前でわちゃわちゃと騒ぎ出す二人を見ていて少し落ち着いてきた
バイトって
まさか私にこれをなんとかさせるって話じゃないでしょうね。。。
ーーー
ーーーーー
あれから月日の経つのは早く
同居人が出来てから10日
平日の夜でも近場の現場?には連れ出されて
めでたく私は呪霊が見える様になっていた
普通見れたりしないらしいから
悟はとっても感心していたけど
「全くもって嬉しくない」
「ん?なんかいったー??」
「バイトの頻度が高過ぎる。ほぼ毎日って私の休みはいつ??平日も土日も仕事ってどんだけブラック??」
ついていくだけ
ただそれだけで私は何もしていない
だけど毎回あんな変なもん見なきゃいけなくてキツい
毎晩ホラー映画見てた方がよっぽどまし
それに気になる事がある
「私こうして見学するだけじゃん。いらなくない?」
「えー?いるよ!」
家とは異なり目隠しをした悟が
伊地知さんの運転する車の中で
横に座る私を見下ろして言った
「昼間は名前も仕事だから仕方ないけど、任務に行けばこうして夜は僕と一緒にいられるでしょ?」
「いや、別に一緒じゃなくてもいいし」
「後は早く慣れてもらって報告書の書き方覚えてくれれば完璧!」
「は……?」
私の返事を無視した挙句
こいつ今なんっつった?
「報告書とは?」
「んー?僕がぱーっと祓っちゃったやつがどんなだったかとかそういうの!」
それがバイトか!!
それくらい自分で書けよ!
「んー僕の仕事量多いから書いてもらうと遊ぶ時間増えるんだよねー」
悟はイケメンだと思う
背も高いし、足も長い、しかもイケボ
だが
だがしかし!!
「悟。性格悪いって言われない?」
「んー?よく言われるけど気にしなーい!だって僕イケメンだし」
最低だ
きっと世の中の女性は見た目に
騙されているんだろう
「うん。僕もそう思う。落とす時はネコ被るしねー。でもそう言う女性ってすぐ飽きるんだよ。興味ない」
「それでも付き合うの?」
「んー。溜まってる時は手っ取り早いしねぇ」
はい、決まり!確定!!
イケメンだけどゲス!!!
「ゲスってひどーーいっ」
「そんな事言ってないじゃん!」
「名前、さっきから自分の心の声が漏れてるっていうか、ちゃんと声になって出てるよ?ね、伊地知?」
私は運転手の伊地知さんを見る
「ええ…ハッキリと」
そんな私をゲラゲラ笑いながら
馬鹿にした様に頭をポンポンと子どもをあやす様に撫でて
悟は窓の外を見ながらつぶやいた
「高専関係者以外で素を出すの名前だけだよ」
しっかりと耳に届いたけど
突っ込むのも面倒で無視してやった
.
翌朝
休みなのに早朝からやたらテンションの
高い悟に引きずられる様に連れ出された
「ねぇ、悟さん?今、何時だか知ってる?」
「お♪『悟さん』っていいねー!良い響き♪」
「えーと五条さんこちらの女性は。。。」
「伊地知は黙ってろ。はいっ名前は乗って乗って~っ」
伊地知と呼ばれる男性はなんだろう?
しかも黒塗りのレクサ○で
運転手付き?
本当、五条悟って何者よ?
「ねぇどこ行くの?」
「ん?」
横に座る悟を見上げて聞くと
家とは異なり目隠しをした悟がこちらをみた
不思議
目が合ってる気がする
見えてないけど
「仕事だよ~。もう一人僕の生徒も来るよ♪」
へー
教え子か
てか今朝の6:00なんですけど
車の揺れがだんだんと眠気を誘う
頭ががっくんがっくん揺れてるけど
それよりも眠気が勝る
「ククっほら名前、こっちおいで」
ん。なんか肩抱かれてる?
でもこっちの方が寝やすいから良いや
車が止まった気配と同時に扉が開いた
「高菜っっ??明太子っっっ」
「やぁ棘、おはよ~」
「!?おかかーっ」
「ん?彼女は僕の補佐。今寝てるから棘は助手席ね」
なんか不思議な会話が聞こえる
おかか?明太子?
「ツナツナ」
「お、棘、気が効くね。。。っともしかして見えた?」
「。。。しゃけ」
「見んなよ。僕のなんだから」
ん。なんだこの会話
見える?
いや今日はパンツスタイルでパンツは見えないはず
と、言うことは
かぁっと目を見開き
ガバっと起き上がった
「おっと名前。いきなり起きないでよ」
「な、なにが見えたって?」
「なにって名前。結構大きいんだね♡」
「おかかっっ!!」
とりあえず悟に
平手をお見舞いしようと思ったら避けられた
なんかムカつく
「高菜?」
「ところで、この子誰?高菜ってなに?」
「あぁ、彼は狗巻棘くん。呪言師だから会話はおにぎりの具だけだよ~」
だからーーっ
説明が雑過ぎて意味わからん
「しゃけしゃけ」
助手席から私の方をみて
ニコニコ笑ってる
かわいいけど何が”しゃけ”なんだか
ーーー
ーーーーー
「えーと。ここは。。。」
「いるね」
「しゃけ」
何やら車にやられて3時間
山奥の廃屋に連れてこられた
絶対これ肝試しスポットだよ!
やばい感じしかしないよ!
「へぇ。名前もわかったんだ」
「え?なんだろう。禍々しい感じはするけどそれ以上でもそれ以下でもないよ」
「しゃけ、高菜、明太子!」
相変わらず棘の言ってる言葉はわからん
ちらっと横に立つ悟を見上げると
「棘は名前の事褒めてんだよ。後は自分がいるから大丈夫ってとこかぁ?」
「しゃけ!」
「この最強の五条悟がいるんだからの間違えだろ?棘?」
「おかかぁ!」
すごい。会話が成り立ってる
小さく拍手を送っていると
あり得ないことを横の男はぶち込んできた
「じゃあ今日は中で名前は見学ね!棘!ちゃんと無傷で名前を返すこと」
「すじこ!」
「え?悟は来ないの?」
「僕が行ったら瞬殺過ぎるもん。大丈夫、棘は強いよ」
「しゃけ!」
若干の不安がよぎる中
肝試し大会が始まった
廃屋の扉を開くとひんやりとした空気が身体にまとわりつく
目の前に繋がる薄暗い廊下は電灯がないので入り口付近しか見えない
暗い闇が奥に広がっているけど
広いのか狭いのかもわからないほどの暗闇
その奥から
何かがゆっくりと近づいてくる気配がする
目を凝らしてじっと見つめていると
ズルっ
ズズズ
ズルルっ
ズズズズズ
濡れた何か大きな物が
這ってくる様な音がした
「え?もしかしていっぱいいる?」
「しゃけ!高菜?」
いやいや”高菜”って言われても!
黒い何かがこちらに
飛びかかってくる気配がした
横に居た棘が庇う様に私の前に立った
怖い!!
怖いのになぜか目が逸らせない
「は、ぜ、ろ!」
棘くんが喋った
ハッキリとは見えない
見えなかったけど
さっきの黒い塊が
一気に消えてなくなったそんな気がした
ーーー
ーーーーー
「2人ともお疲れサマンサ~!余裕だったでしょ?」
「しゃけ!」
あれからなんかよくわかんない物が
いっぱい出てきた(と思う)
最後は天井から髪の長い貞○みたいなのが…
そいつの髪が私の首に巻きついた時は
死ぬかと思った
「で、なんで棘君は名前と仲良く手を繋いでるのかなぁ?なに?一気に距離感縮まってない?まさか任務中にチューとかしてないよね??」
「おかか!!」
棘がぱっと私の手を離して
体の前で大きくバツを作ってる
「名前って歳下好きなの?でも棘だと一回以上下になるよ?ショタなの??」
「おかかー!!」
いや、勝手に言っててください
私そんな話に乗る余裕がない
棘と繋いでた手が離されると力が抜けて
膝から崩れ落ちて座り込んだ
「こっ。。。こっ。。」
「高菜?」
心配そうに顔を覗き込む棘
それに引き換えニヤニヤとして見下ろしている悟
悟の態度に腹立つけど
いや、それより今は
「怖かったぁぁぁ!!なんか首に髪とか巻きつくし、変な黒い物体いっぱいいるし!!」
棘がしゃがみこんでいる私に手を伸ばしたけど
悟の声で手を引っ込めた
「棘、それは僕の役目だよ。大丈夫?名前ほら立って!震えてんの~?ウケる~」
悟が私の両腕を掴んで立ち上がらせると
長い指で首元にそっと触れた
「長い髪ねぇ。本当に髪だったの?棘」
「しゃけ!」
「ふーん。名前は一般人で見えなかったから一回で見える様になったのは収穫かな。でも棘…僕は無傷でって言ったよね?」
「高菜?!おかかぁ」
まだ震えが止まらないけど
目の前でわちゃわちゃと騒ぎ出す二人を見ていて少し落ち着いてきた
バイトって
まさか私にこれをなんとかさせるって話じゃないでしょうね。。。
ーーー
ーーーーー
あれから月日の経つのは早く
同居人が出来てから10日
平日の夜でも近場の現場?には連れ出されて
めでたく私は呪霊が見える様になっていた
普通見れたりしないらしいから
悟はとっても感心していたけど
「全くもって嬉しくない」
「ん?なんかいったー??」
「バイトの頻度が高過ぎる。ほぼ毎日って私の休みはいつ??平日も土日も仕事ってどんだけブラック??」
ついていくだけ
ただそれだけで私は何もしていない
だけど毎回あんな変なもん見なきゃいけなくてキツい
毎晩ホラー映画見てた方がよっぽどまし
それに気になる事がある
「私こうして見学するだけじゃん。いらなくない?」
「えー?いるよ!」
家とは異なり目隠しをした悟が
伊地知さんの運転する車の中で
横に座る私を見下ろして言った
「昼間は名前も仕事だから仕方ないけど、任務に行けばこうして夜は僕と一緒にいられるでしょ?」
「いや、別に一緒じゃなくてもいいし」
「後は早く慣れてもらって報告書の書き方覚えてくれれば完璧!」
「は……?」
私の返事を無視した挙句
こいつ今なんっつった?
「報告書とは?」
「んー?僕がぱーっと祓っちゃったやつがどんなだったかとかそういうの!」
それがバイトか!!
それくらい自分で書けよ!
「んー僕の仕事量多いから書いてもらうと遊ぶ時間増えるんだよねー」
悟はイケメンだと思う
背も高いし、足も長い、しかもイケボ
だが
だがしかし!!
「悟。性格悪いって言われない?」
「んー?よく言われるけど気にしなーい!だって僕イケメンだし」
最低だ
きっと世の中の女性は見た目に
騙されているんだろう
「うん。僕もそう思う。落とす時はネコ被るしねー。でもそう言う女性ってすぐ飽きるんだよ。興味ない」
「それでも付き合うの?」
「んー。溜まってる時は手っ取り早いしねぇ」
はい、決まり!確定!!
イケメンだけどゲス!!!
「ゲスってひどーーいっ」
「そんな事言ってないじゃん!」
「名前、さっきから自分の心の声が漏れてるっていうか、ちゃんと声になって出てるよ?ね、伊地知?」
私は運転手の伊地知さんを見る
「ええ…ハッキリと」
そんな私をゲラゲラ笑いながら
馬鹿にした様に頭をポンポンと子どもをあやす様に撫でて
悟は窓の外を見ながらつぶやいた
「高専関係者以外で素を出すの名前だけだよ」
しっかりと耳に届いたけど
突っ込むのも面倒で無視してやった
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