同棲はじめました
name change
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五条side
「あの...名前さんは大丈夫だったんですか?」
「どの口が言ってんの?君が仕組んだんでしょ?被害者面しないでよ」
腹の底から黒いものが次々と湧き出る
「彼女が何したっていうんだよ。てか、お前何がしたいんだはっきり言えよ」
「私はただ...御当主である貴方と結ばれたかっただけです。」
「は?なにそれ?」
家って五条家 だったのかよ
裏で五条家 が動いてたってことか
あれ?
都?みやこ
「やっと思い出していただけましたか?悟様」
「あぁ美弥子 …」
やっと理解できたと同時に
腸が煮えくり返りそうなのを必死で抑えた
美弥子は分家の娘で
幼少期に許嫁だったことがあった
権力争いに負け
滅びた分家の美弥子の家とともに
僕が当主になった時にすべての政略結婚を
無効化させたから
「お前、怨霊と組んでまでそんなに権力欲しいわけ?」
「組んでるわけではございません。ただ力を欲した時にあの地下室の怨霊に呼び寄せられ家の者が扉を開けてくれただけ。本来、悟様の隣にいるべきなのはあの女ではなく私なんです」
あの女…ね
「私は貴方様のお傍に立つために補助監督にもなりました。何年も貴方様だけを想って参りました。それがどこの骨かもしれぬ非術師なんかに!私でしたら五条家も悟様も支えられる!お子を身ごもって更なる繁栄を!!」
「へえ。繁栄ねえ」
想像以上に低く冷たい声が出た
こいつも上のじじいどもと一緒の人種
権力?
地位?
家の繁栄??
そんなもののせいであいつが
あいつ何度も死にかけたっていうのかよ!!
「名前に害が及ぶなら、いっそのこと五条家もその分家も。全員殺してしまおうか?」
ーーー
ーーーーー
ーーー
七海side
五条さんに指定された部屋へと向かっていると
女性の叫び声と
破壊音とともに数メートル先の扉が吹き飛んだ
「どうされたんですか?」
私が中に入り声をかけると
壁際に座り込む女性と珍しく怒りを顕にしている
五条さんがいた
「七海、その女、外に追い出して」
「悟様!」
「悟様」?この人は先日移動してきた都さんだったよな
説明を求めたくて黙って五条さんを見つめていると
「全部五条家 が絡んでたんだよ。この女は五条家 に干された分家の子」
「それでもあの女よりっ」
五条さんが都さんの顔の横に蹴りを入れた
衝撃で壁はひび割れ穴が開きかけている
「その顔、殴られなかっただけましだと思えよ?」
それだけ言い捨てると出口へと足早に去ろうとしている
絡んでいたとは名前さんのことだろう
だからこんなにも…
都さんの腕をつかんで立ち上がらせようとしていたら
名前を呼ばれたので耳だけ傾けた
「七海。しばらく名前を一人にするな。誰かつけといてくれ」
「貴方はどちらへ行くんです?」
私の問いかけに五条さんは振り返ることなくこういった
「名前を狙った人間…五条家 の人間を絞めてくる」
ーーー
ーーーーー
ーーー
五条side
五条家 に行き話をしてみると
今回の件とは無関係らしく
美弥子の家の単独行動だった
あの分家はもう本家を追われ「如月」と名を変え
山奥へと移り住んでいるようだった
聞いた場所へ行ってみると
山の中にポツンとたたずんでいる古びた日本家屋があり
家の手前から死臭が漂っていた
中に足を踏み入れると
死 体が散乱していて
ここから呪詛が行われていたことは
明らかだった
カタン
奥の物音に気付きそこに向かうと
以前の姿から想像もつかない姿の当主がいた
「悟様…ご無沙汰しております」
「何やってんだよ。呪いに体も魂も売ったのか?」
肌は腐りかけていてところどころ崩れ落ち
いたるところに蛆が沸いている
「すべては…あの女のせい…私の娘が貴方様と婚姻すれば返り咲くことができる」
「その話は僕が当主になった時に白紙にしたはずだ」
「わた…私は美弥子を…嫁がせるように育ててきたのだ。高専にいれ貴方の傍に置いたのに。あの女さえ現れなければ…!!」
心底
「また、分家として…いや本家の一員に…」
下らねえ
「私たちに…地位が戻ってくる…!」
「だからって呪殺していいわけねえだろ?!家族も使用人も全員巻き添えにしたのかよ?!そんな下らねえ理由であいつをずっと狙っていたのかよ?!」
「私は呪術界で…」
「…もう呪いになってるのにも気づかないのかよ」
名声が、権力が、家柄が
人の命よりも大事なのか?
そうじゃねえだろ!
せめてくだらない思想のせいで
巻き添えになった人が
浄化されるようにと
能力で家に火を放った
「五条なんていらないな。僕が御三家 を一掃して全てなくしてやる」
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「あの...名前さんは大丈夫だったんですか?」
「どの口が言ってんの?君が仕組んだんでしょ?被害者面しないでよ」
腹の底から黒いものが次々と湧き出る
「彼女が何したっていうんだよ。てか、お前何がしたいんだはっきり言えよ」
「私はただ...御当主である貴方と結ばれたかっただけです。」
「は?なにそれ?」
家って
裏で
あれ?
都?みやこ
「やっと思い出していただけましたか?悟様」
「あぁ
やっと理解できたと同時に
腸が煮えくり返りそうなのを必死で抑えた
美弥子は分家の娘で
幼少期に許嫁だったことがあった
権力争いに負け
滅びた分家の美弥子の家とともに
僕が当主になった時にすべての政略結婚を
無効化させたから
「お前、怨霊と組んでまでそんなに権力欲しいわけ?」
「組んでるわけではございません。ただ力を欲した時にあの地下室の怨霊に呼び寄せられ家の者が扉を開けてくれただけ。本来、悟様の隣にいるべきなのはあの女ではなく私なんです」
あの女…ね
「私は貴方様のお傍に立つために補助監督にもなりました。何年も貴方様だけを想って参りました。それがどこの骨かもしれぬ非術師なんかに!私でしたら五条家も悟様も支えられる!お子を身ごもって更なる繁栄を!!」
「へえ。繁栄ねえ」
想像以上に低く冷たい声が出た
こいつも上のじじいどもと一緒の人種
権力?
地位?
家の繁栄??
そんなもののせいであいつが
あいつ何度も死にかけたっていうのかよ!!
「名前に害が及ぶなら、いっそのこと五条家もその分家も。全員殺してしまおうか?」
ーーー
ーーーーー
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七海side
五条さんに指定された部屋へと向かっていると
女性の叫び声と
破壊音とともに数メートル先の扉が吹き飛んだ
「どうされたんですか?」
私が中に入り声をかけると
壁際に座り込む女性と珍しく怒りを顕にしている
五条さんがいた
「七海、その女、外に追い出して」
「悟様!」
「悟様」?この人は先日移動してきた都さんだったよな
説明を求めたくて黙って五条さんを見つめていると
「全部
「それでもあの女よりっ」
五条さんが都さんの顔の横に蹴りを入れた
衝撃で壁はひび割れ穴が開きかけている
「その顔、殴られなかっただけましだと思えよ?」
それだけ言い捨てると出口へと足早に去ろうとしている
絡んでいたとは名前さんのことだろう
だからこんなにも…
都さんの腕をつかんで立ち上がらせようとしていたら
名前を呼ばれたので耳だけ傾けた
「七海。しばらく名前を一人にするな。誰かつけといてくれ」
「貴方はどちらへ行くんです?」
私の問いかけに五条さんは振り返ることなくこういった
「名前を狙った人間…
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五条side
今回の件とは無関係らしく
美弥子の家の単独行動だった
あの分家はもう本家を追われ「如月」と名を変え
山奥へと移り住んでいるようだった
聞いた場所へ行ってみると
山の中にポツンとたたずんでいる古びた日本家屋があり
家の手前から死臭が漂っていた
中に足を踏み入れると
死 体が散乱していて
ここから呪詛が行われていたことは
明らかだった
カタン
奥の物音に気付きそこに向かうと
以前の姿から想像もつかない姿の当主がいた
「悟様…ご無沙汰しております」
「何やってんだよ。呪いに体も魂も売ったのか?」
肌は腐りかけていてところどころ崩れ落ち
いたるところに蛆が沸いている
「すべては…あの女のせい…私の娘が貴方様と婚姻すれば返り咲くことができる」
「その話は僕が当主になった時に白紙にしたはずだ」
「わた…私は美弥子を…嫁がせるように育ててきたのだ。高専にいれ貴方の傍に置いたのに。あの女さえ現れなければ…!!」
心底
「また、分家として…いや本家の一員に…」
下らねえ
「私たちに…地位が戻ってくる…!」
「だからって呪殺していいわけねえだろ?!家族も使用人も全員巻き添えにしたのかよ?!そんな下らねえ理由であいつをずっと狙っていたのかよ?!」
「私は呪術界で…」
「…もう呪いになってるのにも気づかないのかよ」
名声が、権力が、家柄が
人の命よりも大事なのか?
そうじゃねえだろ!
せめてくだらない思想のせいで
巻き添えになった人が
浄化されるようにと
能力で家に火を放った
「五条なんていらないな。僕が
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