同棲はじめました
name change
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「おっはよーっ名前ご飯まだ?」
何故か当たり前の様に
リビングに降りてきて
そして当たり前の様にご飯を求めてくる
ほんと、この人なんなんだ
「おはよう御座います。時間ないんで目玉焼きでいいですか?」
「うん!半熟ね♡」
朝食を食べながら昨日も聞いたことを
再度投げかけてみる
「五条さん、いつまでここに居座る気です?」
「なに?名前ちゃん僕ともっと一緒にいたいって?」
「。。。いい加減お家に帰られたらどうです?ご家族が心配なさってるんじゃ?」
昨日の私はこんな感じで
のらりくらりとかわされて
五条さんに振り回されてたけど
今日は違う!多少イケメンだからって
いい加減出て行ってくれ!
「あれ?言ってなかったっけ?」
「??」
「僕の事を特に待ってる家族いないよ?僕独身だし」
「は?」
「彼女もいないし、ずっとここにいても問題なしっ美味しいご飯食べれるしねーっ」
「いやいやいや、だったら尚更出て行きましょうよ」
「もしかして名前ちゃん、彼氏いるの?」
座っていても私より背の高い五条さんが
首を傾げながら私の顔を覗き込むように聞いてくる
「いるって言「その表情はいないよねー!部屋にも男の物ひとつもないし!」っっちょっと!!」
「あ!そろそろ僕仕事いかなきゃ!ご馳走さま~」
テーブルの上の目隠しを着けながら
玄関へと向かっていく五条さんに
気になっている事を聞いてみた
「なんで目隠しして行くんです?そもそもそれって前見えてるんです?」
「ん?あぁこれ??」
人差し指を自分の口元に当てながら
口角を上げた
「これが僕の通常なの。じゃあ行ってきまーす♪」
ん?あの人やっぱ変
なんかの修行??前見えてるの?
「変な人拾っちゃったなぁ。それにしても仕事ってなんの仕事してんだろう?」
そんな事を考えながら私も
準備をして職場へと向かった
---
早くも3日が過ぎてしまった
帰って来んなと思っていたのに
願い叶わず夜遅くに
五条さんは帰ってきた
「ただいまーっ」
「。。。」
「名前ちゃん無視??無視すんの??」
「五条さん、ちゃんとお話ししましょう」
「何怒ってんの?」なんて言いながら
私がリビングへ向かうと
後ろからワンコと一緒についてきた
「五条さん、出て行かないなら今から警察に電話しようと思います」
「え?何それ?辛辣~」
「助けて頂いたのは感謝します。私は五条さんの事何も知りませんし。一般的に考えてこの状況はおかしいと思います」
「ぷっ今更??」
ええ
そう思うよ私も
目覚めてすぐに追い出さなかった
私が間違ってたよ
「。。。名前しか知らない男の人とひとつ屋根の下で暮らすとか「シェアハウス的に楽しいよね!」。。。話を被せないで下さい」
五条さんは目隠しを首元へ下げて
私を見下ろした
うん。イケメン
いや違うだろ、違わないけど
「じゃあ名前に僕の事を知ってもらえれば問題ないって事?」
「え?なっなっ」
一歩ずつ五条さんが近づく
私は一歩も動けず背中が退けぞる
「くっっ顔真っ赤~っ可愛いーっ」
「べっ別に可愛くないっ」
「僕ここ気にいってんだよねー。僕のマンション引き払ったしだから悪いけど当分ここにいるよ」
は?
今なんと仰いました?
「そうそう、荷物の大半は高専に置いてきたんだけどベッドと服だけ持ってきてんの忘れてた。今使ってる部屋に入れちゃうけどいいよね?」
そう言って
奥の部屋へと進んでいく五条さん
「だから話聞いてます?」
「僕の事知りたいんでしょ?話すより見たほうが早いからさ」
五条さんが使っていた
空き部屋へと足を踏み入れ
何かをした
何かわからないけど
一瞬、五条さんが消えた様に見えた
その後現れた時には
五条さんと一緒にベッドと
バサバサと服が山積みとなって現れた
「へ?」
「僕、呪術師なんだ。最強のね」
「な、な、な、な」
「どうしたの?ちゃんと日本語喋ってくれなきゃ伝わんないよ?」
いやいやいや
いきなり消えたり現れたりって
手品かなにかですか??
それとも超能力者??
「だーかーらー呪術師だって言ってるでしょ?」
「なんで私の考えてたこと分かるの??やっぱエスパー!」
「全部声に出てたよ?てかエスパーって言い方、古っ」
そんな会話中五条さんの携帯が鳴った
着信画面を見て一瞬顰めっ面をした
「あ、伊地知?もう帰っていいよー。じゃね」
出た瞬間一方的に話して電話を切る
相手の人きっと一言も喋ってないな
可哀想に
この人やっぱり
「自分勝手過ぎる」
「んー?なに?褒めてくれたの?てか僕ご飯まだなんだよねー。ご飯食べながら話そうよ。なんか作って?」
「はい?私が作んの?」
「うん!だってほらくみのご飯美味しいから!」
キッチンで冷凍物を数点手に取り
ご飯を作る
面倒なので肉野菜炒めにしよう
味噌汁は多めに作って
朝ごはんにも回そう
「ほんと名前って手際いいよね。なんでも美味しいし」
「一応調理師持ってますので」
「なるほど!美味しいわけだ。尚更ここから出て行く理由がなくなったね」
私はコンロを2つ稼働させながら
同時にサラダに使う野菜を切り出した
「いや、家主は認めてないんですけど。マンション引き払ったって。。。」
「うん!ここに住むならいらないかなーって」
「食費や水光費も上がるし」
「あ、ちゃんと払うよ!別途仕事も斡旋してあげるー!僕って優しいっ」
いやいやいや
優しいなら出て行け
「出て行けって酷いなー僕泣くよ?」
「。。。どうぞ」
しくしくと嘘泣きをする五条さんを
無視して出来上がったご飯を
次々にカウンターへと上げると
「美味しそう♡」と言いながらテーブルへと運んでくれた
「僕の仕事は最強の呪術師と呪術高専の教師の二足わらじだよー。生年月日は1989/12/7の射手座」
「って歳下??」
ご飯をもぐもぐ食べながら喋り出した
五条さんの言葉にびっくりした
「え??名前って年上だったの??いくつ?」
女性に歳を聞いちゃダメって
教わらなかった?
ほんとデリカシーとかないな
土足で入りまくるタイプだな
「いくら僕でも土足ではプライベートに踏み込まないよ。で、いくつなの?」
「〇〇。。。」←皆様の好きな年齢入れてください
「名前は童顔だから歳下かと思ってた」
「そりゃどうも」
「じゃあ僕の事五条さんじゃなくて名前で呼んでよ。五条さんっていうのなんか壁を感じるから~。生徒も「悟」って呼ぶ子いるし」
いや
わざと壁作ってんですけどね?
おたくがそれをぶち壊してどんどん
入り込んでくるんですけどね??
あ
もう一つ気になった事があったんだ
「五条さ「悟!」。。。。さ、とる?」
ニコニコと笑顔になって
再びご飯を食べ出す
ご。。。もとい悟に質問をした
「呪術師つてなに?その学校ってのもなに?」
「んー名前も見たでしょ?呪術師はお化け見たいのを祓うの。呪術高専は呪術師を育てるの」
何一つわかんない
雑な説明
「そこで実際見た方が早いから今度見学ね♡バイト料出すから。そうだなぁ食費諸々の経費込みの一ヶ月分の家賃がこれでバイト料はそれにプラスαってとこでどう?」
「2万円?」
「まっさかーっ」
ケラケラと人を馬鹿にしたように笑う
イラっとしたけど
次の瞬間固まった
「20万+バイト代」
「はい!やらせていただきます!」
空き部屋に住まわすだけで
こんだけ入るなら
引き受けないわけないって
つい揺らいでしまった
「僕もいつくか聞きたいことがあるんだけど」
私の作ったご飯をぺろっと平らげてから悟が私に話しかけた
「僕もいつくか聞きたいことがあるんだけど」
私の作ったご飯をぺろっと平らげてから悟が私に話しかけた
「名前って何者?なんで帳に入ってこれたの?」
「帳?」
「ねぇ、それは本気で聞いてる?もう一度聞くよ。何故あの場所に入ってきた。あいつら見えてたよな?」
いつもより声のトーンが下がった
え?
なに?
何か怒らせた?
「あいつらって?」
「なにって呪霊」
じゅれい?
樹齢?
木の年齢??
「ごめんごめん。その様子じゃ何にも知らないど素人だね~」
ん?
なに?
なんかバカにされた??
「いやね、普通入ってこれないから~」
帳と言うのは怨霊的な化け物を退治する時の言わば目隠しで一般人からは見えないし入って来れることもないらしい
そもそも呪霊?は
普通の人には見えないらしい
「え?でもあの時なんか、こう、大きくて、がおーって感じの化け物っ」
思い出した
なんで忘れてたんだろう
あの時たしかに居た
人間ではない何かが
「もしかして今まで忘れてた?それはそれで凄いね」
「え、あの、あれ、その、襲って、大きくて」
言葉の羅列が途切れる
記憶が蘇ると全身が震えてくる
呼吸が上手く出来なくて
ヒューヒューと音を出して
食後にコーヒーを淹れていたのに
ポットを持った手がガタガタ震えた
「大丈夫?」
「あれ、あの黒い物体ってっ」
悟が立ち上がり私の背後にきて
私の手からコーヒーポットを取り上げた
「ほら、火傷するよ」
「あの、あれ、あれは?」
支離滅裂な言葉を発する私の頭を
背後からぽんぽんと子どもを
あやす様に触った
「名前、こっち向いて?」
恐る恐る後ろに向き直り背の高い
悟を見上げる
蒼い瞳に吸い込まれそうになる
「大丈夫だよ。最強の僕が名前を守ってあげるから」
その言の葉はまるで
言霊の様に静かに私の心に
ストンと落ちて言った
「で?僕はこのままぎゅーってハグしていい感じ??」
キッチンカウンターに手を付いている悟
私は完全に長い腕に閉じ込められてる
なに?
この壁ドン的な展開は??
「良いわけないでしょ!」
「ちぇっ。まぁ今度にしよっか。名前、コーヒーは砂糖たっぷりねー」
今度?今度って言った??
今度ってあるのか??
「てか、名前ちっちゃいね~」
「さっ悟がデカ過ぎんだよっ何センチあるのよっ」
「190cmちょいかなぁ。なんか悪いねぇ。色々と完璧過ぎて」
たしかにイケメンだ
イケメンだけれども
「性格悪い」
「えー??そんな事ないよ?イケメンだしナイスガイだよ??」
「そしてデリカシーが無く頭が悪い」
「ひっどーーい!両方あるよ?」
頭にきたので脇腹にチョップを入れたらうおって悶えてた
あ。。。
いつのまにか震えと呼吸が収まってる
「ほら、僕に聞きたい事まだまだあるんでしょ?」
さあさあと言われながら
コーヒーを勧めてするけど
「それ、私が淹れたんだよね?なぜ勧める?」
「うん。僕が横で飲んであげるからっ」
話が噛み合ってない
イラッとしながらも
悟の学校とやらの話を聞き
私は自分の話をした
気が付けばもう0時を回っている
私はコーヒーではなくカウンターから
ウイスキーを取り出してロックにした
悟にも進めたけど下戸らしい
見えない
酔った勢いで色々と口が軽くなった
両親はもういない事
その遺産でこの家を建てた事
身内はもういないから
「後は老後まで働いて、のんびり老後を過ごそうと」
「名前はもう老後の事考えてんの?ウケる~」
だって
結婚なんて出来ないし
「。。。また声に出てたんだけど。なんで結婚出来ないって決めつけてんの?」
「あ?出てた?私子ども産めない体なんだ」
あまり言いたくない現実を
何気なく口走ってしまったのは
きっとお酒のせい
.
何故か当たり前の様に
リビングに降りてきて
そして当たり前の様にご飯を求めてくる
ほんと、この人なんなんだ
「おはよう御座います。時間ないんで目玉焼きでいいですか?」
「うん!半熟ね♡」
朝食を食べながら昨日も聞いたことを
再度投げかけてみる
「五条さん、いつまでここに居座る気です?」
「なに?名前ちゃん僕ともっと一緒にいたいって?」
「。。。いい加減お家に帰られたらどうです?ご家族が心配なさってるんじゃ?」
昨日の私はこんな感じで
のらりくらりとかわされて
五条さんに振り回されてたけど
今日は違う!多少イケメンだからって
いい加減出て行ってくれ!
「あれ?言ってなかったっけ?」
「??」
「僕の事を特に待ってる家族いないよ?僕独身だし」
「は?」
「彼女もいないし、ずっとここにいても問題なしっ美味しいご飯食べれるしねーっ」
「いやいやいや、だったら尚更出て行きましょうよ」
「もしかして名前ちゃん、彼氏いるの?」
座っていても私より背の高い五条さんが
首を傾げながら私の顔を覗き込むように聞いてくる
「いるって言「その表情はいないよねー!部屋にも男の物ひとつもないし!」っっちょっと!!」
「あ!そろそろ僕仕事いかなきゃ!ご馳走さま~」
テーブルの上の目隠しを着けながら
玄関へと向かっていく五条さんに
気になっている事を聞いてみた
「なんで目隠しして行くんです?そもそもそれって前見えてるんです?」
「ん?あぁこれ??」
人差し指を自分の口元に当てながら
口角を上げた
「これが僕の通常なの。じゃあ行ってきまーす♪」
ん?あの人やっぱ変
なんかの修行??前見えてるの?
「変な人拾っちゃったなぁ。それにしても仕事ってなんの仕事してんだろう?」
そんな事を考えながら私も
準備をして職場へと向かった
---
早くも3日が過ぎてしまった
帰って来んなと思っていたのに
願い叶わず夜遅くに
五条さんは帰ってきた
「ただいまーっ」
「。。。」
「名前ちゃん無視??無視すんの??」
「五条さん、ちゃんとお話ししましょう」
「何怒ってんの?」なんて言いながら
私がリビングへ向かうと
後ろからワンコと一緒についてきた
「五条さん、出て行かないなら今から警察に電話しようと思います」
「え?何それ?辛辣~」
「助けて頂いたのは感謝します。私は五条さんの事何も知りませんし。一般的に考えてこの状況はおかしいと思います」
「ぷっ今更??」
ええ
そう思うよ私も
目覚めてすぐに追い出さなかった
私が間違ってたよ
「。。。名前しか知らない男の人とひとつ屋根の下で暮らすとか「シェアハウス的に楽しいよね!」。。。話を被せないで下さい」
五条さんは目隠しを首元へ下げて
私を見下ろした
うん。イケメン
いや違うだろ、違わないけど
「じゃあ名前に僕の事を知ってもらえれば問題ないって事?」
「え?なっなっ」
一歩ずつ五条さんが近づく
私は一歩も動けず背中が退けぞる
「くっっ顔真っ赤~っ可愛いーっ」
「べっ別に可愛くないっ」
「僕ここ気にいってんだよねー。僕のマンション引き払ったしだから悪いけど当分ここにいるよ」
は?
今なんと仰いました?
「そうそう、荷物の大半は高専に置いてきたんだけどベッドと服だけ持ってきてんの忘れてた。今使ってる部屋に入れちゃうけどいいよね?」
そう言って
奥の部屋へと進んでいく五条さん
「だから話聞いてます?」
「僕の事知りたいんでしょ?話すより見たほうが早いからさ」
五条さんが使っていた
空き部屋へと足を踏み入れ
何かをした
何かわからないけど
一瞬、五条さんが消えた様に見えた
その後現れた時には
五条さんと一緒にベッドと
バサバサと服が山積みとなって現れた
「へ?」
「僕、呪術師なんだ。最強のね」
「な、な、な、な」
「どうしたの?ちゃんと日本語喋ってくれなきゃ伝わんないよ?」
いやいやいや
いきなり消えたり現れたりって
手品かなにかですか??
それとも超能力者??
「だーかーらー呪術師だって言ってるでしょ?」
「なんで私の考えてたこと分かるの??やっぱエスパー!」
「全部声に出てたよ?てかエスパーって言い方、古っ」
そんな会話中五条さんの携帯が鳴った
着信画面を見て一瞬顰めっ面をした
「あ、伊地知?もう帰っていいよー。じゃね」
出た瞬間一方的に話して電話を切る
相手の人きっと一言も喋ってないな
可哀想に
この人やっぱり
「自分勝手過ぎる」
「んー?なに?褒めてくれたの?てか僕ご飯まだなんだよねー。ご飯食べながら話そうよ。なんか作って?」
「はい?私が作んの?」
「うん!だってほらくみのご飯美味しいから!」
キッチンで冷凍物を数点手に取り
ご飯を作る
面倒なので肉野菜炒めにしよう
味噌汁は多めに作って
朝ごはんにも回そう
「ほんと名前って手際いいよね。なんでも美味しいし」
「一応調理師持ってますので」
「なるほど!美味しいわけだ。尚更ここから出て行く理由がなくなったね」
私はコンロを2つ稼働させながら
同時にサラダに使う野菜を切り出した
「いや、家主は認めてないんですけど。マンション引き払ったって。。。」
「うん!ここに住むならいらないかなーって」
「食費や水光費も上がるし」
「あ、ちゃんと払うよ!別途仕事も斡旋してあげるー!僕って優しいっ」
いやいやいや
優しいなら出て行け
「出て行けって酷いなー僕泣くよ?」
「。。。どうぞ」
しくしくと嘘泣きをする五条さんを
無視して出来上がったご飯を
次々にカウンターへと上げると
「美味しそう♡」と言いながらテーブルへと運んでくれた
「僕の仕事は最強の呪術師と呪術高専の教師の二足わらじだよー。生年月日は1989/12/7の射手座」
「って歳下??」
ご飯をもぐもぐ食べながら喋り出した
五条さんの言葉にびっくりした
「え??名前って年上だったの??いくつ?」
女性に歳を聞いちゃダメって
教わらなかった?
ほんとデリカシーとかないな
土足で入りまくるタイプだな
「いくら僕でも土足ではプライベートに踏み込まないよ。で、いくつなの?」
「〇〇。。。」←皆様の好きな年齢入れてください
「名前は童顔だから歳下かと思ってた」
「そりゃどうも」
「じゃあ僕の事五条さんじゃなくて名前で呼んでよ。五条さんっていうのなんか壁を感じるから~。生徒も「悟」って呼ぶ子いるし」
いや
わざと壁作ってんですけどね?
おたくがそれをぶち壊してどんどん
入り込んでくるんですけどね??
あ
もう一つ気になった事があったんだ
「五条さ「悟!」。。。。さ、とる?」
ニコニコと笑顔になって
再びご飯を食べ出す
ご。。。もとい悟に質問をした
「呪術師つてなに?その学校ってのもなに?」
「んー名前も見たでしょ?呪術師はお化け見たいのを祓うの。呪術高専は呪術師を育てるの」
何一つわかんない
雑な説明
「そこで実際見た方が早いから今度見学ね♡バイト料出すから。そうだなぁ食費諸々の経費込みの一ヶ月分の家賃がこれでバイト料はそれにプラスαってとこでどう?」
「2万円?」
「まっさかーっ」
ケラケラと人を馬鹿にしたように笑う
イラっとしたけど
次の瞬間固まった
「20万+バイト代」
「はい!やらせていただきます!」
空き部屋に住まわすだけで
こんだけ入るなら
引き受けないわけないって
つい揺らいでしまった
「僕もいつくか聞きたいことがあるんだけど」
私の作ったご飯をぺろっと平らげてから悟が私に話しかけた
「僕もいつくか聞きたいことがあるんだけど」
私の作ったご飯をぺろっと平らげてから悟が私に話しかけた
「名前って何者?なんで帳に入ってこれたの?」
「帳?」
「ねぇ、それは本気で聞いてる?もう一度聞くよ。何故あの場所に入ってきた。あいつら見えてたよな?」
いつもより声のトーンが下がった
え?
なに?
何か怒らせた?
「あいつらって?」
「なにって呪霊」
じゅれい?
樹齢?
木の年齢??
「ごめんごめん。その様子じゃ何にも知らないど素人だね~」
ん?
なに?
なんかバカにされた??
「いやね、普通入ってこれないから~」
帳と言うのは怨霊的な化け物を退治する時の言わば目隠しで一般人からは見えないし入って来れることもないらしい
そもそも呪霊?は
普通の人には見えないらしい
「え?でもあの時なんか、こう、大きくて、がおーって感じの化け物っ」
思い出した
なんで忘れてたんだろう
あの時たしかに居た
人間ではない何かが
「もしかして今まで忘れてた?それはそれで凄いね」
「え、あの、あれ、その、襲って、大きくて」
言葉の羅列が途切れる
記憶が蘇ると全身が震えてくる
呼吸が上手く出来なくて
ヒューヒューと音を出して
食後にコーヒーを淹れていたのに
ポットを持った手がガタガタ震えた
「大丈夫?」
「あれ、あの黒い物体ってっ」
悟が立ち上がり私の背後にきて
私の手からコーヒーポットを取り上げた
「ほら、火傷するよ」
「あの、あれ、あれは?」
支離滅裂な言葉を発する私の頭を
背後からぽんぽんと子どもを
あやす様に触った
「名前、こっち向いて?」
恐る恐る後ろに向き直り背の高い
悟を見上げる
蒼い瞳に吸い込まれそうになる
「大丈夫だよ。最強の僕が名前を守ってあげるから」
その言の葉はまるで
言霊の様に静かに私の心に
ストンと落ちて言った
「で?僕はこのままぎゅーってハグしていい感じ??」
キッチンカウンターに手を付いている悟
私は完全に長い腕に閉じ込められてる
なに?
この壁ドン的な展開は??
「良いわけないでしょ!」
「ちぇっ。まぁ今度にしよっか。名前、コーヒーは砂糖たっぷりねー」
今度?今度って言った??
今度ってあるのか??
「てか、名前ちっちゃいね~」
「さっ悟がデカ過ぎんだよっ何センチあるのよっ」
「190cmちょいかなぁ。なんか悪いねぇ。色々と完璧過ぎて」
たしかにイケメンだ
イケメンだけれども
「性格悪い」
「えー??そんな事ないよ?イケメンだしナイスガイだよ??」
「そしてデリカシーが無く頭が悪い」
「ひっどーーい!両方あるよ?」
頭にきたので脇腹にチョップを入れたらうおって悶えてた
あ。。。
いつのまにか震えと呼吸が収まってる
「ほら、僕に聞きたい事まだまだあるんでしょ?」
さあさあと言われながら
コーヒーを勧めてするけど
「それ、私が淹れたんだよね?なぜ勧める?」
「うん。僕が横で飲んであげるからっ」
話が噛み合ってない
イラッとしながらも
悟の学校とやらの話を聞き
私は自分の話をした
気が付けばもう0時を回っている
私はコーヒーではなくカウンターから
ウイスキーを取り出してロックにした
悟にも進めたけど下戸らしい
見えない
酔った勢いで色々と口が軽くなった
両親はもういない事
その遺産でこの家を建てた事
身内はもういないから
「後は老後まで働いて、のんびり老後を過ごそうと」
「名前はもう老後の事考えてんの?ウケる~」
だって
結婚なんて出来ないし
「。。。また声に出てたんだけど。なんで結婚出来ないって決めつけてんの?」
「あ?出てた?私子ども産めない体なんだ」
あまり言いたくない現実を
何気なく口走ってしまったのは
きっとお酒のせい
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