同棲はじめました
name change
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五条side
ったく、全然電話出ねぇし
LINEも既読にならねぇ
「おい、伊地知!!飛、ば、せ!!」
「はいぃ!!!すみません!!!」
男と飲んでるたぁいい度胸だなぁ
おにぎり美味しかったし
何よりも名前のその気遣いが嬉しかったのに
そんなに僕の言葉は信用性ないのか?
「日頃の行いですかね?」
「はぁ??お前誰に物言ってんだよ?!」
運転席のシートを後ろから蹴る
完全に八つ当たりだ
僕は思ってたことをいつのまにか口に出してたのか
イライラしてたのに名前に似てきたと思ったら
急に口元がゆるむ
それにしても
特級扱いって言われた割に雑魚だった
何かが俺の中で引っかかってモヤモヤする
あれで本当に特級だったのか?
最後に言った一言
『お前の全てを奪えたよ』
あれは呪霊の戯言なのか?
とりあえず
早く名前に会いたい
流れゆく車窓から家が近くなっていることを知る
なんだこれ?
鉄臭い
何度となく嗅いできた匂い
嫌な予感がする
「伊地知!!マジでいそげ!!!」
「はいぃ!!」
感覚を研ぎ澄ませると
血の気が一気に引いた
この匂い
「止めろ!名前がヤバい!僕先に行くから!」
「え???」
俺は匂いの元に意識を飛ばしてトんだ
仄暗い住宅街に奴らの残穢が見える
ふと足元が気になって
視線を落とすと
そこには黒い水溜りが出来ていた
これ
…血?
…誰の?
嘘だ
誰か嘘だと言ってくれ
この血の量
これが名前の血だったら?
あいつは一般人でそんなに体力あるわけない
無意識に握りしめた掌から
生暖かいものが滴る
「。。。1万回殺しても殺したんねぇなぁ」
「ごっ五条さん!!」
伊地知の声を聞いた気がするがそれどころじゃねえ
俺は残穢をたどり再び飛んだ
ーーー
ーーーーー
飛んだ先には
思った通り特級呪霊と
その足元に横たわる
名前がいた
…祓う !!!
「お前。。。誰に何したかわかってんの?」
想像以上に低い声が出た
「ヒッヒッヒっっ死んだかぁ?死ぬだろうなぁ」
胸糞悪い
「最高の地獄を見せてやるよ?」
そこからの記憶は飛んでる
気が付けば生捕にした半死の特級呪霊と
青白くなっていた名前の身体を抱き上げた
ーーー
ーーーーー
「五条?いつまでそうしてるんだ??邪魔!」
もう3日も目を覚さない
どうやって硝子のところへ連れてきたのか
記憶も定かじゃない
ただ
分かってるのは
俺の目の前で眠る名前と
己の非力さで守りきれなかった
罪悪感と
深い後悔
「名前はさ、本当絵に描いたようなお人好しでさ」
「……」
「初めて会った時とか、知らない男が部屋にいんのに第一声が『ご飯たべる?』だよ??ウケるでしょ~」
「…あぁ」
「僕が名前をいい様に使おうと家に押しかけても住まわせてくれるし、任務に連れてって報告書書けって言えば僕より完璧なやつ作ってくれるし。あ、バイト代は弾ませたけどね!」
あぁ僕
今、何してんの?
「そのくせさぁ、弱っちぃくせに一丁前に強がってさ。熱あるくせに強がって見せたり。この僕が好きだって何度となく言ってんのに頑なに拒んだりしてさ」
「…それはお前だからだろ」
「硝子ってばひど~い! でもさ。こいつのこと俺、本当に好きだったの。初めて好きって思えたの。なのに…」
無力な俺を笑えよ
「名前にこんな思いさせたいから側にいた訳じゃねぇのになぁ?」
まだ青白い名前の頬をそっと撫でた
なんで寝てんの?
本当に生きてるの?
ありえない位青白くて怖くなる
お願いだから…
僕に出来る事なら何でもするから
「お前には笑ってて欲しいんだよ。。名前お願いだから笑顔見せてよ?」
ちゃんと僕に謝らせて
もう一度好きだと伝えさせて
.
ったく、全然電話出ねぇし
LINEも既読にならねぇ
「おい、伊地知!!飛、ば、せ!!」
「はいぃ!!!すみません!!!」
男と飲んでるたぁいい度胸だなぁ
おにぎり美味しかったし
何よりも名前のその気遣いが嬉しかったのに
そんなに僕の言葉は信用性ないのか?
「日頃の行いですかね?」
「はぁ??お前誰に物言ってんだよ?!」
運転席のシートを後ろから蹴る
完全に八つ当たりだ
僕は思ってたことをいつのまにか口に出してたのか
イライラしてたのに名前に似てきたと思ったら
急に口元がゆるむ
それにしても
特級扱いって言われた割に雑魚だった
何かが俺の中で引っかかってモヤモヤする
あれで本当に特級だったのか?
最後に言った一言
『お前の全てを奪えたよ』
あれは呪霊の戯言なのか?
とりあえず
早く名前に会いたい
流れゆく車窓から家が近くなっていることを知る
なんだこれ?
鉄臭い
何度となく嗅いできた匂い
嫌な予感がする
「伊地知!!マジでいそげ!!!」
「はいぃ!!」
感覚を研ぎ澄ませると
血の気が一気に引いた
この匂い
「止めろ!名前がヤバい!僕先に行くから!」
「え???」
俺は匂いの元に意識を飛ばしてトんだ
仄暗い住宅街に奴らの残穢が見える
ふと足元が気になって
視線を落とすと
そこには黒い水溜りが出来ていた
これ
…血?
…誰の?
嘘だ
誰か嘘だと言ってくれ
この血の量
これが名前の血だったら?
あいつは一般人でそんなに体力あるわけない
無意識に握りしめた掌から
生暖かいものが滴る
「。。。1万回殺しても殺したんねぇなぁ」
「ごっ五条さん!!」
伊地知の声を聞いた気がするがそれどころじゃねえ
俺は残穢をたどり再び飛んだ
ーーー
ーーーーー
飛んだ先には
思った通り特級呪霊と
その足元に横たわる
名前がいた
…
「お前。。。誰に何したかわかってんの?」
想像以上に低い声が出た
「ヒッヒッヒっっ死んだかぁ?死ぬだろうなぁ」
胸糞悪い
「最高の地獄を見せてやるよ?」
そこからの記憶は飛んでる
気が付けば生捕にした半死の特級呪霊と
青白くなっていた名前の身体を抱き上げた
ーーー
ーーーーー
「五条?いつまでそうしてるんだ??邪魔!」
もう3日も目を覚さない
どうやって硝子のところへ連れてきたのか
記憶も定かじゃない
ただ
分かってるのは
俺の目の前で眠る名前と
己の非力さで守りきれなかった
罪悪感と
深い後悔
「名前はさ、本当絵に描いたようなお人好しでさ」
「……」
「初めて会った時とか、知らない男が部屋にいんのに第一声が『ご飯たべる?』だよ??ウケるでしょ~」
「…あぁ」
「僕が名前をいい様に使おうと家に押しかけても住まわせてくれるし、任務に連れてって報告書書けって言えば僕より完璧なやつ作ってくれるし。あ、バイト代は弾ませたけどね!」
あぁ僕
今、何してんの?
「そのくせさぁ、弱っちぃくせに一丁前に強がってさ。熱あるくせに強がって見せたり。この僕が好きだって何度となく言ってんのに頑なに拒んだりしてさ」
「…それはお前だからだろ」
「硝子ってばひど~い! でもさ。こいつのこと俺、本当に好きだったの。初めて好きって思えたの。なのに…」
無力な俺を笑えよ
「名前にこんな思いさせたいから側にいた訳じゃねぇのになぁ?」
まだ青白い名前の頬をそっと撫でた
なんで寝てんの?
本当に生きてるの?
ありえない位青白くて怖くなる
お願いだから…
僕に出来る事なら何でもするから
「お前には笑ってて欲しいんだよ。。名前お願いだから笑顔見せてよ?」
ちゃんと僕に謝らせて
もう一度好きだと伝えさせて
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