いつものルートで夜に犬の散歩に出かけていただけなのに
一瞬空気が冷たくなって



目の前には何故かホラー映画とかに出てきそうな化け物




あれ？これ映画のOPとかなら死亡フラグじゃん

そもそもこれは現実？夢？



人って窮地に立たされた時動けなくなるんだなと
怖いのに何故か冷静に考えていた自分がいた




目の前の化け物が襲ってくる
私は金縛りにでもあったみたいに動けない




やられるっ




目を硬く閉じ衝撃や痛みに備えていたのに
それはいつまで経ってもなくて




「ねぇ君、何者？どうやって帳に入って来たの？」




かけられた声に薄く目を開けると
目の前にいた化け物の代わりに
全身黒ずくめの男の人が立っていた

微かにその人の声を聞いた気がした気もするけどプツンと記憶の糸が切れた
足元で犬がクーンと鳴いていたのが最後の記憶







それが五条悟と私との出会い







「っておい？急に倒れんなよ。ここに置いといても危ないし。ワンコ、お家に案内してくれる？」





目が覚めたら何故か
自分のベットに寝ていて
リビングに行くとうちのワンコと共に
その男が爆睡していた



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