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俺だけって言ったじゃん

─ある日の事

俺は、高校から帰ってくると部屋から、
友達と楽しげに話す、蓮の声が聞こえた。

友「蓮ってさお義兄さんの事
  どう思ってんの?」
蓮「どうって、、なに。」
友「最近、話しなくなったなぁって。」
 「前は、毎日のように話してたじゃん?」
 「好きとか、可愛いとか、」
蓮「そーか…?まぁ、大好きな…、
  お義兄ちゃんには変わりない。」
友「ふーん。」
蓮「なんだよ」
友「気になっただけだよ笑」



お義兄ちゃん…か、
もう終わったの…?
好きなのは、俺だけ?
わかんないよ。もうどうしたらいいの。



6時過ぎー

友「お邪魔しましたー。」
蓮「じゃーな」


蓮「義兄ちゃん」
涼「何」
蓮「え、どうしたの、?」
涼「なんでもない。」
蓮「あのさ、えっ、ちょっ!」

俺は、無視をして自分の部屋に入った。


部屋の外から、蓮に呼ばれた。

蓮「涼太、部屋に入りたい。」

そいう時だけ、「涼太」って。都合いいよね。

涼「やだ。ダメ。来ないで、」
蓮「俺なんかした?」
涼「した。めっちゃした。」
蓮「教えてよ。言ってくれなきゃ
  わかんないよ、」
涼「自分でも考えろ」
蓮「義兄ちゃん…。」
涼「…っ。」

やっぱり…もうダメなんだ。
終わり…なんだなぁ。

7時過ぎ、母さんから、
"今日は帰りが遅くなる"と
連絡が来て、夜ご飯を作ることにした。
お義父さんも呼んでるし、行かなきゃ…

部屋から出ると、床に座っている蓮がいた。

蓮「義兄ちゃん、、!」
涼「…っ。」

涼「なに…」
蓮「俺、心当たりない。考えても、
  わかんない。」
涼「あっそ。」
蓮「お願い教えて、?言ってくれなきゃ、
  俺…。わかんない。」
涼「俺たちさ、そろそろ…」


  「別れよ」


蓮「なんで、ねぇ、涼太っ!」
涼「離せ。」
 「もう遅いんだよ」

今俺は、蓮をどんな目で見てるんだろう。
大好きなのに、一番俺が別れたくないって
思ってるはずなのに…、
なんで、「別れよう」って言
っちゃったんだろう。
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