好きになりたいと思った。
side岩本
翌日
▷会社
岩本「あっ、」
目の前には少しぐったりした深澤先輩が
歩いていた。
…何もできることは無い。かぁ。
本当は深澤先輩のことずっと前から知ってた。
俺の部所のαは「男のΩがいる」「深澤ってヒトらしい」「番がいない」
「狙えるんじゃね?」そんな話が
飛び交っている。
番とかまじで、どうでも良かったんだ。
恋人とか興味なくて、なんなら、独身でもいいとまで思い始めてきた。
だけど、昨日。深澤先輩がヒートを起こした時
今までにないほどの甘くて優しい匂いで、俺もラットを起こしそうになった。
佐久間先輩から深澤先輩のことを聞いた時、「この人を守りたい」と思ったんだ。少しで近くに居たい。
そう思える人は初めてだった。
目の前を歩いていた深澤先輩が床に
しゃがみこんでいた。
岩本「深澤先輩!…っ?!」
深澤「だめっ、来ないでっ。!」
ものすごく濃くて、甘くて、優しい匂い。
そこからの記憶は曖昧で、何をしたのか
覚えていない。
岩本「…んっ、」
佐久「あ、起きた?大丈夫?」
どこだ、…家?俺の家だ、
佐久「勝手に鍵使って連れてきちゃった。
ごめんね」
岩本「大丈夫です。ありがとうございます。」
あ、深澤先輩、先輩は、
岩本「あ、あの。深澤先輩は、」
佐久「大丈夫だよ。亮平が責任もって家まで
送ってくれてる」
「照。ありがとう」
岩本「え?あ、そーいえば、俺、全然
あの時の事覚えてなくて、」
佐久「あの時、照が電話してきてくれた
んだ、」
ー数時間前
📞佐久「おぉ、どーした?」
📞岩本「せんぱっ、ふかっ、んっ。」
📞佐久「どこ、」
📞岩本「に、かい。の資料室の、前ですっ。」
📞佐久「襲わないと自信があるなら、
資料室の中に入れ。」
📞岩本「むりっ、です、」
📞佐久「自分のスーツを噛め!我慢しろ!」
📞岩本「はいっ、」
佐久「照!ふっか!」
阿部「大丈夫だよ。照、誰も照から深澤先輩を
とったりしないよ。」
岩本は自分の腕にスーツを巻き付けて
噛みちぎり、深澤を守るように
抱き寄せていた。
阿部「照、あのね、深澤先輩は薬飲まなきゃ
ダメなの。だから、ね?」
佐久「大丈夫だよ。安心して?」
佐久「誰にも渡さない。みたいな感じで、
全然離してくれなくてさ。笑」
岩本「すいません。」
佐久「でも、襲わないでくれて、
ありがとな。」
「ふっかも、安心しきった顔してた。
ありがとう。」
翌日
▷会社
岩本「あっ、」
目の前には少しぐったりした深澤先輩が
歩いていた。
…何もできることは無い。かぁ。
本当は深澤先輩のことずっと前から知ってた。
俺の部所のαは「男のΩがいる」「深澤ってヒトらしい」「番がいない」
「狙えるんじゃね?」そんな話が
飛び交っている。
番とかまじで、どうでも良かったんだ。
恋人とか興味なくて、なんなら、独身でもいいとまで思い始めてきた。
だけど、昨日。深澤先輩がヒートを起こした時
今までにないほどの甘くて優しい匂いで、俺もラットを起こしそうになった。
佐久間先輩から深澤先輩のことを聞いた時、「この人を守りたい」と思ったんだ。少しで近くに居たい。
そう思える人は初めてだった。
目の前を歩いていた深澤先輩が床に
しゃがみこんでいた。
岩本「深澤先輩!…っ?!」
深澤「だめっ、来ないでっ。!」
ものすごく濃くて、甘くて、優しい匂い。
そこからの記憶は曖昧で、何をしたのか
覚えていない。
岩本「…んっ、」
佐久「あ、起きた?大丈夫?」
どこだ、…家?俺の家だ、
佐久「勝手に鍵使って連れてきちゃった。
ごめんね」
岩本「大丈夫です。ありがとうございます。」
あ、深澤先輩、先輩は、
岩本「あ、あの。深澤先輩は、」
佐久「大丈夫だよ。亮平が責任もって家まで
送ってくれてる」
「照。ありがとう」
岩本「え?あ、そーいえば、俺、全然
あの時の事覚えてなくて、」
佐久「あの時、照が電話してきてくれた
んだ、」
ー数時間前
📞佐久「おぉ、どーした?」
📞岩本「せんぱっ、ふかっ、んっ。」
📞佐久「どこ、」
📞岩本「に、かい。の資料室の、前ですっ。」
📞佐久「襲わないと自信があるなら、
資料室の中に入れ。」
📞岩本「むりっ、です、」
📞佐久「自分のスーツを噛め!我慢しろ!」
📞岩本「はいっ、」
佐久「照!ふっか!」
阿部「大丈夫だよ。照、誰も照から深澤先輩を
とったりしないよ。」
岩本は自分の腕にスーツを巻き付けて
噛みちぎり、深澤を守るように
抱き寄せていた。
阿部「照、あのね、深澤先輩は薬飲まなきゃ
ダメなの。だから、ね?」
佐久「大丈夫だよ。安心して?」
佐久「誰にも渡さない。みたいな感じで、
全然離してくれなくてさ。笑」
岩本「すいません。」
佐久「でも、襲わないでくれて、
ありがとな。」
「ふっかも、安心しきった顔してた。
ありがとう。」