「羊たちの沈黙」は名作だったし、好きな映画でもあります。
でも、ハンニバル・レクターは負の魅力というか、悪の魔力というか、とにかく人を惹きつけてやまない一方で、ひどく恐ろしい人物で怖かったのです。
だから、「ハンニバル」が始まった時、絶対怖いし、観るのはやめておこうと思ってました。
そのはずだったのに…。

観ちゃった。

そして、やっぱり予想通り怖くて、そしてレクター博士が悪魔的に魅力的でした。く～っ！

まだシーズン2を観始めたばかりですが、レクター博士のウィルに対する異常な愛情とでもいえる関係に、ドキドキが止まりません。
レクター博士が理想的に洗練された大人の男で、たまらなくセクシーです♪
前作のこともあるし、こんな難しい役を引き受けた俳優さんの勇気を褒めたいですが、見事にハマリ役です。
こんなに紳士フェロモンを振りまくレクター博士になら、誰でも（無意識下で）殺されても、食べられてもいいっ！と思ってしまうことでしょう。

またその色気に拍車をかけるのが、レクター博士の声です。
吹替の声優さんは、ベテランの井上和彦さん！キャ～♪みんな大好きNCISのギブスと同じ声～！
どちらも大人の男の色気ムンムンで、ドキドキしますが、どこが冷ややかで、無機質というか、性愛に対する本能的な獣臭がしない、潔癖さも感じられて、素晴らしすぎます！
けれど、ちゃんとギブスとハンニバルは違うニュアンスなんですよね。多分、似たようなセリフをそれぞれ聞いても、同じ声なのにギブスとハンニバルだって区別できそうな気がします。
これは、声優さんの演技力がモノをいうところでしょうが、声の色気は天性のものでしょうね。

もういっそ、ウィルを愛するハンニバルが、我慢できずに美しく調理して食べちゃって欲しい～。けれども、それがハンニバルの愛のカタチなんだけど、それではこれまでの被害者たちと同じで、特別なウィルへの愛情表現としては陳腐過ぎて、私もハンニバルも物足りないことでしょうが。

毎回毎回登場するステキな調理とお食事のシーン。美しくてうっとりしていましたが、ある時（これって、アレか！）と自覚した瞬間、ゾッとしました。

とにかく、この「ハンニバル」はBL臭満載ですので、そこのところだけは保証します（笑）