象牙の塔 

いや~。苦い想いです(笑)
これも、以前に書いたお話で、もう元のファイルがどこかに消えてしまったと思っていたのですが、偶然見つかりました。
とにかく、いろんな意味で懐かしくて…。
当時、何を思ったか、実在の人物をモデルに、その人たちとは関係ない実際に起きたことなどを盛り込んで、当時の私の私生活も多いに影響しながら書いた、ある意味「リアリティ小説」です。

【主な登場人物】
◆戸田 稔(とだ・みのる)…エカテリナ学院大学文学部歴史学科東洋史ゼミ専任講師。几帳面で、真面目な性格で、学問にも教育にも真摯に取り組むため、学生には至って厳しいが、その誠実さゆえに尊敬も集める。31歳、独身。
◆進藤 規幸(しんどう・のりゆき)…エカテリナ学院大学歴史学科の非常勤講師。お気楽でお調子者、ノリが良く、学生に人気があるが、研究内容は内外に認められている。32歳、独身。

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目次

  • 象牙の塔シリーズ① 戸田先生は苦労性

    真面目な戸田先生に、お気楽な進藤先生のコンビは、私の大好物なパターンです。「上海」シリーズの二人も生真面目&お気楽コンビだし、某ドラマの沈教授と趙所長も(笑)
    でも、何が違うって、これを書き始めた時に、友達から「戸田先生が攻めですよね」と当然のように言われ、え?そうなの?と思ったのですが、一応それぞれにモデルがいたので、よく知っている友達がそう言うなら…と、珍しく攻・受を自分でなく、他の人が決めました。
    でも、今となっては、そうだな、と思えるので、行き当たりばったりで目の前しか見えていない私と違って、Xちゃんはスゴイなと、今さらながらに思います(笑)

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  • 象牙の塔シリーズ② 進藤先生は今日もゴキゲン

    なんか、ね。ラブレター自動作成アプリっていうのがあったんですよ。
    で、そこで小説のキャラクターの名前でラブレターを作って遊んでた時期がありました。きゃーきゃー言いながら(笑)
    そのラブレターを基にして、今回のお話は出来ています。
    進藤先生の過去は、またいつか書きますので、お楽しみに♪

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  • 象牙の塔シリーズ③ 口頭試問は今年も大変!

    最近は、口頭試問どころか卒業論文も無い大学もありますが、やっぱり卒業前の最後の生みの苦しみは、今となってはいい思い出です。
    学生にとっても苦しいのですが、のちに指導者側も大変だよなっていうのを裏側から見てきました。きっと戸田先生も毎年苦労なさっている事でしょう。
    苦労するの分かっているのに、なんで副査に進藤先生を指名するかな~と苦笑してやって下さい。

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  • 象牙の塔シリーズ④ 君のためなら…

    今でもちょっぴり胸が痛みます。
    本当にこういう人事の問題があって…。私は戸田先生のように意見を求められる立場では無かったのですが…。
    有能な人だからって、すんなり認められるって世の中ではないですよね。間違っていると思っても、長い物に巻かれることも必要になったり…。
    そんなオトナの世界に生きるのも大変だし、それを突っぱねて自分を貫く生き方っていうのも、やっぱり大変だな、と思います。

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  • 象牙の塔シリーズ⑤ 体調管理に気を付けて

    だいたい、体調が悪くなるのが夜中だったりします。
    病院とか開いてない時間。救急車呼ぶほどの事じゃないのに、具合が悪くなって、ベッドでのたうち回ったりします。
    そんな時、1人って不安ですよね。
    誰かが側に射て欲しい。それが愛する人ならもっといい。
    しんどいって言ってるのに、夜中だからって電話を切るようなヤツはアカンね、という教訓が込められています(笑)
    進藤先生の優しさが尊いですね♡

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