蝙蝠と血の話 🦇📣
――少し、嘘をついてしまった。
私は、血を「飲めない」のではなく「飲まない」のだ。
確かに人間の血は美味いが、別に血は必ず飲まなければいけないモノでは無いし、普通の食べ物で腹は満たせるから、わざわざ他人を傷付けて血を飲む必要は無い。
「極卒様の血を飲んでみたい」と思ったことも、無いわけではない。
でも、私のことを何より気にしてくれている彼がそれを知ったら、彼は私が断ったとしても無理やり血を飲ませてくるだろう。
彼を傷付けることはあまりしたくない。
それにきっと、恋人である彼の血の味を覚えてしまったら、戻れなくなってしまうから。
だから、今はこのままで良い。
それよりも、空いている日にちを確認しなければ。
消極的な彼が珍しく自分からデートに誘ってくれたのだ。この機会を逃す訳にはいかない。
そんなことを考えながら、私は再び資料整理の作業にとりかかった。
私は、血を「飲めない」のではなく「飲まない」のだ。
確かに人間の血は美味いが、別に血は必ず飲まなければいけないモノでは無いし、普通の食べ物で腹は満たせるから、わざわざ他人を傷付けて血を飲む必要は無い。
「極卒様の血を飲んでみたい」と思ったことも、無いわけではない。
でも、私のことを何より気にしてくれている彼がそれを知ったら、彼は私が断ったとしても無理やり血を飲ませてくるだろう。
彼を傷付けることはあまりしたくない。
それにきっと、恋人である彼の血の味を覚えてしまったら、戻れなくなってしまうから。
だから、今はこのままで良い。
それよりも、空いている日にちを確認しなければ。
消極的な彼が珍しく自分からデートに誘ってくれたのだ。この機会を逃す訳にはいかない。
そんなことを考えながら、私は再び資料整理の作業にとりかかった。
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