海賊パロ
※35巻人物紹介の海賊衣装勝デク
※カツキは海を統べる海賊四天王の一人で海賊の中で1番偉くなった、イズクは海賊四天王の一人で海賊船長と船商人を兼任中であり、海賊が休める海賊島の発案者。
※どんな設定や関係性でも許せる方向け。
※個性がある世界
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【ぶち犯す相手、捕まえました】
「おい、そっちの包囲網はどうだ」
「異常は見当たんねぇ、街にも聞き込みしたけど、上陸の情報はねぇな」
「ふん、ならアイツらが次に来る島はここだな…やっとだ、やっと捕まえられるなぁ、デェク」
「…こぇー…うぇっぷ」
「黙れや」
BOOMっとあほ面を爆破してから、索敵係の鳥と耳に連絡を入れるように黒目に頼むと、海賊船が止まれる場所を尽くと潰してやる。 さぁ、来やがれやデク…今日こそ捕まえてやんよ。
俺らのためにお前が築き上げた海賊島の王には伴侶が付き物だろう、海賊の中では俺を知らない者が居ないと言われる海賊四天王の1人である俺の伴侶になれるのだから喜びしか無いはずだろうっとタカをくくって旅をしていたのが悪かった。
あいつは俺が帰ってきた時には数人の仲間を引き連れ、海賊の島を離れた後だった。 理由を聞けば、商業中に街で集めた情報から俺らの噂を聞いたらしく、それを聞いたデクが飛び出していったらしい。
共に住んでいた島の屋敷のアイツの部屋の机には、様々な島からの新聞が置いていった。
「俺の不貞を疑うなんざ、いい度胸じゃねーかデク、捕まえてぶち犯してやんよ」
「いや、そもそもお前ら付き合ってねぇからな?」
「まずは告白しよーぜー、バクゴー」
「うるせぇわ!告白なんつー、愛の言葉なんざ無くてもあいつは俺のもんなんだわっ」
「あー、1番拗れるやつだ」
「そうだねー、やっぱり恋人になるなら欲しいよねー愛の言葉〜」
「ジロー、アシド。そっちはどーだった?」
俺の言葉に文句を言ってきた女2人を向き直れば、共に居た切島が2人に駆け寄って周囲の事を聞いている。 船の出入口はひとつを残して全て封鎖済みだし、定期的に街を寄っている周期を考えれば、アイツらはそろそろこの街しか、この海は残ってないはずだと包囲網を仕掛けた。
絶対に逃してなるものかと俺は立ち上がり、船長室を出ていけば、船の見張り台に爆風で飛んでそこに用意しておいた望遠鏡を覗く。 周りに船の姿はないが、心が感じていた。 奴はすぐそこまで来ていると…俺は船から見える海の端を隅々と見つめながら途中で手を止める。
そこには周囲警戒を頼んだ鳥がいた場所だ。アイツの報告はたまに当たり、たまに外れる時があった、でもその理由がやっとわかったとカツキは望遠鏡を放り投げて船を降りる用意をした。
「おい、バクゴーどこ行くんだよ」
「あ? 裏切り者の…仕置にな…」
「は?裏切り? ちょっと待てっての、アシドとジローはここにいろよ!」
「ちょっと行ってくるわ、セロ行くぞ」
「へーへー」
「いってらー♪」
「ミドリヤ来てんなら、ウララカ達も来てんでしょ? 船に呼んで女子会開かない?」
「いいね、いいねー、連絡どーやってとる?」
楽しげに話す女子陣を残し、後ろに下僕3人を着き従えて、船から颯爽と降りれば、先程見つけた烏の場所に行く。 烏は「どうした、バクゴー、まだ情報は…」っと言いかけた所で彼の首元を掴んで床に投げつける。
流石にいきなりのため、あほ面とクソ髪が急いで庇って地面とのキスはしなかったみたいだが、俺の苛立ちは収まらず、何もない壁を蹴っ飛ばす。
「ば、バクゴー?」
「おい、姿見せろやクソナードちゃん」
「は?え? ついにバクゴー…ミドリヤが壁に見えてんの!?」
「黙れやあほ面、爆破すんぞ」
「も、もう、してる…うぇっぷ」
蹴飛ばした壁に手を着いて、もう片方の手でその近くを触ると、壁に手が着く前にピタッと止まり、服の感触にニヤッと笑う。 その瞬間に、真っ赤になったデクが姿を現した。
「な、んで…」
「よくもまぁ、俺の手下を自分の手駒にできたなぁ? じーっくり、話しよーや、デェク」
「ひっ、ちょ、まっ…」
「女同士も積もる話あったみてぇだしな、安心しろよ。お前のことは俺が面倒みてやんよ」
「あ、あの…かっちゃ…」
何かを話そうとする相手を肩に担いでから、クソ髪達に船の場所を教える。 「その船を俺らん船の近くに移動させとけ」っと告げれば、あほ面達は「あ、アイアイサー」っと敬礼してからそそくさと船を移動させに小舟の所に走っていく。 担がれたデクは、真っ赤な顔のまんま「お、降ろして…逃げないからぁ」っと言うと、俺が「落とすぞ、つかまっとれ」と告げ、素直に抱きついてきたデクの行動に俺の下半身がギュンっと上を向いた。
「やっと、話ができるな、デク」
「おおおお、おてやわ、お手柔らかにお願い、しますっ」
「大丈夫、新婚初夜だ…優しくねっとり身体に教えてやんよ」
「ひっ、ひぃぃぃぃぃ」
バクゴーカツキ、海賊四天王頂点に君臨する男、本日、ぶち犯す相手、捕まえました。
続く…?