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お題メーカーにお借りしました!






用事で外に出たら、アイツに似合いそうな腕に付けるサポーターを見つけた。 いつもは黒を着用してるが、たまにはこういう派手な色合いも付けさせてやるかっと見つめていたら、コラボ商品の「オールマイト柄」だった。
通りで派手…っと手に取りつつ値段を確認した。 普段使いで3枚くらいか?っと財布を確認しながら手に取る。俺にしてはデカい買い物だが、この間のヴィラン襲撃事件の時に怪我無しで無事帰ってきたご褒美をやっても良いだろうっと少しだけ上機嫌で買い物を済ませる。

誕生日でもないのに物を送るなんて週間は無いに等しいが、死に急ぐアイツを考えたらご褒美をやって少しでも褒めてやり生きる糧にしてやりたいっと店員にお願いしてプレゼント用にラッピングを頼んだ。
ラッピングする際にリボンを勧められたが、贈る相手は可愛らしい女なんかではない、柔らかくもねぇし俺と似たような筋肉質の同性である。
だが、プレゼントにしたからには妥協したくねぇなっと考えた結果、リボンの色を緑色にした。 俺の色と迷ったが、俺の色は本当に意味のある物を贈る時でいいかっと感じてしまった。

俺色に染まれだの、染まらせたいだの色々考えはあるが、アイツが大人しく染まるわけねぇよなっと会計しながら口元が弛んでしまった。
その瞬間を見逃さなかった店員がラッピングしながら「大切な人になんですね」と声を掛けてきたから俺はモブに位は話してもいいかっと笑み浮かべながら「いつか、嫁にしてぇやつに贈るやつ」っと呟くと彼女は他人事なのに嬉しそうに「そんな大事な物をここのお店でなんて、ありがとうございます」っと告げられ俺は一言「おうっ」と返すことしか出来なかった。




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帰宅すると、部屋には既に電気がついていた。 日勤だからなのか、早いお帰りだっと靴を脱いでから洗面台で手洗いうがいを済ませて部屋に居る相手に近寄る。 声が聞こえてこないから薄々思ってはいたが、寝ていた。
今日も怪我はなさそうだなっと見える範囲を確認しつつゆっくり彼の傍にこしかけ手を握って俺が贈った左手に嵌るソレに口付ける。
仕事の時は殴るのが痛いだろうから首にかけてくれている。俺は爆破耐性を駆使して作ったから大体指だが、場所によっては首にかけている。

耳にあるピアスも俺の色、クッションやらマグカップも俺の色やコラボ。腕時計も俺が贈ったもの、もちろん指にある指輪もだ。 だけど、足りない…アイツを俺のものだって分からせるくらいの何かが欲しくて今回は身体に一番身につけてくれそうなサポーターにした。柄は俺とのコラボ、オールマイトとのコラボ、そしてデク自身のコラボサポーターの3つにした。 喜んでくれるだろうか、要らないと言うだろうかなどと考えながら、横に寝る相手の髪を撫でてやる。 少しだけピクっと動いた相手に笑みが溢れると、ちゅっと触れるだけの口付けをしてから離れた。
暫くすると耳まで真っ赤にしたそいつがクッション越しに震えていたので舌を出して「ざまぁwwww」と言い捨ててやった。



「いきなり、なにするのさ」

「狸寝入りしてた奴がわりぃ」

「してない!起きたんだよ!」

「どーだか、俺が帰ってきたのきづいとったろ」

「うぐ、それは夢の端にちょっと薄ら?」

「だからキスしてやったんだわ」

「いきなりだったから、ちょっと恥ずかしかったんだけど」

「しなれてんだろーが」


もう1回っと俺はアイスコーヒーをコップに次いでから彼の唇を奪う。
またも不意打ち!っと彼は両手で顔をガードしながら真っ赤なまんま視線を逸らした。 可愛いなこいつっと思いながらもコップを机に置いてから彼の両手首を掴んで退かしてから視線を捉えた。 視線が重なった瞬間…互いに唇が引き寄せられた気がした。
しばらくの間、視線が会う度にキスして、離れてを繰り返すも互いにソファーに腰掛け直し沈黙が流れた。



「デク…」

「んー?」



先に沈黙を破ったのは俺で、アイツに本日の買い物を投げ寄こした。
あいつは綺麗にキャッチすると「なにこれ?」と聞いてきたから、1ヶ月、大きな怪我が無かった褒美っと言えば「ありがとう!」っと満面の笑みできたから少しだけビビってた気分が浮上した。
たまにはこういうサプライズもいいだろう。





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