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幼馴染


※オチもない意味もないなんも無い短編勝デク
※メタ発言が多大にあります
※勝→←デク の気持ちで書きましたけど、周りはお前ら付き合ってんだろってなってる


以上を踏まえどうぞ



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それは僕とかっちゃんが

俺とデクが…

同時にニュースをみた瞬間だった。



ドタドタと足音を荒らげながら4階までかけ登り寮の一室に走って向かう。
委員長である飯田くんに見つかったら大目玉だと分かっていても僕は止まれずに部屋に向かう。


勢いよく教室を飛び出して先程の話に出ていた訓練場に向かう。
話の流れでは先程アイツは半分野郎とクソメガネと共に訓練場で訓練すると行っていた。 急いでカバンを引っつかむと早足でひとつの訓練場に向かう。


「かっちゃん!かっちゃん!!かっちゃっ…『緑谷? どうした?』」

僕の言葉に被せるのと同時に部屋を叩く僕を呼び止める声がした。


『…っはぁ、デク…デク…おいっ、デクっっっっっ!「爆豪?」』


息を切らしながら訓練場の扉を開けて中に入って叫ぶ俺に声を掛けた奴がいた。


「切島くん!上鳴くんっ!かっちゃんは?????」
『爆豪? いや、まだ帰ってきてないと思うけど? どした?』


その言葉に僕は踵を返して急いで寮の入口へ飛び降りて走り出した。
その後を3人の少年も着いてきているが、目的は今は幼なじみなのだっと真っ直ぐ前を向いて学校へ向かった。


『あ? 舐めプ野郎…おい、デクは!』
「え? 緑谷ならさっき携帯見てから急いで飛び出してったぞ?」


俺は踵を返して走り出した。行き違いかっと息を少し整えれば直ぐに走り出す。 舐めプ野郎が何か叫んでるが今は聞いてる余裕ねぇっと寮に続く道に足を進めた。



「かっちゃん!かっちゃん、嘘だよね…かっちゃん!!!!!わっ!!!!!」


僕は一心不乱に走った。学校までが長く感じる。
足がもつれて地面にダイプしそうな時に、甘く馴染んだ香りが鼻を擽り、しっかりと、僕を抱き抱えていた。


「デクっ、はぁ…どこだよ、デク!ぜってぇ捕まえる!…うぉっ!?」


寮までの近道を探すため訓練場から飛び出して森林の中(といっても雄英の敷地内だが)を走り出し道に出ると、急に飛び出してきた緑のモサモサしたそいつが倒れそうで咄嗟に抱きしめた。



「かっちゃん!」
『デクっ!』
「『良かった無事で!!(無事か!?)』」


互いがソレを探してた相手と認識すると声が重なった言葉に互いに目を丸くする。 互いの安否のような確認に2人は少しだけ息を吐いてからその場にへたり混んだ。
後に追ってきていた切島、上鳴、瀬呂の3名と訓練場から爆豪を追ってきていた轟と飯田も合流し、その2人の様子になんだなんだ?っと首を傾げた。




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「ほんっっっっっとに驚いたんだよ? なんだよ、あの爆心地終了のお知らせって」

『知るかよ!ってか、お前こそデク終了の知らせってなんだクソ』

「僕だってしらないよ!というか、心配したんだよ?」

『あ? うっぜ…俺は心配なんかいらねーっての…でもよ、てめぇの事は別問題じゃクソナード』


「いや、お前らその体勢で言い合うのやめな? 付き合ってんのマジで?」

「えぇ!? 付き合ってないよー。僕とかっちゃんは普通の幼なじみだよ」

「?????ウェーイ?普通ってなんだっけぇ?」

『爆豪が緑谷を探してた理由は知らないが、無事ならよかったな』

「出たよ天然、そこじゃねーだろ」

『?緑谷と無事会えたんだから良かったよな爆豪?』

『うっせぇわ!〇ね!』

『むむっ、口が酷いぞ爆豪くんっ!同じクラスメイトとして有るまじき発言だ!慎むよーにっ!』

『うっせぇわ、うっせぇわ、うーーーーっせぇわ』

『爆豪くんっ!!!!!』


2人の体勢に文句をいいつつも事態が悪化しそうなので此処は話を戻そうと互いに向き合って座る幼なじみに切島は咳払いしてから話しかけた。
その瞬間は皆が「勇者!」っと感涙した。



「んで? なんで緑谷はあんなに必死になってたんだ?」

「へっ!? あ、そ、それは…そのぉ…いつも届くヒーローニュースで…【雄英高校期待の新人】爆心地(名前未定.(仮))が終了のお知らせってきてて…かっちゃん、あんなに強くてセンスもピカイチなのにっ…」

「おっ、爆豪が照れてる…」

『うっせ、見んじゃねぇよ埋めんぞ』

「こわっ! それで、続きは?」

「うん、かっちゃんが爆心地辞めちゃうんじゃないか…って僕、ぼくぅ」

『はっ、ぶっっっさ(笑) 泣くんじゃねぇよクソナード。此処にいんだろ? てめぇこそあんなに追いつくだのオールマイトになるだの叫んだ癖にぬぁに!終了お知らせしとんじゃ!』



2人の会話の様子に5人は首を傾げながら会話を聞いていた。
終了だの、ニュースだの…やっぱり恋人同士は互いのニュースもチェックしているのかっと思ったのもつかの間(上鳴は爆豪に恋人じゃねぇっと爆破されました) 実況も言い方気をつけようと2人の間に割って入った。



「本当に心配したんだよ? 嘘だよね終了なんて」

『ったりめぇだろ。こんな手間かかる幼なじみを放置しねぇっての』

「かっちゃん!」

『デクっ!』


ひしっと抱きしめあった瞬間に、他の生徒がぞろぞろと共有スペースに入ってきたので1度離れて隣同士に座り直していた。
そこはちゃんとするんだっと呟いた上鳴は学ばないのかまたも黒焦げになった。

「でも、なんで終了?」

「僕も全く身に覚えないや」

『…ふんっ』

『…何があっての終了…か』


とりあえずニュース確認するかっと瀬呂が携帯を弄ってた瞬間に共有スペースに入ってきた面々が7人の後ろを通り過ぎながらある単語を話した。


「もぉ〜びっくりしたんよ? 発売直ぐにデクくん終了やって!」

『お茶子ちゃんも行ったのね、私も近場にいったのだけれど…既に終了していたわ…』

「それもそうだよね、発売開始ならものの数時間で終了の知らせだもん。仕方ないよ」

「その口ぶりやと、響香ちゃんも行ったん?」

「…まぁ、デクのフィギュア、だし?」

『私も、ヒーローショート、インゲニウムと近くにデクを並ばせたかったですわ…ですが、残念ですが』

『見つからなかったのね、ケロケロ』


そんな女子の会話に聞き耳立てていた上鳴は急いで彼女達に話しかけた。



「なぁっ!今の話し、なに? 終了って?????」

「うっわ、びっくりしたぁ〜話し? さっきの?」

「そう、今さっき麗日とかが話してた終了の…」



やっと理由がわかるかもっと身を乗り出した7人は先程の会話をしていた少女達に視線を送った。
すると後ろから別の声で答えを出してきた。


『それって、今朝のニュースでトレンド入りした〇番くじの話し?』

「おいらもよぉ、ウラビティとFLOPPYのフィギュアをおかず用に引こうと並んだんだけどよぉ、ものの開始数分でデクと爆心地だけ終わったんだぜ引き強かよって思っちまった」

「尾白達も引いたのか? 実は俺もよぉ…近くに丁度〇Mコンビニあったからさー口田と葉隠たちと行ったんだけど…」

『サトウ君が引く前に2人のフィギュアだけ終了したんだよねっ! あーあー、私も爆豪くんと緑谷くんのフィギュア欲しかったァ〜』


姿が見えないというより、制服だけが動いてるように見える彼女の言葉に7人はぼーっとしていた。
〇番くじ? 終了? フィギュア? 散々と出てくるナード語にさすがの爆豪も切れるが、教えてくれたクラスメイトを殴ることが出来ずにそのまんま椅子に座って聞き耳を立てていた。



「なら、結局…終了って…クジの話だったの ?」

「そうなるなぁ…ってか爆豪?」

『あ? 答えみっかったら居座る理由ねぇだろーが』

「そうだけどさ、真相はそこじゃないだろーが 」

『んなもん、聞いとけるか。寝る!』

「えっ、あ…おやすみかっちゃ…ってうわぁ」


いきなり首根っこ掴んでくる爆豪

いきなり首根っこ掴まれた緑谷

そんな2人の光景をスペースで見ていた人達は次の出方を伺う。


『あー、なんだ…行くぞデク…起きた時てめぇがマジで終わってたらシャレになんねぇ』

「…かっちゃん! ふふ、大丈夫だよぉ〜僕、かっちゃんの傍に行くまで終了しないよ」

『終了させねぇって言ってんだろーが(BoooooM)』


なんやかんやで話し合う2人を見つめつつ、皆が話を戻した。


「結局、そのクジの終了って?」

「あ、うん。えとねー、開始ものの数分、長くて数時間だけど…どこの店もヒーローデクとヒーロー爆心地フィギュアが全て出終わって終了のお知らせが朝イチとかに流れたんだよねぇ〜」

『もちろん、僕は緑谷くんを買いに走ったさ☆ でも、僕のキラメキを持っても手に入れられなかったよ☆』


その〇番くじですぐさま終了したせいのお知らせニュースに踊らされていた2人は真っ赤になって、皆の前で互いを心配したことを叫んで発散した後に、「うるせぇぇぇぇぇぇ」っと相澤先生に怒られることとなる。









END
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