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初恋戦争






【先程の爆豪と別れた後の爆豪一派】




「なぁ、緑谷が浮気したのになんで爆破しねーんだ」
「俺は絶対すると思ったし、別れるかと思ったんだけど?」
「じつは緑谷がベタ惚れじゃなくて、爆豪のがお熱だったとかか?」


ヒソヒソ話しながらも、3人の携帯に入った連絡で、またも3人は目を丸くして立ち上がり、連絡が入った場所へと走り出した。




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【初恋戦争・爆豪派閥 & 路地裏組 視点】




「おーーーーい、轟、飯田ーーー!」
「あ、こっちだ切島くん!」
「連絡見たぜ!どういうこったアレは」
「話せば長くなるんだが、緑谷と爆豪の意見が食い違ってて、俺達にもさっぱりなんだ」
「轟くんはいつもさっぱりだと思っているぞ俺は」
「失礼だな、飯田。」
「いいからいいから、んで? この内容は?」



5人で集まると、ひとつのテーブルに案内されて1人ずつ飲み物を頼んだ。
酒も入っている上鳴はおつまみも頼んでから水を飲んでいる。



「…実は、爆豪が浮気してるって緑谷に聞いたんだ」
「俺たちは逆だ、爆豪から緑谷が浮気してるってきいたぜ」
「そこでだ、二人は互いに愛し合っているのに、浮気をしていると思っている、それは何故だろうか」
「それを俺と飯田で調べたのがこれだ…」


スっと差し出してきた写真を見せられると、切島と瀬呂と上鳴はまじかよっと言いつつも納得したような顔をした、「てか、緑谷の相手ってそのまんまって感じだよな」っと呟いているし、もう1枚を見れば「やっぱり爆豪って、結構カワイイ系が好きなんだな、あとおっとりした奴」っと勝手に趣向を決めて話をしている。


「でも、これって、互いに浮気って事になっから、許す許さないとかじゃなくて、話し合いで解決すんじゃねーの?」
「あぁ、ただ…これを互いに見せて、喧嘩どころか街がひとつ吹き飛ばされる可能性も無くはないだろう?」


あーっとプロヒナンバー1位と2位の2人を思い描くと確かにっと納得してしまう。そこで、集まった理由がもう少し身辺調査をしてみるのはどうかと言う話になったのだ。 なぜなら、相手が相手だからなんとも答えが出しづらかったのだと皆は語った。



【数週間後】



「これ、どうやって緑谷達に伝えんの?」
「家乗り込むとか?」
「2人が居る時間帯に邪魔するのはどうだ?」
「確か、緑谷が残業じゃない限りは飯は一緒に食うって言ってたよな爆豪」
「あぁ、緑谷くんもそれが毎日の幸せだと語っていたぞ」
「早く、仲直り出来るといいな」



轟が気にしない感じに仲直りを言い放ったところで俺らの携帯に各自に連絡がはいった。 連絡の相手はもちろん、今の話題の2人だった。
あー、これは俺ら死んだなっと思って、全員でメッセージを開くと…やはりかっとなった。




「デクの浮気を徹底的に攻めるから家来いや!」

「かっちゃんの浮気を明らかにしたいから協力して!」



その2つのメッセージに俺らは頭を抱える羽目になった。




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