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君との7日間戦争-恋愛-





「…おはよう、かっちゃん」

「…おう」


次の日、僕らはあのあと普通に自分たちの部屋で各自で過ごして各自で朝まで過ごした。 朝起きていつもの訓練をする為に着替えて外に出たら先にランニングを済ましてきたであろうかっちゃんが汗を拭いながら横を通り過ぎた。


「…かっちゃん、聞きたいことがあるんだ」

「…後で部屋こい」

「わかった」


短い言葉と共に彼の横をすり抜けてランニングに出かけた。
晴れ渡る空を見上げながらスッキリした気持ちだった。



「戻ってきたらさァァァァァ!この仕打ちなにっ!」

「あ? 何がだよ?」

「朝から君と2人で風呂に入る意味って!?」

「汗流す為だろ?」

「そうだけど、僕は君が好きって自覚しまくったあとなの!」

「だからどーしたよ」

「あー、もうっ!わかってるのに聞くなよ、デリカシーないぞ」


キッと睨みつけたらかっちゃんはニヤニヤと笑ったまんま僕の傍にきて僕の手を掴んで体を触らせてくる。 ドキッとしつつも彼の空いた三ヶ所の穴に心が少しだけ痛んだ。


「ふっ、わかり易すぎだろ…気にしてんなお前」

「だ、だって、か、かっちゃんの傷って全部…そのっ、僕が…」

「そうだな、お前に傷つけられたとこばっかかもな、最後のも…一応、お前の後ろを着いてった証ってやつだしな…」

「うぐっ…」

「でもよ…悪くねぇぜ? てめぇを守った傷ってな」


そんなイケメンな事言うからモテるんだよ君はっと頬を膨らませつつ裸の彼から離れて風呂場に向かった。
風呂場でペタペタと彼の体を触って観察していると、「クソきめぇ、触んな」と言いながらも退かせない彼の優しさにふっと笑みが零れた。



「んで、あのぉ…この状況は?」

「あ? 部屋来たかったんだろぉが」

「そうだけど、こんな事の為じゃないもんんんん」

「あ? 四の五の言わずに身体を差し出せやァァァァァ」

「嫌だァァァァァ!」


僕と彼の攻防は続いて、壁はそこまでは薄くないが、ドアから聞こえる声で誤解した周囲の友人たちが助けに駆けつけてくれたのは申し訳なさでいっぱいだった。
面倒くさそうに立ち上がった彼は、扉をあけてどさどさと落ちてきた人数に「テメェら」っと額を抑えていたが、僕は助かったよーっと聞き耳立ててた友人たちにお礼を述べた。



「んで? なにしようとしてたん爆豪くんっ!」

「無理矢理はよくないわよ、爆豪ちゃん」

「そうだそうだー!無理矢理は純愛に反するー!」

「私たち女子軍が許さないんだからねぇ!」

「流石に無理矢理はさ、爆豪も男だからわからなくはないけどさ…やめなよね」

「爆豪さん、見損ないましたわ…2人の仲を信じていたのに」

「…………なんっの、話をしとんだてめぇらはぁぁぁぁぁ!」



あーっ、やっぱり誤解してたかっと僕は横耳で聞きながら共有スペースにて男子に囲まれていた。 かっちゃんは逆に女子にお説教されていたが、内容が内容なので、ブチギレている。 そういうとこは元々の性格だからか変わらないだろうっと僕は視線を逸らした。



「マッサージ?」

「アイツが最近身体痛めてんのに言わねぇから、してやろうと思ったんだよ」

「そうでしたの…なら、あの嫌がり方はいったい…」

「あ? アイツが勝手にあんだの、んっだの馬鹿みたいに声がでっからやめてって言っとっただけだわ、あー…めんどくせぇ」

「ばっ、やめ、…ほんっとに、デリカシーないなぁ、君は!」

「あぁ? 人を強姦魔扱い方しといてよく言うわ…マジでねぇ」

「流石にデクくん、酷いんちゃう?」

「あっ、う〜…だって、かっちゃんの触り方良すぎて…うぅっ」

「(イラッムラァ!)来いやてめぇ!」

「ふぁ、かっちゃんやめてぇぇぇぇぇ…」

『お幸せに〜』


などと手を振られながら彼の部屋に逆戻りされた。
あのあとめちゃくちゃに気持ちいいマッサージしてもらいました。好きってなった。



これが君との戦争れんあい4日目の物語。





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