短いの
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ベッドに横たわって眠るプロデューサーさんに近寄って、すぐ隣に横になってキスをした。
「…………」
「………あ、起きてたー?」
プロデューサーさんの目がふっと開いて、あれ、それとも、起こしちゃったかなー。
「…………………」
プロデューサーさんはじっと僕を見ると唸りながらベッドにうつ伏せになり顔を突っ伏した。
「なにー?」
「そらさん…………かおがかっこいい…………」
何言ってるんだこの人は。
「顔なんか毎日みてるでしょー?」
「関係ない…かっこいい…」
恨めしそうにじとっとこっちを見てくる。
「想楽さん……そんなに若くてかっこいいのに、私みたいなおばさんといていいんですか」
「…ふっ、自分のことおばさんと思ってるのー?」
思わず笑ってしまう。
笑われたプロデューサーさんは怒ったようでバッと体を起こした。
「はっ、はあ〜〜〜〜〜???!!あなたから見たらおばさんでしょ!10個もちがうんだから…!」
「えー?じゃあ、クリスさんはおじさんー?」
「ちょ……クリスさんと比べないでくださいよ…!あの人はおじさんになったってキラキラ王子様みたいなまま元気に海に行ってますよ…!」
「まーそうかー。じゃあ雨彦さんはー?」
「雨彦さんは…」
プロデューサーさんはまたベッドにボスッと倒れ横たわった。そして不適な笑みで、
「雨彦さんは、片足つっこんでます。」
「ふふっ…それ聞いたらショックだと思うなー。」
「だって、山下さんなんか、自分のことおじさんって言ってますしね。」
雨彦さんと同い年の次郎先生の名前を出して笑う。
「まあ、山下さんも自虐的すぎますよね、自分のことおじさんって、呼ばなくてもね。」
ふふふ、とプロデューサーさんは笑いが抑えられないようだった。
「そうだよー。だからおばさんとか言わなくてもいいんじゃないー?」
「でも、19歳から見たらみんなおじさんおばさんでしょ。」
「そんなことないけどー、」
むっとした顔。さっきまで笑ってた顔も愛おしくて、おでことおでこをくっつけて見つめた。
「まー、じゃあ、僕がおじさんになるの、隣で見ててー。」
唇が触れ合うとまた嬉しそうに笑った。
「ずっと見てますよー、想楽さんのことは。」
楽しそうにくすくす笑っているプロデューサーさんを抱きしめ、腕の中に閉じ込めた。ぐるっとプロデューサーさんを仰向けにすると「わあ」と声をあげた。上からキスを降らせるとくすぐったそうに顔をしかめ、腕の中で身をよじらせた。そのまま僕らはベッドに沈み込んでいったのだった。
「約束だよーなまえさんー」