肉食系女子
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例の、政宗様のクラスメイトだとほざきなぜか今日一日この伊達の屋敷に泊まることになったらしい女(『らしい』、というのも俺だってついさっき政宗様ご本人から教えて頂いたばかりだからだ)の部屋の前を通りかかった時、なんだか不思議なメロディが聞こえてきた。
「ふんふふ~ん」
「………?」
ただのでたらめな鼻歌のようだが。…いや、どうやら違うようだ。よくよく聞いてみれば所々歌詞がある。しばらく聞いているうちに、なんとなくその内容が気になってしまい、いけないとは思いつつも気が付いたら女の部屋の襖の前でそっと耳をそばだてている自分がいた。(なにしてんだ俺は。)
「……………。」
「…る~るる~」
「……………。」
「…るるる~」
(……聞こえねぇな。)
更に注意深く耳を澄ませた。
「……………。」
「~…ダンディー、片倉、いい男ォ~」
スパンッ
「ってめェ変な歌うたってんじゃねぇえええ!!!」
「ぎゃぁぁああああ!??」
こんなとんちんかんな野郎が政宗様の御友人だァ?んなわけねぇ、んなことがあっていいわけがねぇ…!
「……ッラァ!!!」
「んぎゃぁああああああああ!!!!」
気が付いたら俺は、あろうことかただの一般人の女にプロレス技をかけ容赦なく部屋の隅まで投げ飛ばしてしまっていた。
「おいおまっ…!なにしてんだ小十郎…!!」
「…は、すみませぬ…つい手が。」
「………………(“つい”でジャーマンスープレックス……)。」