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「トリック オア トリート」
「いや、何してんの」
「トリック オア トリート オア Death」
「なんなのお前。死にたいの。」
「お菓子くれなきゃ悪戯しやすぜ」
「それもはや悪戯っていうレベルじゃねぇだろ何だそのバズーカは。しまえ。」
「待ってくだせぇ土方さん、ここのレバー引くとものすごいスピードで飴玉が飛び出すんですぜ。」
「だから?!そこだけ無駄にハロウィン仕様なのな。どっちにしろ危ねぇからしまえ。」
「ちぇっ」
「…………」
「…………」
「………なんだ、まだなんか用か。」
「夜勤お疲れ様です。」
「…何だ改まって。」
「そんな土方さんに俺からプレゼント。」
「……は。」
「夜勤でお疲れの土方さんのために、あんたの布団の上にあんたの好きそうなお菓子を置いておきやした。」
「はぁ?お菓子ってお前………」
「…………」
「!………そういうことは早く言えよ。」
「…たまにはこういうのもいいかなと思いやしてね。勿論、本人の許可はとってありやすぜ。」
「!総悟…、」
「…………」
「お前……」
「……なんてなぁああ!死ねェ土方ぁあああ!!」
爆音。
「っうわ!なんですかこれ!!」
翌日、屯所の廊下に散らばる無数の飴玉。
「あぁ、すいやせん。それ俺がやりやした。」
「えぇ?!何をどうしたらこうなるんですか!?」
「ほら、昨日ハロウィンだったから。」
「ハロウィンってこんなにアクティブな行事でしたっけ?!」
「まあいいじゃねぇですかぃ。それより……。」
「…?それより?」
「あんた、今すぐ土方さんのところ行ってあげてくだせぇ。あの人、昨日はしゃぎすぎて多分今頃自室で寝込んでるでしょうから。」
「えええ子供かよ!」
「ほら、いいから行った行った。」
背中を押され、わけがわからないまま走りだす。
それにしても沖田さん、すごく楽しんでいるように見えたのは気のせいだろうか。
2009.10.31
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