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「好きです。」
「何が。」
「大石さんが。」
「俺?」
「はい。」
「…冗談だろ。」
「冗談なんかじゃないです。私は本気です。」
「余計たち悪いよ。お前何考えてんの。なんで俺なわけ。」
「私もよく分からないんですけど、嘘や冗談で言ったわけではありませんよ。そこだけは信じてください。」
「……へえ。」
「…………」
「……悪趣味だね、お前。」
「はい、私も。そう思います。」
「…………」
「でも、ちゃんと好きですから。大石さんのこと。」
「………ああそう。」
「それだけ伝えておきたかったんです。」
「…………」
『緊張しました。けど、やっと言えました。』と照れたようにはにかむ女に対し、なんだこいつ可愛いな、とか思ってしまった俺も大概悪趣味かもしれない。
2010.2.6
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