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※かなりふざけておりますので、本編とは全くの別の物とお考えください。ザビー様が出てきます。
奥州独眼竜の居城を攻め込んだはいいんデースガ、ずったずたのぼーろぼろの返り討ちにされ無っ性~にイ~ライラしたので適当にその辺にいたちっさいガキをさらってミマシタ
ラッキーなこーとにこのクソガキ、あの片倉なんちゃらの娘らしいのヨ~ちょーラッキーザビ~
ってわーけで、詳しいことはよくわーかりませんが取り敢えず人質にしてミマシタ~
伊達政宗には手紙で知らせたからにそろそろこっちにすっとんで来る頃なんじゃないデ~スカ?飛んで火に入る夏のムシってまさにこのことヨネ~やつらの目の前でガキ捌いた後揃って首チョン切って仲良く道端に捨ててやりマ~ス!楽しみデ~ス!
ただ、このクソガキちょー手ぇかかるのネ~ ザビーの野菜食べようとしないんだヨまじウザイ何様!
「こじゅの野菜じゃなきゃイヤだ」
「ホント面倒くさいネおまえ~」
仕方がなーいデース
人質が死んだら元も子もないデスか~らネ~
「奥州から野菜取り寄せまショウ」
「イエス、ザビー!」
ピンポーン
「はーいイラッシャ~…んー?誰デースカあなた?…天狗?」
「奥州より遠路遥々野菜たちを届けに来た、デリバリー奥州の片倉だ。開けろ。さもなくばてめぇを叩き斬る。」
「ええええええアナタいやに高圧的デスネ心底ウザイ…。まぁいいデス、開門~」
ギギギギギ
「…ガキはどこにいる。」
「あの扉の奥デ~ス でもアナタには会わせられませ~んネ~正直アナタめっちゃ胡散クサイ」
「どの口が…いや、なんでもねぇ。それより、一ついいことを教えてやろう。奥州で取れた野菜はな、ガキが一人で勝手に食おうとすると爆発する。」
「爆発?!」
「だが安心しろ、俺が食べさせれば問題はねぇ。俺は野菜の神の遣いだからな。」
「意味分かんないデース…」
「…取り敢えず、俺が食べさせれば問題ねぇんだ。あいつに会わせろ。」
「さっきから随分偉そうデスねアナタ…会わせてやるからさっさと帰ってクダサ~イ」
「チッ…言われなくてもな」
「?なんか言いマシタ?」
「いえ、」
「ガキはあそこにいるからさっさと野菜食わせちゃってクダサ~イ ワタシはちょっとお出かけしてくるヨ~」
「おう。……………おいガキ、」
「んぁ?……………!え、こっこじゅムガモゴ…!」
「……ザビー様、こちらの気色悪…、面妖な西洋野菜はどちらへ置いておけば宜しいか」
「どこかその辺ほっぽっといてクダサ~イ」
「承知。」
―翌日
「やられマシタ…」
クソガキを閉じ込めていた牢を覗けばもぬけの殻。野菜もなければデリバリー奥州の片倉とやらの姿もない。これは完全にしてやられマシタネ~ ガッデム!
「こじゅ助けてくれてありがとう大好き!」
「てっめぇは…… もう少し危機感っつうものを持ちやがれ!自分で自分の身を守れなくてどうする!」
「うん!」
「『うん!』じゃねえ!」
とかなんとか言いつつお嬢さんを無事取り返せて心底安心している片倉氏なのでした。
~めでたしめでたし~
2011.4.5
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片倉さんと天狗の繋がりについてはドラマCDが元ネタ
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